寺泊
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小説家0000氏が選んだ短編集と言った文庫本をよく読みますが、その中で取り上げられていた一作品が、この短編集でした。古く日焼けしていますが気に入っています。 | ||||
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つげ義春さんがマンガにしそうなお話しでした。 寺泊に行ったことありますが、良寛さんの不思議も理解できます。 そんな中、カニを取り合う風景を垣間見る。 自分の娘のことを考える。素敵なお話しでした。 | ||||
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初版本は装丁もすばらしい。 水上勉の力作、同じ日に繰り返し読みました。 | ||||
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最初は単行本で読み、今回で何度目でしょうか。この短編集中、やはり「寺泊」が最高傑作でしょう。この作品一作で、日本文学の於けるこの作家の存在意義はゆるぐことはないと思います。もちろん、氏には「雁の寺」・「越前竹人形」・「金閣炎上」そして「飢餓海峡」等の中編・長編の傑作もありますが、この短編一つは、「人間というものが描けている」という面では、上記の作品に勝るとも劣りません。 その短さの中で、先ず障害をかかえた自分の子と妻と己の関係から話を始め、突然に日本海に面した寺泊の港の一角での、雪が舞う中での戸板一枚の露天で蟹を貪り食う人々の様子に場面は転換します。そして、男(父親なのか、年輩の愛人なのか?)を背負って連れてきて、共に蟹を貪る娘の姿。凄まじくも、的確な文体が見事です。最後には食い終わると再び男を背負って雪の中を走り去っていく。背中で男は万歳をしているように手をかざす。それで作品は終わります。 これが日本文学というものなのだと、しみじみと思わせてくれる作品です。作者の観察眼と人間生活に対する情感と言えるものが静かに読む側に伝わってきます。水上氏にしか書けない秀作でしょう。多くの人に読んで、何故に作者はこの作品を書いたのかを思案して欲しいものです。 | ||||
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片隅の人生の哀歓と過ぎし日「私」をとりまいた人々への追想を刻む秀作十篇。底流に流れている独特の暗さが著者の真骨頂なのだろうが、装幀者司修の版画絵の雰囲気がまさにぴったりで、単行本で読んでほしい。 | ||||
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