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アルジャーノンに花束を
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アルジャーノンに花束をの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全504件 121~140 7/26ページ
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着目すべきは全く持ってこころ、であると思う ハートよハート 頭が良くなろうが元々の心が良くないと意味がない 例えば醜悪な心を持ったが主人公だったら見える結末は金に溺れて薬物の多量摂取で頭が悪くなる前に死ぬとかで、そんなんでは誰も感動しないし、アホが死んでサイコーにハッピーだと内心思うだろう やはり心が良くないと正しい影響も与えられないと身を持って実感する良い本だ | ||||
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自分が最初に読んだのは新装改訂版だった。 なのでこの文庫版表紙には少し違和感があった。 まぁそんなことは瑣末だろう。 本筋には関係ない。 この商品のレビューをいくつか読んでいたときに一気に思い出した。 句読点と適切な仮名の使い方。 そうだった。これがこの作品のおおいなる演出だったことを思い出した。 段々読み進むうちに文章が高度にしかもわかりやすくなっていく。 作者の仕掛けの一つであり。訳者の腕の見せ所でもあったことだろう。 当時もそれは感じていたが。 電子化されてそれをもっと理解しやすくなっている。 これはまるでチャーリィ原体験を もう一度おこなえるようなものだ。 これは文庫版では味わえなかったことだろう。 視力の衰えに抗うためにKindleを使っているのだが この名作がもう一度違う魅力を放ってくれる幸運に恵まれた。 自分のように紙をめくって昔読んだ人も 最初から電子版を手に入れた人も 誰にでも勧められる傑作なのは間違いない。 | ||||
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知的障害者が手術で急激に賢くなり、その後、また急激に知能が衰えていく話。 数年の間に、「IQ50→IQ180→IQ50」を経験した人間の話。 元々あったものや、できたことなどが「全て取り去られていく」のが、読んでて本当に辛い。 主人公のチャーリーは、一度賢くなって、色々なものを得た。 知能を得て、「人間」を理解した。世界を理解した。親とはどのようなものか、働くとは何かも理解した。文化も芸術も知った。そして、女も、「愛」も知った。 だからこそ、だからこそ、、尚更、「失う」のが辛い。 社会に何も貢献できず、お荷物になっていく恐怖。 自分が昨日書いた文章を理解できなくなる恐怖。 愛する人との思い出が一日一日消えていく恐怖。 愛する人とコミュニケーションも取れなくなっていく恐怖。 知能が衰え、「愛」という感情さえ消えていく恐怖。 知能は、思い出にも、愛にも、必要なもの。 一度、高い知能を得たチャーリーはそれを知った。 だから、知能が急激に衰えていく間も、必死に「本」を読もうとした。 でも、知能だけに偏るのもダメ。 チャーリーはそれも知った。 チャーリーは言う。 『人間的な愛情の裏打ちのない知能や教育なんてなんの値打ちもないってことを、僕は知ったんです。』 ★★個人的なオマケ感想★★ 「本」をめちゃめちゃ読んで、知能ばかり高めてもダメということ。 でも、これが分かったのは、この本を読んだから。 うん。だから、僕はやっぱり「本を読もう」と思う。 「読み書きの能力」があるうちに。 「読み書き」ができるのは、天からのギフト。 超貴重なこと。 なら、社会にお返ししないとね。 | ||||
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こんなに衝撃を受けた本は初めて。 IQが低い主人公が手術によって高い知能指数を獲ることになり、周りの人間が自分のことをどう思っているのかが日に日にわかってしまうお話。 和訳も知能指数に連動して、簡単な文章から難しくなってく様は驚きでした。 | ||||
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あまりにも有名ながら、つい読みそびれていた。 主人公チャーリィの一人称で描くことで、その文章の変化で知能の変化がわかるという構成が見事。 冒頭のまるで幼児が書いたような文章が、徐々に密度の濃い、科学的・哲学的な文章へ変化するあたりは、何より作者自体の描写が素晴らしく、物語世界に引き込まれる。 そして、迎えるラストの切なさ。一方で、これはこれでハッピーエンド足りうるところが痛烈な皮肉ともなる。人類最高?の知性を得ても満ち足りることがなく孤独であったのが、すべてを経験したとき、己の処し方も理解して一人去るところはある意味人生を達観している。 これは、結局人生を描いた物語であり、そういう意味で主人公の去り際の良さには涙が出た。 | ||||
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面シロい内容でした さいしょ読みづらいですが、サイゴにはなれます | ||||
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人と人との関わり方の素晴らしさ・悲しさ それらが折り重なるようにして進んでいく物語は本当に素晴らしかったです。 | ||||
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脳外科手術で望みが叶ってIQ185の天才となったチャーリイはそれに伴い傲慢にもなって孤立していき、白痴時代の周囲の自分の扱いも知って、障害持ちとしては他人事に思えずに読んでいきました。自分は周囲とのずれは察することはでき、気付かない方が幸せかどうかについて考える契機です。 自分は健常者の妹ノーマが生まれるや母ローズに捨てられ、障害を受容する父マットとの対立の切っ掛けとなったチャーリイと異なり家族関係は良好、障害者の往々にして聞く例のように好きな分野で優れたところを見せても天狗になることはなく、それは幸いと云えます。 題名になっている最後の知能が必死の研究も空しく幼児並に戻ったチャーリイの自分ができなくなること(施設に行くため)を託す“ついしん”は「どーか」の後の「ついでがあったら」に無理に頼まない持ち前の優しさが感じられ、心に残ります。 「トランスフォーマー2010」の25話、グリムロックがダイノボット一賢いと自負しており、元に戻って(テックボットに知恵と情報を与えたため)幸せというオブラートで包んだような「グリムロックの新しい頭脳」や「ボウケンジャー」Task.25「禁断の果実」の他、「メガレンジャー」の17話、「すごすぎ!?いけてるスーパーみく」などに影響があり(これも思いがけないことからなったIQ800の天才からガマネジレの退化作用の銃で元に戻ることを拒む今村みくに自分らしさの意味を考えさせられます)、不朽の名作として語り継いでいきたいものです。 | ||||
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娘の為に購入 とても良かったようです。 | ||||
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読んで泣くというより、救いがなくて読んでて苦しかった。 知的障害者のチャーリーは、やさしい心を持ち、向上心もあり、そこそこ幸せに暮らしていた。ある時、大学の研究チームが考案した知的障害の外科的治療法をはじめて受ける被験者になった。手術は成功して、チャーリーのIQはみるみる向上した。それによって記憶能力が高まったために、知的障害者だったころの記憶がよみがえってきた。それは、友達だと思っていた人たちから実はバカにされていたこと、母親から虐待を受けていてついには施設に送られて捨てられたことなど、辛い思い出だった。一方、知的能力が高まっても、人を思いやる心が発達しなかったため、今現在の周りの人たちの欺瞞と自己中心主義が許せなくて、怒りがおさまらない。そして、同じ手術を受けたネズミのアルジャーノンを観察していたら、この治療法の効力は長くは続かないことがわかり、チャーリーはまた昔のような混沌とした世界に戻ることを予見し、それに向けて心の準備を整えていく。 著者のダニエル・キースは本作のもとになる中編小説を書いて出版社に持ち込んだとき、編集者からハッピーエンドにするように求められたが、がんとして受け付けなかったという。そのうちもとのストーリーのままで出版してくれるところが見つかり、世に出ることになった。知的障害は、他人ごとではない。自分や身近な人が、いつ事故による高次脳機能障害になって、あるいは認知症になって、知的障害者のようになるかわからない。でも、今のところ、救う手立ては見つかっていない。ダニエル・キースがこの物語を安易にハッピーエンドで終わらさなかったのは、後世の人たちに救う手立てー医学的にも社会的にもーを見つけてほしいというメッセージを残したかったからかもしれない。 | ||||
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50歳を過ぎ、やっと読んでみました。多く方が書いているように素晴らしい作品で、若い時に読めばよかったと後悔しています。若い時に読み、その後定期的に読むことでこの本の受け止め方が変わっていくのではと思いました。泣けたとの感想も多いですが、泣きはしませんでした。 これは知能や学習の問題だけでなく様々な問題を扱っています。しかもそれぞれの問題に対して作者は考えや回答は一切なく、読者がそれぞれ考えるようになっていてそこが素晴らしいと感じました。知的障害者への偏見や差別はいけないことだけど、これはいい悪いの問題だけでなく人間の本質的なものであり非常に難しい問題であることを考えさせられました。 また、チャーリーの知能が退行する部分は、老いにより知能が退行してゆくみんなに当てはまることで、スピードと程度の差だけであると思う。このことは若い時に読むとわからなかったことかもしれない。 是非、一度は読むべき本だと思います。 | ||||
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手元に置いて、開いたページを、じっくり読むのが楽しい。 | ||||
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以前にたしかに読んだのですが、読んだことだけ覚えています。読んですぐの印象は、正直に書くと、大絶賛されるような本かな???という疑問でした。年月が経ってるので、今読めばちがうのかもしれませんが・・・・ | ||||
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ドラマを見ていたので原作も読みたくなり購入。一気に読んじゃいました。 | ||||
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最近、私が読んだエンタメ系小説だと、 「平場の月」や「そして、バトンは渡された」 に匹敵するほど退屈で読むのが苦痛な作品です。 「これから面白くなるのではないか」 「これから盛り上がるのではないか」 という期待を何度も何度も裏切られました。 ドラマとして冗長で盛り上がりや起伏が無さすぎます。 「知恵遅れの青年が外科手術と心理教育で天才になって‥」 という構想・アイデアは非常にナイスだと思うのです。 でもこの作者は、このアイデアを面白い、読み応えのある 長編に昇華させるだけの筆力が無いと思います。 二―マーとかストラウスとか アリスとかいった主要登場人物の 性格造形・人物造形も 薄っぺらで底が浅いと思います。 主語がチャーリイの一人称の部分と 三人称の部分があるという手法も 成功していると言えるのでしょうか? 「平場の月」や「そして、バトンは」の著者と同じですね。 要するにアイデア倒れという事です。 この作品は、もともと中編だったのを長編に書き直したもの らしいですが、その試みって本当に成功だったのですかね? 市民読書会のテーマ本なので苦痛なのを我慢して読み続けてますが、 これが本当に「世界が涙した名作」なのですかね? 本当に疑問ですね。 | ||||
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ダニエルさんの表現力がしっかりとアメリカンされていた。 洋書にもチャレンジしてみたい。 | ||||
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ありがとうございました! | ||||
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最後の ついしん から続く最後の行で泣いた。 自分のバイブルになると思う | ||||
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知能が低い人が徐々に賢くなり苦悩していく様子をその本人が日記形式で綴ったように書かれている作品です。最初からしばらくはひどく知能の低い文体であえて書かれており、読むとどんどん頭が悪くなりそうで読み進めていくのがしんどいです。 文章は物語より一文一文良い文だなぁって感じながら読み進めたい私個人としてはそれが嫌で仕方なかったです。 映画で見ようと思います。 | ||||
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齢32にして名作との評判で手に取りました。 主人公の心の描写や変化に伴う様々な葛藤が丁寧に描かれ、そのひとつひとつが物事に対する私の価値観を問うものでした。 知識を得たいという誠実な心を持つ主人公が知識とすべてを理解出来うる能力を手に入れた時、失ったものと失うことでその大切さに気づくことの大切さを思い知らされました。 本来私達のような普通の人間というものは、成長の過程でこそ物事の認識能力や知識の高まりを感じることはあっても、成長が終われば一定の知識を高めることはできても、認識能力そのものを大きく変わるということはありません。 本作の主人公にはそれが起こった事で本当に大切なものとは何であったか、そしてそれがどれほど愛おしいものであるのか、そこに気づく主人公の優しさと心の暖かさが伝わってきてラストでは思わず泣いてしまいました 名作との評判に偽りなし! | ||||
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