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鵼の碑
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鵼の碑の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 1~20 1/2ページ
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やはり、宴の支度、始末が一つのピークだったような気がする | ||||
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何の悪意も裏もないので、後半のどんでん返しも伏線回収もない。あいこが続くという意味ありげな言葉も特に機能せずあっさりと謎が解かれる。憑き物落としもただの人生相談みたい。 ただ、陰湿な悪意がない京極夏彦さんの話というのは面白みはないけど辛さもなくて安心できた部分がある。後は登場人物と一緒に謎解きをしている体験も良かった(最後まで捻りがなかったのは予想外だったが) | ||||
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いろいろ事件が起きるがほとんどが過去のもので緊迫感がない。 悪者がいないから、探偵の謎解きシーンにカタルシスがない。 しかし、相変わらず榎木津は面白い。 | ||||
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このシリーズは宴あたりからキャラ小説だと思っていたのでその観点では特に不満ありません 同世代のちっちゃいヒロインが出てきたのはいいですね 京極堂の妹では彼らの相手は荷が重いと思われる局面も多かったので 17年も経ってるからなのか榎さんのノリについていけなくなってる自分が悲しいw | ||||
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塗仏依頼10年以上百鬼夜行シリーズ読んでなかったなあと思いつつ、話題になったのでついつい新巻で買ってしまいました。年を取り知識が増えたせいなのか、昔は雰囲気で読んでいたうんちく部分も楽しく進めることができました。関口、木場だけでなく、中禅寺も早めに登場し、もともとシリーズのファンだった人には嬉しい内容(榎木津だけは登場待たされましたが)。さすがに厚いですが、シリーズ読者ならこの厚さも想定内でしょう。 ちょっと巻末の参考文献をみるだけでも、より興味をそそられるラインナップとなっており、毎晩少しづつ期待値を高めながら読み進めていきました。結局読了まで三か月、真ん中ぐらいを過ぎるころには個別に存在していた謎が少しずつ絡まりあってきて、長編にもかかわらずずっと面白く、終わってしまうのがもったいないなあという気持ちでした。 そこで年始年末に残りは一気読みしようと考えたのですが、ラストの部分に差し掛かった時に私にとっての面白さが失速してしまい…。 【ここから若干ネタバレありです】 いつものとおり中禅寺による謎解き部分はあるのですが、その少し前に木場が推理していた笹村の正体の方が盛り上がったのでは…。真相は結構単純で、そんなところが「鵼」の正体と通じているといえなくもないかな?とは思うのですが。いや、真相自体に問題があるというよりも、盛り上げ方がいまいちに感じたのです。 人物関係が複雑すぎるため、謎解き中話があっちに行ったりこっちに行ったりしてしまう。複数の事件が並行して起こり…という展開はこのシリーズにおいていつものことですが、シリーズ前半の本を読んだ時に感じた「そうだったのか!」といった絡まった糸がほぐれていくような快感があまりなかったです。また戦後すぐという舞台設定の割に登場人物の原子力や戦争に対する感想がなんとなく現代的すぎるというか。セリフも現代的というか。とくに緑川加乃さんのキャラクターが凄い今風に感じました。 またせっかく参考文献に日本への原爆投下のきっかけを作ったことを生涯後悔したというアインシュタインが出てきていて、原子力と原爆の話で、相対性理論ぽい話が出てくるのだから、もっとがっつり絡むのかと思ってみれば、登場があれだけというのはなんかさみしいです。 いろいろ書きましたが、全体的には満足感ある読書体験でした。百鬼夜行シリーズはキャラ立ちが魅力なので、いつものキャラクターが出てくるだけでだいぶ面白い、良い意味で漫画的な魅力はあると思います。ただシリーズ初見の人にはやっぱり『姑獲鳥の夏』や『魍魎の匣』を薦めたいですね。私ももう一度過去シリーズが読みたくなりました。 | ||||
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奮発して書籍版(ハードカバー)を買ったのだが、なにせ重くて寝て読めない…ので、どうしたものか。出だしの数十ページは何とか読んでみたが、まだ話に引き込まれるところまで行っていない。淡々とした文章。『邪魅の雫』以降の作品は一切読んでいなかったので、17年のギャップは感じた。ともあれ、電子版でも買わなきゃだめかなあ。 | ||||
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17年振りの作品。読み手の私が年を取り、感性が鈍くなったのか、読了後の感想は、うーん、いまいちでした。私が一番好きなのは「魍魎の匣」なのですが、あのように、凄い!こんなオチがというような読後感が今回はありませんでした。でも、久しぶりの京極節は楽しめました。 | ||||
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愛媛新聞のインタビュー記事から。まぁそれは置いといて。どうも塗仏から方向が変わり猟奇伝奇怪奇では無くなり、生命の大切さを訴えるようになりました。京極さんも歳を老人になったからでしょう。そんなわけで、邪魅の雫がつまらなかったよ、という人。これもつまらないです。魍魎の匣や鉄鼠の檻が好きな人、キツいです。ちゃんとミステリーはしてるのですが、犯人探しをするのでは無いです。前回からあまりにも時間が経ちすぎて、シリーズキャラが当たり前みたいに出てきても「オマエ誰だよ?」みたいになります。 | ||||
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通勤中にダラダラ読んで3ヶ月かけて読了。 今作は過去の事件を掘り返す内容の為か、「展開が気になる!」「続きを読みたい!」といった感じが薄いです。 相変わらずの薀蓄の濃さと、某作品の関係者の登場が見所ですね。 | ||||
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まだ読んでないので、星三つにしておきました。私も早く読みたいです(笑)娘に読んだ感想聞かないと! | ||||
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次作予定が書いてあるのはウケ狙いか(笑) 早く出てくれるなら嬉しいけど。 今作は過去の事件がメインにあって、それぞれの視点でそれを追い、最後に京極堂がしめる展開。 途中で派手な展開はない。 淡々と進む感じですかね。 魍魎や絡新婦みたいに凄惨だけど美しい、というような描写がない。 そこが物足りなかったかなー。 久しぶりに久保竣公に会いに行きたくなった。 シリーズ読み直そうっと。 | ||||
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久し振りの京極堂、というので期待して読んだのだが、残念、期待外れだった。 過去の事件であることも、いつもの京極堂らしさが出なかった理由になるのだろうか。 物語として表題の意味は良く分かるのだが… | ||||
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往年のキャラが出てきて懐かしく読んでた。 けど最後○○さんがやるせなく終わってしまって 憑き物落としするとかしたら良かったのになーとか お話的に盛り上がりに欠ける。 間に合わなかった…のも話の一部なんだろうけど。 鵺に惑わされっぱなしで終わった感 | ||||
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何も起こりませんでした、本当に。 京極堂の出番はほぼ最後だけ。榎木津なんぞは830頁のノベルズ版の中で3ページにも満たないくらいなもんです。じゃぁ800頁も何やってたのかと言うと、多様な登場人物のそれぞれの勘違いと想念だけ。それらが光る石造に集約していき、そこに信仰と科学を人間はどう受容してきたのか、を紐解く展開です。 関口も見せ場なし、木場が多少見せ場ありってところ。 すべてを説明しなくては気が進まないこのシリーズも「何も起こらない」展開では冗長、中だるみが凄いです。 ライトノベルだからしょうがないとはいえ、読者に一切考えや思考、疑問点が起こらないように四方八方説明、説明、説明です。子供でも読めるようにというところもあるんだろうけれど、その中に入り込む蘊蓄披露も今回はとにかく長く感じた。 京極夏彦の民俗学小説は面白いと思いますし、このシリーズのキャラクターもここまで長く続くだけの確立した世界があって良いのですが、もう少しコンパクトに出来ないものか。 見せ場の中善寺の最後の憑き物おとしは面白かったですけど、それにしても「何も起こらない」。過去だけでいくには限界があった。 | ||||
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本はいいのですが梱包がひどかったです。 | ||||
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百鬼夜行シリーズが好きで、17年振りのシリーズ。登場人物が薄っぺらい感じで、物語りの種明かしがさらに薄かったように感じました。いつもなら一日で読み終えるのですが二週間かかりました。次作に期待。 | ||||
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相変わらず分厚い。 それを飽きさせる事なく読ませる筆力もやっぱり凄い。 ……でも100ページほど読み進めてふと湧き上がる違和感。それを払拭できないままラストまでって印象。 『陰摩羅鬼』以降、いや『塗仏』の時点で「あれ?」と感じた衰えが今作では更に加速し、遂にはキャラの同窓会でお茶を濁すかに墮してしまったかの様な体たらく。 次作が益々不安になる。 | ||||
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読んでいる途中で、この本は、噂で【本来ならもっと早く発売される筈が震災があったから延期になった】作品ではないかと思った。 と言うのが放射線被曝などの話があるので震災直後に発売するには難しかっただろう。 ただ、その噂が真実であるなら、作者は元々震災前には書き上げていた話を今回の発売に向けて大幅に変更した、または変更せざるをえなかったのではと勘繰るくらい何か奥歯に物が挟まったようなスッキリとしないストーリーだった。 後半失踪したあの人も一体何に魅入られたのかさっぱり分からず、キャラクターもストーリーも何もかもが曖昧で、新作を待ち侘びていた京極堂ファンとしては肩透かしを食らった感じだった。 | ||||
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シリーズの最初からキャラの立った小説ではあったが、キャラ小説として楽しんでいたわけではない。 これまでこのシリーズは、オカルトやミステリや心理的な要素、そういったものが合わさって、おどろおどろしくも美しい独自の世界観を作り上げてきました。自分の目に見ているものが信じられないような足元がぐらつくような心理戦、物事を多角的にみることで広がる世界、そして最後に解決するカタルシス。奇抜にみえてもミステリのお約束のうえにのっかる、緻密な構成。過去作のそういうところが好きでした。 この作品は、まるで、アイデアの枯渇した推理作家が使ってはならない手を使ってしまったような、それと同じような感じの残念な気持ちがわきました。 | ||||
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つまらなくはないが物足りない。 あと宮部みゆき氏の「アベンジャーズ」という表現は、間違っていると個人的に感じた。 取り扱っているテーマ自体は悪くはない、というか寧ろ良いのだが、 昔から読んでいる原作ファンは「これって結局、ぐ〇ぜ〇っていうんでしょ?」って、 くるかなと思ってしまう節がある。 実は今回のテーマに対する「燃えている」っていうのも「もしかしてアレじゃね?」って、 割と最初に思っていたのだが・・・そういうのも含めて意外性がちょっと足りないかな。 ただ今作は京極作品にしては、かなり読みやすいと思います。 次回作に期待。(早く出してくれー) | ||||
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