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鵼の碑
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鵼の碑の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全112件 21~40 2/6ページ
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長年待ち続けた新作です。読み終えるのが勿体無いくらいに内容は大満足! しかし、配送の人の態度の悪さはどうにかなりませんかね? あそこまで、ぶっきらぼうで、態度の悪い人は見た事がない。 愛想が無いとか、そういったレベルでは無くて、人として何か欠けている感じです。 まぁ、今後はAmazonを利用しない事に決めたので、もう、会う事も無いでしょうけど。 | ||||
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蘊蓄があまりにも多くて、「これ本当に必要なの?」と感じてしまう。それがこの著者の持ち味なんだけど、とうとう辟易してしまった。 なので、ほとんどを飛ばし読み。最後だけ読んだ。それでも十分意味がわかる。 昔はこの蘊蓄がたのしみだったが、余りにもしつこくて嫌になった。これは個人の感想です。 | ||||
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最後の最後で明確な名前が出てきてムフフ♡となった。 | ||||
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1.やっと会えたよ、京極堂 邪魅の雫から、17年目の京極堂シリーズの新作なんだそうです。 17年! この17年の間私の人生も色々なことが起こりました。婚活してうまくいかずに諦めて猫を飼いはじめ、引っ越しをして職場を変わってそちらもうまくいかず転々として、私の父も祖母も亡くなりました。東日本大震災もあって、先日の北陸の震災もありました。 京極夏彦氏の小説はどれも好きですが、京極堂シリーズは特別です。 振り返ること20ウン年前の大学時代。 初めて姑獲鳥の夏を読んだ時の衝撃は忘れません。面白くて面白くて朝までページを捲る手が止められませんでした。 これと、森博嗣氏の全てがFになるは、私の人生に大きな影響を与えた2大小説です。 京極堂のようになりたいと思いつつ、なれないと思いつつ生きてきました。 生きて続編が読めてよかった。本当によかった。 手にとって感じる、懐かしいこの厚さ!凶器の鈍器本! 残念ながらもう学生ではなく、一晩中読める身分ではないので、ちょっと読んではそれまでの話を忘れて戻り、また読んでという調子で、発売してすぐ購入したのに今までかかってしまいましたよ。 2.空っぽの鳥、山の終わり シリーズ的には9作目。 個人的には、宴でひと段落して瑕からは2週目で、2週目の3作目かなと思っております。 夏にフラフラしていた関口くんが瑕を見つけ、匣で木場があの女優に会い、雫で榎木津が昔の彼女に再会し、夢の次に現れるのは、空の鳥に残された碑。 舞台は山。日光。 榎木津の兄の経営するホテルがあり、やってきた関口は、劇作家久住と知り合いますが、彼はホテルの従業員・登和子が蛇を恐れているのを気にかける。 御厨に婚約者の捜索を依頼された益田は、恐ろしい虎の尾を踏むのを恐れる。 木場は貍たちに担がれ消えた死体の調査に。 中禅寺たちに助力を頼んで、東照宮周囲で発見された書物の調査に当たる築山は、光る猨に。 亡くなった大叔父の遺品の整理にきた緑川は、鵺の声を聞く。 そこに潜むものは、、、? 概念の密室とは面白いですね。密室の解体は山の終わりのようです。 3.お化けの墓、京極堂の寂しさ 私は京極堂=中禅寺秋彦が大好きです。 まあ、実際いたら付き合いやすいかどうかは、微妙かなと思いますが。 膨大な知識に、細かいところまで詳細に憶えている記憶力。人間への観察力に深い理解。これらを繋ぎまとめる推理力。現状を理解し決断し、作戦をたて割り振り解決する実行力。 一方で、倫理と法律を尊ぶ常識人であり、技術の進歩を近代化を変わりゆく世を受け入れる現代人でもあります。 彼は、論理的で理知的で、そしてとても公平で平等です。その人の生まれや先祖や性別によって人を区別も差別もしません。 ”僕の父は宣教師だよと中禅寺は云った。 「僕は祖父から嗣いだことになるが、曽祖父は養子だったようだしね。血統なんかない。大体ね、親が偉いとか先祖が凄いとか口にする奴は、愚か者か無能だよ。そんなものに依り掛からなければならない程中身がないとしか思えないけどな」”(p.543) 男性ですが、女は男より力が弱いんだから男のいうことを聞けばいいんだとかいわないし、女を胸のデカさで見ないので、それもとても好感が持てます。(小説ってどうして、男性は苗字で女性は下の名前で書かれることが多いんだろう、、、) 彼は言葉を操り、人を変え動かす力を持っていますが、その力を自分のためには使いません。いくらでも他人を操って利益をえられるのにも関わらず、です。なので、彼はいい人だと私は思っており、だから私は彼が好きです。 探偵役として、ほぼ完璧に描かれる京極堂は、物語のたびに、現れるお化けを祓い、無効化します。陰陽師として。大抵は仕事として。 しかし彼は、お化けが大好き、と答えています。 好きなお化けを自ら消していく、京極堂。それは矛盾なのか、それともそれすら織り込み済みなのか。 この巻では珍しく京極堂が自らの感情を示します。 「はい。僕はーー少し淋しいですが」(p.825) お化けが幽霊がいなくなることに、淋しいと彼はいうのです。 作者自らケリをつけた形になる山の最後。 なくなる山に、彼らの弔いを。 4.それでも、お化けは死なない こうして、江戸から脈々と生き続けたお化けたちは、戦後の昭和に解体されて消えてなくなってしまいました。しかし、令和の現代に、再度こうして蘇ります。読んでいる我々の中で、鵼が鳴きます。 結局お化けは死なない。何度でも蘇るのでしょう。 幽谷響もぜひ蘇らせてほしいものでございます。 | ||||
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いろいろ事件が起きるがほとんどが過去のもので緊迫感がない。 悪者がいないから、探偵の謎解きシーンにカタルシスがない。 しかし、相変わらず榎木津は面白い。 | ||||
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このシリーズは宴あたりからキャラ小説だと思っていたのでその観点では特に不満ありません 同世代のちっちゃいヒロインが出てきたのはいいですね 京極堂の妹では彼らの相手は荷が重いと思われる局面も多かったので 17年も経ってるからなのか榎さんのノリについていけなくなってる自分が悲しいw | ||||
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よくもまあ、これだけの物凄い文章と内容が……という、最初から最後までひたすらに、恐らくはこの方しか書けないであろうという京極夏彦氏の描く世界に圧倒され続けて終わる。そんな感じです。あはは。 | ||||
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写真にある様に、分厚いです。読みごたえがあります。京極堂シリーズで言えば普通なんでしょうけれど。 2023年9月に購入したのですが、色々忙しくやっと2024年1月に読み終わりました。 関口君が、結構頑張ってます。(^_^;) 終盤、中禅寺が「現代人たるもの科学的思考を以て世界を理解しようと云う姿勢を持つことは大事だろう。しかし、科学的思考と云うのはそれらしいことを丸飲みで信じ込むことでは無いんだよ」といいます。 まったくその通り。 医療の中でも、結構、科学を迷妄する人は結構多かったりします。 ちょっとそんなことで共感したりなんかして。 (*^_^*) | ||||
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六つの話が交錯する~ | ||||
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京極夏彦の京極堂シリーズを批評するのは難しい。全シリーズを 読んでいるが、誰が殺されて、誰が犯人なのかを覚えているのは数少ない。 もはやストーリーが好きなのか、文字を読むのが好きなのか分からなくなる。 そして新刊がでたら購入し読んでいる。多分これがミステリー 複雑に絡んだ登場人物、薄く絡んだシリーズのつながり(そのうち濃くなるか?) 魅力ある中禅寺と仲間たち(と言ってよいのか?)些細な事が後で重要になる面倒な構成。 今回の鵺の碑は、久々の京極堂シリーズであり重厚なボリュームに読む前に圧倒される。 だから初めて電子媒体で読んだが、正解だったのか? 面白いのか面白くないのかわからない、けど、私は好きです。シリーズがでたら また読むでしょう。疲れるけど。 | ||||
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凄く久しぶりの新刊ですが、相変わらず分厚いです。 1000ページ以上と表示されています。 しかし細かく章が分かれているので、少しずつ読むのにも適している気がします。 肝心の内容ですが、思い出の中の百鬼夜行シリーズそのままでした。 劇中の中で前作から間が開いていないこともあって、登場人物がイメージ通りのままです。 ちょっと困った人物もいますが、そういうのも持ち味ですね。 トリックに関しても目新しさはないものの、綺麗に完結しており納得がいくものでした。 後味の悪さは基本ありません。 ファンなら楽しめると思います。 | ||||
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こういうこと言ったらおしまいだけど、今回はもう言いたい。 京極堂が面倒くさい混ぜっ返しをしないで、関くんや四角い刑事さんの話しを聞いて交通整理してれば、十分の一のページ数で終わるんじゃね? 鵺の尻尾や頭などの部位になぞらえてグルーピングされた人々が、それぞれの謎に向かい合ううちに、軍の機密?にせまるように見える展開。で、モチーフにシンクロトロンではなく、サイクロトロンを持ってくるあたり、核物理に胸きゅんだったおいらにはドッキドキでした。 でしたが、 冒頭に戻る。 | ||||
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17年ぶりの新作。タイトルのみで待ちに待ちました。初めの心配は「前作までのストーリーや登場人物が思い出せるのか?」というもの。何せ17年前だし、遡って読み返せる分量ではないし。しかし、すべては杞憂に終わった。塗仏以降の作品としては、最高傑作だと思う。人物の相関もリーダビリティも圧巻。脱帽。次作もタイトルが発表されているが、出来るだけ早く手にしたいと願う。 | ||||
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塗仏依頼10年以上百鬼夜行シリーズ読んでなかったなあと思いつつ、話題になったのでついつい新巻で買ってしまいました。年を取り知識が増えたせいなのか、昔は雰囲気で読んでいたうんちく部分も楽しく進めることができました。関口、木場だけでなく、中禅寺も早めに登場し、もともとシリーズのファンだった人には嬉しい内容(榎木津だけは登場待たされましたが)。さすがに厚いですが、シリーズ読者ならこの厚さも想定内でしょう。 ちょっと巻末の参考文献をみるだけでも、より興味をそそられるラインナップとなっており、毎晩少しづつ期待値を高めながら読み進めていきました。結局読了まで三か月、真ん中ぐらいを過ぎるころには個別に存在していた謎が少しずつ絡まりあってきて、長編にもかかわらずずっと面白く、終わってしまうのがもったいないなあという気持ちでした。 そこで年始年末に残りは一気読みしようと考えたのですが、ラストの部分に差し掛かった時に私にとっての面白さが失速してしまい…。 【ここから若干ネタバレありです】 いつものとおり中禅寺による謎解き部分はあるのですが、その少し前に木場が推理していた笹村の正体の方が盛り上がったのでは…。真相は結構単純で、そんなところが「鵼」の正体と通じているといえなくもないかな?とは思うのですが。いや、真相自体に問題があるというよりも、盛り上げ方がいまいちに感じたのです。 人物関係が複雑すぎるため、謎解き中話があっちに行ったりこっちに行ったりしてしまう。複数の事件が並行して起こり…という展開はこのシリーズにおいていつものことですが、シリーズ前半の本を読んだ時に感じた「そうだったのか!」といった絡まった糸がほぐれていくような快感があまりなかったです。また戦後すぐという舞台設定の割に登場人物の原子力や戦争に対する感想がなんとなく現代的すぎるというか。セリフも現代的というか。とくに緑川加乃さんのキャラクターが凄い今風に感じました。 またせっかく参考文献に日本への原爆投下のきっかけを作ったことを生涯後悔したというアインシュタインが出てきていて、原子力と原爆の話で、相対性理論ぽい話が出てくるのだから、もっとがっつり絡むのかと思ってみれば、登場があれだけというのはなんかさみしいです。 いろいろ書きましたが、全体的には満足感ある読書体験でした。百鬼夜行シリーズはキャラ立ちが魅力なので、いつものキャラクターが出てくるだけでだいぶ面白い、良い意味で漫画的な魅力はあると思います。ただシリーズ初見の人にはやっぱり『姑獲鳥の夏』や『魍魎の匣』を薦めたいですね。私ももう一度過去シリーズが読みたくなりました。 | ||||
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見た目が、既に面白(重し)ろそう 休日に読むのが楽しみです。 | ||||
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奮発して書籍版(ハードカバー)を買ったのだが、なにせ重くて寝て読めない…ので、どうしたものか。出だしの数十ページは何とか読んでみたが、まだ話に引き込まれるところまで行っていない。淡々とした文章。『邪魅の雫』以降の作品は一切読んでいなかったので、17年のギャップは感じた。ともあれ、電子版でも買わなきゃだめかなあ。 | ||||
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17年振りの作品。読み手の私が年を取り、感性が鈍くなったのか、読了後の感想は、うーん、いまいちでした。私が一番好きなのは「魍魎の匣」なのですが、あのように、凄い!こんなオチがというような読後感が今回はありませんでした。でも、久しぶりの京極節は楽しめました。 | ||||
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愛媛新聞のインタビュー記事から。まぁそれは置いといて。どうも塗仏から方向が変わり猟奇伝奇怪奇では無くなり、生命の大切さを訴えるようになりました。京極さんも歳を老人になったからでしょう。そんなわけで、邪魅の雫がつまらなかったよ、という人。これもつまらないです。魍魎の匣や鉄鼠の檻が好きな人、キツいです。ちゃんとミステリーはしてるのですが、犯人探しをするのでは無いです。前回からあまりにも時間が経ちすぎて、シリーズキャラが当たり前みたいに出てきても「オマエ誰だよ?」みたいになります。 | ||||
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まぁいつものキャラが10何年ぶりに本作シリーズに出るというだけで購入しましたが、メインキャラの関与も弱ければ謎も薄くカタルシスも薄ければサブとしての薀蓄も弱い。 こうなると駄作判定になります。。。 憑物落としの相手も違うだろとw もうネタが思いつかないならキャラ本に振り切っての白黒装束対決とかでもいいかもね。それに探偵を絡ませ暴れさせたら活劇小説として面白いかも。今作は残念。 | ||||
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待望の最新作。出ていたことに気づいてなかった。 | ||||
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