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飢餓海峡



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飢餓海峡の評価: 4.41/5点 レビュー 69件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.41pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

商品状態の評定

説明よりもランクが下かな
飢餓海峡 (上巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:飢餓海峡 (上巻) (新潮文庫)より
410114124X
No.4:
(3pt)

いまひとつ

名作と名高い作品で映画化もされているが、特に下巻はお粗末。前半で刑事が遺体を掘り返すところまでがサスペンスの手つき。この作者は芸妓や花町に落ちた女性の日常を描かせると、その底に母性のはかなさを嗅ぎ取る独特の嗅覚をもっている。資質は殺されることになるヒロインの東京での心象風景に生かされている。そのテイストと作品全体に漂う飢餓感が統合できていない。戦後の殺伐とした時代背景がそれを補ってはいる。しかし、肝心の犯人が名士に成り代わった後の人生についての書き込みが不足しているのが最大の欠点。このため最終にいたると二時間ドラマの結末を思わせて軽いし、松本清張の『ゼロの焦点』の終末を連想させる。新たなクリエーターによって、よりアクティブに作品理解が深められ、映画化されることを望みます。
飢餓海峡 (下巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:飢餓海峡 (下巻) (新潮文庫)より
4101141258
No.3:
(3pt)

商品は申し分ありません。

好みの問題なので仕方がありませんが、内容は今ひとつで残念でした。
飢餓海峡 (上巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:飢餓海峡 (上巻) (新潮文庫)より
410114124X
No.2:
(3pt)

商品は申し分ありません。

好みの問題ですが、期待が大きかったため、内容は今ひとつで残念でした。
飢餓海峡 (下巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:飢餓海峡 (下巻) (新潮文庫)より
4101141258
No.1:
(3pt)

抜群に面白いが・・・(ネタバレ含む)

大変面白い小説であることは確かだが、現代的な視点でミステリーとしてみるとどうだろうか?

多少ネタバレを含むので未読の方はご注意願いたいが、一番の問題は以下の点にあると思う。

八重が訪ねてきた時点で、(信じてもらえるかは別にして)樽見はほとんど重要な犯罪には手を染めていない。これは樽見自身がラスト近くで語っていることでもあり、実際、人一人殺してはいるが刑法犯上、罪には問われない性質のものであろう。(窃盗および盗品関与は褒められたことではないが、これは「時効」だろう)

なのに、なぜ当面それほど危険とはいえない(むしろ危険かどうか判断する余裕は十分あったと思われるのにそういった手続きを踏まずに)人物を、
ましてや自分をずっと慕ってきている善良な若者まで巻き添えにして殺害する必要があったのか、噸と納得がいかないわけである。

「この小説はミステリーではなく、人間を描いたドラマである」との見方もあるかもしれないが、人間ドラマであったればこそ、
登場人物が取る行為には必然性があってしかるべきで、樽見に無辜の民を冷酷に殺すほどの必然性があったか、ましてや、作者目線から見れば、
樽見は国が貧しい時代の被害者ではあっても極めて有能かつ作者自身にとっても愛おしむべきキャラクターだったはずであり、
状況判断も十分に行わず、このような残虐な犯罪を平気で行うような設定は極めて矛盾が多いと言わざるを得ない。

それでは小説にならないだろう、との指摘もあろうと思うが、少なくとも上巻までは何の問題もないわけで、ここで樽見が別の行動を取っていたら、
どんな小説になっただろうか、そこでまたひとひねり、ということで更に面白く感動的な話になったのではないか、
というのも個人的には興味深く、また残念なところではある。
飢餓海峡 (下巻) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:飢餓海峡 (下巻) (新潮文庫)より
4101141258

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