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一夜: 隠蔽捜査10
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一夜: 隠蔽捜査10の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全75件 1~20 1/4ページ
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著名な小説家の誘拐事件が発生。神奈川県警刑事部長の竜崎は、ミステリー作家の助言を得ながら事件解決に挑む。 本作品では、事件解決のためにミステリー作家の協力を得たり、県警本部長や小田原署の署長をはじめ周囲への気配りを所々で見せるなど、以前に比べるとずいぶん人間的に丸くなった主人公竜崎が描かれている。 大学をやめたいと言い出した息子に対しても、以前であれば絶対に認めはしなかったであろうが、「それは俺が決めることじゃない。俺はあくまで東大にいたほうがいいと思う。だが、大学に通うのは俺じゃない。だから好きにすればいい」と、意外な返答をしている。 さらに、息子の件で話をする中で、妻の冴子が竜崎に「子供の頃から警察官になりたかったの?」「きっかけは?」と尋ね、竜崎が東大に入り警察官になろうと思った意外な理由が明らかになる。 原理原則を優先し堅物で世間知らずな人間であるにもかかわらず、なぜかしら周りに竜崎ファンが増えていく。忖度することなく本音で話をし裏表のないまっすぐな竜崎の性格に惹かれるのだろうか?作品を読んでいる者もそんな主人公に知らず知らずのうちに魅せられて竜崎ファンになってしまう。今回の作品では、ミステリー作家の梅林や小田原署の副署長もいつの間にか竜崎のファンになっているように思われる。 私は『隠蔽捜査』シリーズを最初から続けて読ませてもらっていて、新しい作品が出るのをいつも楽しみにしている。この『一夜』も、相変わらずストーリー展開の流れがよく内容もわかりやすい。文章も読みやすいので、楽しみながらサクサクと読み進んでいける。 本作品単独で読んでも十分楽しむことができるが、できればシリーズの最初から前作までを読んでからこの作品を読むことをお薦めしたい。さらに面白さが増すと思う。 | ||||
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話の感じはいつも通り安定していて良いけど、半分くらいで犯人は大体の人が分かってしまっていだと思います。 それを警察がいつまでも分からないでいるのが、ちょっとわざとらしくかんじました。 まぁこのシリーズの重要さはそこではないから構わないのかも!?しれません。 | ||||
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原理原則に基づいた鮮やかな竜崎さんの言動がこのシリーズの最大の魅力。 周囲に東大卒のキャリア官僚などいませんが、こんなキャラクターはどのくらい 存在するのだろう…と考えてしまう。 可愛い?伊丹さんも推しです。 | ||||
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物語の半ばで筋読みが出来てしまう展開で、著者作品独特のスリリングな捜査の進展の楽しみは味わえない一方で、神奈川県警と警視庁の竜崎*伊丹両刑事部長間の協力は本シリーズを通読しているファンとしては楽しく読めた。一方で、著者は捜査協力者であるミステリー作家に自らを重ねており、余りにカッコ付け過ぎの感がある。 | ||||
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今野敏の著書はギガース以外は全て読んでおり、当然隠蔽捜査シリーズの過去9作全て読んでいる。 この10作目となる「一夜」も、最初からストーリーにすんなり入り込め、寝る時間を少し削ってでも先を読みたいと思わせる力量で、あっと言う間に読み終えてしまった。 そう言った点では、さすが今野敏といった所。 では何故星が最低評価なのか。 自分は今野敏に限らず、小説の主人公などに感情移入する事は一切無いが、隠蔽捜査シリーズの主人公、竜崎伸也は、多くのシリーズを持つ今野敏の小説主人公の中でも非常に人気が高いらしい。 しかし、竜崎伸也のファンは、本作で非常に疑問を思ったのでは無いだろうか。 竜崎伸也は原理原則を重んじる。だから、世間をにぎわす事件を担当しても妻には捜査情報を一切漏らさない。自分の妻に対しても原理原則を貫くわけだ。隠蔽捜査シリーズの過去の作品を読んでいる人は、竜崎伸也と妻との会話で、「捜査情報は漏らせない」と言っているのを記憶に留めて居る人は多いと思う。 ところが本作では、事件の被害者である作家の友人である同業の作家に対し、いとも簡単に捜査情報を話してしまっている。更には本シリーズではお馴染みの伊丹刑事部長が情報提供者(と言っても、実はほとんど情報を提供していない)の作家のファンだと知ると、いとも簡単に伊丹がその作家と会う手筈を整えることを快諾している。 捜査本部の課長が、「探偵気取りの作家に何が出来るんだ」と言うセリフを吐いているが、過去のシリーズでも、竜崎伸也は警察の組織としての力を信じ、個人の力は多勢に無勢と考えている。 「探偵気取りの作家は警察の組織力の前では全くの無力」と考えるのが竜崎伸也だったのでは。 更にこの作家は竜崎伸也と会った際に「私を捜査本部に加えてください」と依頼する。勿論却下はするが、再度「いつから捜査本部に来ればいいですか?」と竜崎伸也に尋ねている。 仲間の作家が事件に巻き込まれ、悪い意味で浮足立っているこの作家に対し、毅然とした態度を取るのが本来の竜崎伸也の姿勢だと思う。 また、このシリーズではほとんどが事件と同時に竜崎伸也の家庭内の問題も起きる。捜査本部で事件に向き合い、家に帰ると家庭内の問題に向き合う。 今回は、息子の大学自主退学が家庭内で起こった問題なのだが、公私を弁えるのが竜崎伸也のキャラクタ設定のはずなのに、捜査本部に加えてくださいと軽々しく言う作家に、息子の大学退学に対して助言を貰おうとしている。 そして全ての事件が解決後、伊丹刑事部長を誘って三人で食事に行くというのだ。今まで培ってきた竜崎伸也のキャラクタ設定が完全にブレてしまったと言わざるを得ない。 それが評価を最低にした理由。 また、今野敏の警察モノは、当然事件が起きる。しかし犯人が誰かは全く重要では無い。しかしそれがわかっているにしても、あまりにも今回の事件の真相は早々とわかってしまった。 自分はミステリなどはすっかり騙される方が好きで、トリックを暴こうとして読み進めることは一切しない。 しかし、いくら何でも本書の事件は事件の真相を想像しないで読み進めようと思っても、すぐに想像できてしまった。 そこも評価を落とした理由の一つ。 | ||||
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早くも次に期待しています。 | ||||
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このシリーズの大ファンで、ハードカバー、文庫とも持っています。 しかし、今作はちょっと物足りない感が拭えない。 今まで、都合4度以上は読み返し楽しんできましたが、 多分今作は読み返さないと思います。 | ||||
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高齢になり本を読むのが億劫になってきましたが、これだけは読める。 | ||||
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いつまでも警察官僚組織内のくだらない鞘当てや軋轢ばかり書いていないで、鹿児島県警の事件の闇に斬り込むような分厚いストーリーを書いたらどうか? 人事だけなら、経済小説に遥かに面白いものがある。 小物人物だけの小説にはウンザリだ。 | ||||
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相変わらずのスピード感があり、あっという間に読了してしまいました。一部物語を引用するのであれば、私は今野敏先生のファンですね。 さて、物語の中に逮捕状の緊急執行についての記述がありましたが、これは「逮捕状が既に発布されている者に、すぐにその場で逮捕状を示すことができない場合に、逮捕状が発布されてる旨を本人に告げて逮捕することができる」もので、作中に出てくるような逮捕状の発布を見越して、事前に逮捕を行うことは現実にはあり得ないこととなり、違和感を感じました。 令状主義の原則に反して、令状なく犯人を逮捕することができるのは、我が国では現行犯人のみ。 今野先生の作品はリアリティを追求されている内容なので、ぜひ次作以降に解釈を改めてこれからの隠蔽捜査シリーズに繋げていただけたらと感じました。 | ||||
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竜崎が偉くなって、逆らう相手が少なくなりましたね。 ソロソロ新しいキャラクターが必要では? | ||||
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事件自体はほどよく展開が読みやすく、読み手を飽きさせず、小説の世界に没入させてくれる。 著者の登場人物の言動やその描写の挟み方が好き。 | ||||
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相変わらずの流れが良い そして何より、竜崎が世間に無頓着なのに、 何故か味方が増えて行く。 次回作も期待したい。 | ||||
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まさに息子が言うように、家庭内でも職場でも 竜崎はぶれない。 遠くに目標を持って着実に物事を成し遂げていく。 作中の純文学と大衆文学のアプローチの差も興味深かった。 作者の思いかもしれない。 周囲の人物たちがいつも良い味を出している。 副署長、一課長たちは竜崎にぞっこんであるに違いない。 捜査が終わり、現場を署員の敬礼で送られて離れていく様にはぐっとくるものがある。 ミステリー作家が協力するなどと言う前代未聞の出来事は、多分に作者自身の願望もあるかもしれないと感じた。 | ||||
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作品面白い。 | ||||
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文学作家の誘拐事件を推理作家とのコラボで解決していくという今までにないシナリオで大変面白かった。いままでは警察内部の硬さがありそれも面白かったが、今回の10作目は新しい方向性がみられて次回作がさらに楽しみになった。警察の硬さにも推理作家風の趣味は大切ですね。推理探偵小説好みの読者にも是非一読していただきたい一冊です。 | ||||
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署長時代とは立場も変わりましたが、竜崎さんはやっぱり竜崎そんですね。夢中になって呼んでしまった。次回作が今から楽しみです。 | ||||
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単純なプロット、ストーリーを成立させるために登場する小説家の梅林、梅林と竜崎がどうして接触するかの動機も不明。短編のストーリーを無理やり長編にしたみたい。 そして一番ひどいのが、情景描写、心理描写がほとんどなく、会話だけで進めるストーリー。小説ではなく、台本みたい。 薄っぺらい内容を、会話と改行でページ数をかせごうとしているのだろうか。著者の初期の作品は好きだったけど、最近は安易な金儲けに走っているのでしょうか。 | ||||
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今野敏ワールドを今回も満喫できました。 犯人を追い詰めて行きながら、家族の悩みが出現しどういう話の決着を迎えるのだろう?と気を揉みながら読んでたら、周りを巻き込んでのハッピーエンド。 一気に最後迄読んでしまいましたが今日は寝不足。気を抜かずにプチ旅行へ行ってきます。 | ||||
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今回は前半のスピード感の無さが、シリーズ初ですが途中で読むのを止めようかと思えた。 シリーズ全作品を読み続けて来た中で、前作はイマイチに感じ、今作は今野敏特有の、イマイチな本はダラダラ会話が続くだけの作品に感じました。終盤だけらしさが出て読み終えて良かったと感じましたが、面白くはなかったです。 | ||||
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