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孤島の十人



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【この小説が収録されている参考書籍】
孤島の十人 (海外文庫)

孤島の十人の評価: 2.17/5点 レビュー 6件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.17pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

定番 ”嵐の孤島で…”

帯に、クリスティーの名作に挑む..とあり、表紙イラストもそれに寄せて描かれていて惹かれます。
主要人物ほぼ全てハイスクール生徒が占め、入り込み易く 解り易く、更にストーリー展開や行動がビジュアル的です。(解説によると既に映像作品になっているらしい)
クリスティーの現代リメイクを雰囲気優先で書かれていて、本家と比較対象すること自体微妙なのでしょうが、妙に気に成った部分が多少ありました。
以下、ネタばらし含む
先ず、前半に多少表記が有ったか失念した人物(ボビー,ティファニー,タラ)が終盤、辻褄合わせ的に名前だけ出てきて「えっ、誰?、そんな人居た?」と、遅読過ぎで忘れた私が悪いかもしれませんが、細かい描写に拘る読者を悩まします。
更にクライマックスで、主人公視点では全く殺人鬼を予想していない描写だったのに、当の犯人は自分だと見破られていたふうに語るところも「…?」となった。
また、主人公がパニックを起こしそうになると、その友達の持病とダブってしまう点もありトリック的な入れ替わりを詮索させた..。これらは推敲を丁寧にしていれば見つけられるロジック不具合だと思うが、もしかすると翻訳の問題かもと思われ、作者の意図が上手く伝わっていないイメージも有るのかもしれない。
他方、解釈として主描写が何処かで主要人物の誰かと入れ替わっているのか(二冊の日記等) とも読みながら想像したのだが、全くそんなことは無かったのも古典的で、ほぼ百年程前のクリスティーをそのまま書く必然が全く感じず、目の肥えた現代の読者に不完全燃焼的な読後感をもたらしている元凶にも思えた..。
 
原作は10年前の作品であるし、内容もページ数は多めだがその辺に幾らでも有ると思われ、高価な新品よりも中古で充分なのではないだろうか。
孤島の十人 (海外文庫)Amazon書評・レビュー:孤島の十人 (海外文庫)より
4594092276
No.1:
(3pt)

本格推理ではない

ミステリ好きならこのタイトルを目にすれば、アガサク・リスティの『そして誰もいなくなった』や、横溝正史の『獄門島』、綾辻行人の『十角館の殺人』などの孤島を舞台にした有名ミステリを想起するだろが、この種の謎解き本格推理を期待して本作を読むと、いささか肩透かしの感想を持つことになるだろう。トリックや謎解きの醍醐味で読ませる本格推理ではなく、サイコパスの殺人鬼が、血の祭典を繰り広げるホラー映画を観ているような、スリルとサスペンスが基調になっている。そうしたスラッシャー映画がお好きな方は、楽しめる作品ではないかと思う。
孤島の十人 (海外文庫)Amazon書評・レビュー:孤島の十人 (海外文庫)より
4594092276

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