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夜果つるところ
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夜果つるところの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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呪われた小説とその作家について、船上で語り合いながら謎に迫っていくミステリー。事実はわからないけど、それぞれの真実にたどり着いていく感じが面白い。 そして、呪われた小説である『夜果つるところ』を続けて読むと、薄暗い雰囲気に引き込まれて、どっぷり世界観を堪能できました。 | ||||
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まず「鈍色幻視行」を読み、次に「夜果つるところ」を読みました。個人の好みの問題でしょうが、逆の方が良かったかも?本書は昔読んだ「赤朽葉家の伝説」を彷彿させるようなノスタルジーな雰囲気でいて、一気に読ませる力強さがあってよかったです。恐らくもう一度「鈍色幻視行」を読んだらまた違うんだろうなぁ、と思いつつどうしようか思案中です。 | ||||
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『鈍色幻視行』と対をなす作品。『鈍色幻視行』がモノトーンであるのに対して、『夜果つるところ』はカラフルだけれどグロテスク。心の闇を抱えた登場人物が、2.26事件を思わせるクーデーターに巻き込まれて破滅していく様を、炎とともに描く。狂気と同性愛、幼い憧れと性的な倒錯。原色の絵の具をいくつも混ぜ合わせたような作品世界。『蜜蜂と遠雷』で音の世界を小説に描ききった作者が、人間の心の闇を絵画的に描いた作品だと言えよう。 | ||||
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恩田陸『鈍色幻視行』に登場する幻の一作。 昭和初期、「三人の母」と山間の遊郭で生きる「私」が運命と時代に翻弄されていく様を描いた飯合梓(恩田陸)の唯一の小説。 『鈍色幻視行』の中で話されていた様々なピースが一つに収斂されていく。 | ||||
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言葉で言い表せないくらい好きな世界観でした。恩田陸先生の作品は大好きで昔から全ての本を購入しています。その中でも三月は紅の縁を、麦の海に沈む果実、りせシリーズ、蛇行する川のほとりなど、割と昔の作品が特に好きです。光の帝国常野物語と繋がってるのかな?割と近い感じがしました。これから鈍色幻視行に突入します。こちらも三月に近い雰囲気でとても夏の名残の薔薇に似ていてとても好きな雰囲気です。 | ||||
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鈍色幻視行がとても良かったので、こちらも興味を惹かれて読みました。こういったタイプのものは、あまり読まないのですが、想像以上に素晴らしかったです。主人公の語りから、その光景がまさに見えるように浮かび上がる。だんだん謎が解ける様子が妖しく、退廃的なムードと相まって、物語の世界に引き込まれていく。作家の力量の凄さを感じました。 | ||||
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