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孤島の十人
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孤島の十人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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タイトルからも分かる通り”絶海の孤島モノ”であり、「そして誰もいなくなった」パターンの小説。 しかし、あとがきにも触れられている通り、作者はむしろ「スクリーム」や「ラストサマー」「13日金曜日」等のティーンズホラーを目指している。 孤島の10人が全員ハイスクルール生であるために、人間関係も浅くありきたりの死にキャラばかり。 一人一人殺されている(死んでいる)のに、恋愛感情に翻弄される辺りはなんら説得力もない。 意外な犯人(と動機)はあるものの、そこに行くまでが冗長すぎる。 まるで映画のノベライズを読んでいるようで、視覚的と言えばそうだが、どうでもいい描写が長く小説としては辛い。 この作品はすでに映画化されているようなので、そちらだと(演出が良ければだが)面白いかもしれない。 | ||||
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が、全体的に漂い、なんというか、人が殺されているわりには間延びしてやけに牧歌的にさえ感じるのは、翻訳を挟んだことによる日本語のもったり感のせいなのか……。 推理小説ではない、たしかに推理小説ではないですね。 良くてスリラーの類だと思いますが、それも冒頭の空気感のせいで成功しているとは言えず。ちっともまったくおそろしくないので、これはどうしたものかと頭を抱えることに。 クリスティのそして誰もいなくなったのほうが、まだ面白かったような……気がします。 | ||||
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元々、「そして誰もいなくなった」へのオマージュだとわかっていても、多少は著者がオリジナルの部分を加えるものだと思うのですが、ミステリーとして全く新しいアイディアを追加しているわけでもなく、ストーリーとして最後にラブラブハッピーエンドというだけで、なんだか騙された感じの読後感です。 「そして誰も~」のメイントリックである「すでに死んでいると思った被害者が、実は犯人」というところまで同じで、しかも普通に読んでいても「死んでることを確認してないじゃん」と、「こいつが犯人」であることに気づきます。 「イジメ→自殺→家族の歪んだ復讐心」という、どっかで読んだような動機も読後感を悪くします。 それでも「そして誰もいなくなった」が好きでたまらないなら、読んでみてもいいと思います。 | ||||
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どうしてもこのネタはご本家クリスティや綾辻十角館の世界を期待してしまいますが、本作は残念ながらかなり期待はずれでした。 まず展開としては中盤あたりで真相に気がついちゃう上に、かなりご都合主義で進んで行きます。10人が殺されますが、さすがにそれは犯人一人では無理でしょう!という場面が時間的、物理的に多々あります。(特に近隣の屋敷が絡んでくるあたりになると苦笑が出るくらいです。全然孤島じゃないじゃん!)最後の展開もいかにもアメリカの二流ホラー映画だし。 さらに気になったのが翻訳のマズさです。複数人で話し合うシーンでは誰のセリフなのかがわかりにくい上に、セリフ自体が妙に曖昧で鍵となる日記の文面も非常に読みづらいため、全くテンポよく読むことができませんでした。(名前の引っ掛けもありますが、これもイマイチの訳になってます) というわけで、この値段を考えるとかなり残念でした。(今年年末のこのミスランキングにも全く出番はないでしょうね)お気をつけ下さい。 | ||||
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