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三体0 球状閃電
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三体0 球状閃電の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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前編があったとは知りませんでした。 序盤は三体へ繋がるエピソードと共に科学の謎をどこまでも探索し、中盤からはスピーディーな展開にドキドキさせられ、終盤の秀逸なストーリーで謎解きに納得させられる。少し長めの作品ですが引き込まれて止まらなくなります。三体の時と同じ様な感動と読後感が感じられました。 | ||||
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三体を読んでほー最近は中国の人のSFもメジャー感あるなあ、と思い、前日譚を読んでみた。三体とのストーリーの繋がりは感じなかった。「プロジェクトへイルメアリー」との比較という気持ちも起きなかった。 球電というのは実在してるみたいだが、まだ性質が解明されてないところを膨らませている感じなのか、不確定ですごい破壊力で、それの発生元になるタマゴがふつーに空中で発見できるのが面白いな。 後半はシュレディンガーの猫ってこういうことなのか、物理とか量子と幽霊やオカルトが隣り合わせみたいな観察者の有無、そこをファンタジー気味なSFに展開。時間の辻褄が合わないところの未回収あるんだが。 それにしてもヒロインが極端に美しく才能豊かで兵器マニアというのが、ちょっとクラシックSFのヒロインぽいのかも。読んだことないけど後書きから推測すると、アーサーCクラークっぽいのかな。こういう女性って王道SF男子読者好きそう、と思いました。 | ||||
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三体と同じ世界だけど三体人も出てこないし三体と言ってよいのか。 販売戦略にまんまと引っかかってしまったのかな。 球電と量子の話しで霊も説明できてしまった事が面白かった。 | ||||
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一度、すべてを読み終わらないと、三体とのつながりが明確には見えてこない気がしました。 でも、そのつながりを探しながら読むとより面白いと思います。 また、雷に関する知識が少しでもあるとより実感が沸きます。 | ||||
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三体本編との関連はキャラクターくらい。 しかし球電の現象や仕組みは非常に面白い。作者は良くこんな設定を思いつくな、という感じです。物理の知識が少しでもあればより楽しめます。 | ||||
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WOWOWのドラマ「三体」を見て、球電兵器がどんなもので どんな背景を持つものなのか知りたくて読んでみたが、途中か らどうでも良くなった。後半特にラストに向かう最終の流れが ストーリー的に面白い。というか素敵な展開。 「三体」は天体としての宇宙の話だが、こちらは、量子として の宇宙の話かも。量子化した対象の住まう世界の話が「三体」 シリーズの後、物語として展開されるのか?とか想像してしま う。この作品ではそこは仄めかし以上の触れ方はされてないが。 この作品は、事象的には「三体」シリーズとは連続しないパラ レル次元の話と思われるが、量子化した対象の住まう世界に物 語をさらに発展させた、別次元の続編が「三体」シリーズとも 絡めて書かれたら面白いと思った。 | ||||
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発想はいつも面白い。ただ、この著者だから仕方ないんだろうが、だらだらと安っぽい人生観や登場女性のステレオタイプな背景を稚拙な文章で表現されると飛ばし読みをしてしまいます。いつも、いいキャラクターを産み出しているのに、惜しいなぁーと思ってしまいます。 | ||||
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『三体』3部作の前日譚である。 といっても、内容が三体に続いていくわけではない。 『三体』の主要登場人物の一人である丁儀が、本書においても主要な登場人物となっているだけである。 (以下はネタバレを含む) 本書は宇宙や他の惑星に話が広がるのではなく、地球上で完結する。 謎の自然現象であるバレーボールほどの大きさの球電と何か。 丁儀は、それを解明する物理学者として登場するのである。 他に、14歳の誕生日の祝いの最中に、両親が球電に接触したことにより死亡した若い雷研究者と、さらに中国軍の最高指揮官の娘で武器開発を担当する軍人の少女のような登場人物も。 そして、丁儀の研究により球電は実はマクロ電子であることが解明される。 マクロ電子が電荷を帯びると、特定の物質に対してその電荷を放出する。 その性質を活用すると、球電は新しい兵器となり得るのである。 しかも本書では21世紀初頭に、中国がアメリカを含む複数の国と戦争状態に陥るという設定となっている。 マクロ電子があるならマクロ陽子もあるはずだというように、話は展開していき、マクロ陽子を2つぶつければ核融合が生じて、さらに強力な兵器となるという仮説と実験がもくろまれる。 まあ、そんなストーリーなのだが、なかなかも面白いのは、マクロ電子は素粒子であるからこそ、量子効果を生むという設定である。 そこから、球電にかかわる主人公たちは、量子の重ね合わせ状態に陥り、死んだはずなのに生きて登場したりする(シュレーディンガーの猫ならぬ、人間状態)。 そして、人間模様の描き方は、『三体』と同様になかなかに面白い。 ただ、『三体』が圧倒的な時空のスケールのハードSFであることに比べれば、本書のスケールははるかに小さいとも言える。 まあ、『三体』を読んだ人は、これも読んでおくのもいいかもしれない。 実は、ぼくはすでに『三体X』も注文しているのだからして(笑)。 | ||||
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量子論ベースのゴースト・ストーリー。あくまでSF量子論であり、マクロ電子の電荷などの説明はない。ゴーストの影は主人公が空き家となった実家に帰郷した際に現れる。本当に泣けてくる話であり、三体三部作もそういう部分はあるが、こちらはより顕著。数日後、Green Green Grass of Home by Elvis を聴いたが、レゾナンスするものがあったような気がした。(英訳にて読了) | ||||
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プロジェクトXもの。兵器を開発するために試行錯誤するお話なので、SFとしては「会議や議論・理論」が面白い作品なのだが、その理論によって実現するシュールレアルで派手な現象という「映像(小説だが)的な見せ場」もある。キャラクターも魅力的。 三体の前日譚ではあるが、三体Ⅱあたりのエンタメ力というよりは、三体や三体Ⅲの作戦会議パートあたりの空気が好きだった人が一番楽しめるのではと思う。リソースは無限ではないが、創意工夫でなんとかする感じが。 | ||||
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タイトルは、「球状閃電」です。 前半、読むのに忍耐が要ります。 なので、初めて劉慈欣作品を読む方は、「三体」及び、短編集からどうぞ。 興味を持ったら、本作品をぜひ。半ばぐらいから、炸裂しますよ劉慈欣節! 驚愕、感動、慟哭の雨あられ! ラストときたら、まあ、ロマンチック! ファンタスティック! 聞くところによれば、劉先生、栗原小巻さんのファンだとか。 超絶美しい小巻さまを思い浮かべながら、あのラストシーンを、 書かれたのでしょうか。 次回作は、天の川伝説を基にしたハードSFなんかいいなあ。 | ||||
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またまたのめりこんでしまった劉慈欣世界。 早く映画化してほしい。 林雲はもちろん、シン・仮面ライダーに出ていたあの浜辺美波さんである!! | ||||
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『三体』のはじまりの小説です。 マクロ電子とマクロ原子核を見てみたいと思いました。 奇想天外なSFとして、読み継がれて欲しい連作です。 | ||||
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嘘が最も効果的に働く方法とは ほぼ真実の中にほんの僅かの量の嘘を混ぜることだと聞いたことがないだろうか? 例えば 配合比的には真実95%に嘘5%ぐらいだろうか・・これが嘘10%だと もう露骨にこりゃあ騙そうとしてるな、と悟られてしまうような気がする。 さて 劉慈欣 球状閃電がまさにそんな感じでありました。 ここで冒頭から登場する、本作のターゲットである「球電」という現象は発生原理こそ究明されていないものの(所説あり)史実例(宗教上の奇跡例に多い)やら目撃例やら多数あり、実験やら兵器利用への検証なども実際に行われたりしているアイテムなのであります。 なので 本書最初のうちはSFというよりは なにやらトンデモ科学・トンデモ兵器開発物語かよって気がしてきて、 劉さん、どうしちゃったの?あの三体、はいつ出てくるの?と じりじりしてしまったのですが、これが劉慈欣の先に述べた”嘘の術中”に嵌まってしまった、ということなのでした。 物語は中盤、三体1で懐かしい丁儀(ディン・イー)が登場して以降、一気に動きが激しくなります。 ネタバレになるが球電の正体が判明してゆき・・・・・・ 更には この球電が その特筆的な破壊力と、特異的に攻撃対象を特定できる、例えばどんな分厚いコンクリート壁も透過できて内部の人体だけとか、IC回路だけを焼き切り、灰としてしまう、 というトンデモ兵器に進化してゆくのだが、こうなるともはやどこまでが現実でどこまでが劉慈欣の混ぜ込んだSFギミックなのか?自分にはわけわからず 愉しい混乱状態に陥ってしまった次第。 三体Xほどファンジンでなく 老神介護や流浪地球ほどに短編じゃあ物足りない、自分のようなじっくりと三体三部作の残り香を求めたい三体ロス読者には 何かとツボを押さえた小憎い1冊なのでした。 | ||||
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三体→三体Ⅱ→三体Ⅲ→三体x→三体0 とシリーズを追ってきましたが、これまで読んだシリーズとは違いスケールはあんまり大きくないです。とはいえ、三体好きなら十分楽しめる内容だと思います。シリーズに登場した一部の人物が出てきますが、なかなか魅力的なキャラクターに仕上がっていてとても面白かったです。シリーズ全般にいえることですが、やはり魅力的な登場人物たちがエンタメ性をグッと引き上げているように思います。本書に登場したテロリストの女教師なんて、たった数ページしか出てこないくせに最高にいかれてて面白かったです。まあ、まともな女性が出てこないので女性の読者さんには勧めにくいシリーズですが、理系のオタクにまともな女性を書けるわけがないのでそこは諦めてください。もし、シリーズ未読なら最初に読むのもアリだと思います。 | ||||
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本書を読むと、間違いなく『三体』をもう一度読みたくなります。 『三体0』との日本オリジナルなタイトルにも納得。 『三体』をまだ未読の方は、本書を先に読んでから『三体』に取り掛かると、『三体』での丁儀(ディン・イー)の登場にニヤリとし、『三体』後半での丁儀の発言の意味がすんなり分かるなど、本書との作品の関連性を楽しめるでしょう。 本書で取り上げられているテーマの一つは「すばらしい人生を送る鍵は、なにかひとつのものに夢中になることにある」とではないかと受け止めました。 主人公陳(チェン)が人生をかけて夢中になっているのは「球電」。 それは想像の産物ではなく、実在するものの、いまだ謎が多い。 一方この「球電」を新兵器としての利用したい軍人の林雲(リン・ユン)は兵器そのものの魅力に人生すべてをかけている。 この二人の間に登場するのが天才物理学者丁儀。 新しい科学の力が人を殺す兵器として活用されることに罪悪感を感じる陳に対して、あくまで科学的関心のみをもって関わる丁儀。悩む陳に対して「物理学上、一人の人間の死とひとかけらの氷の溶解に本質的違いは存在しない。きみはときどき考えすぎるきらいがあるね。宇宙の究極の法則という観点から人生を見ることを学べば、もっと楽に生きられるよ」と助言する彼の存在は、本書において大きい。 本書はSF小説として「ええ、そっちの方向に行く!?」という驚きも味わえます。 グレッグ・イーガンが好きな人なども楽しめるのではないでしょうか。 また、劉慈欣の文体は美しさのようなものもあり好感が持てます。 例えば林雲から漂う香りを次のように表現しています。 「雨後の若草にも似たさわやかな香りがまたかすかに感じられて、心地よい気分になった。しかし、今回の香りは、快晴の空に最後に残るうっすらした一片の雲のように、奥深く寂しい谷で一瞬だけ鳴って消えていく鈴の音のように、前よりもさらにほのかだった」 陳の林雲に対して持つほのかな好感を、香りの感じ方でうまく表現していますね。 | ||||
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この人のアイディアは本当に素晴らしい。 内容に圧倒されてしまう。さて、三体の次はどのような話をしてくれるのか、期待して待っていたい。 | ||||
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三体のファンなので、新年に発売を知ってすぐキンドルで購入。 大満足の作品でした。 三体シリーズでは、相対論、量子論、宇宙論などさまざまな物理学が活躍していましたが、この小説は量子論がメインといった感じでした。 量子論について詳しくないので、これをきっかけに勉強したくなるような小説でもありました。 いくつか腑に落ちない部分がありました。 どこかで解説された記事を読むのもまた楽しみの1つです。 | ||||
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本書は、現実の自然現象でありながら、いまだに謎に包まれている“球電”現象(Ball Lightning=球状閃電)の謎に挑む若者と、それを使って兵器を開発しようと考えている女性兵器研究者の物語である。 冒頭、主人公が少年時代に経験した超常現象が語られる。昔懐かしいジュヴナイルSFのような発端。 その事件をきっかけに科学の道を志した主人公は、時折発生する超常現象に脅えながらも謎を解明するために地道に研究者としての道を歩むが、新兵器研究に魅入られた女性と出会ったことをきっかけに異様な運命に巻き込まれていく。 あえて言うならば、これも一種のボーイ・ミーツ・ガールの物語と言えるかもしれない。 こういう発端で始まる話が、まさかこのような展開をするとは予想もしなかった。やっぱり劉慈欣はただものではない。 クラシックSFのファンである評者は、本書の話を聞いた時、なんとなく人類家畜テーマの名作『超生命ヴァイトン』のような話かもしれないと思っていた。大気中に突然発生して危険を及ぼす球電という現象が外見上、ヴァイトンに良く似ているように思ったので破滅テーマSFではないかと想像していたのだ。しかし、全く違った。ほんの少しだけ破滅テーマ的な部分はあるが、本書の主題は破滅テーマではない。ましてや人類家畜テーマは全然方向違いだった。外形だけに捉われてはいけない。 劉慈欣はそれほど安易なテーマで作品を書かないらしい。それが著者あとがきに書かれていた。 SFの本当の魅力は、誰も考えたことのないイマジネーションの中の事物や世界を創造することである。球電の真実の姿を解明することはSFの役目ではない。SF作家にできるのは、自分の想像したものを描くことによって、SF的なイメージを創造することだと。 そうして生み出された物語は、世界のあり方を変えてしまう話だ。物語の冒頭と結末で、世界認識が激変している。1945年8月6日以前とそれ以後のように。 日本版のサブタイトルのとおり『三体』の前日譚とも言われており、世界観、雰囲気は良く似ている。しかし、『三体』と比べると遥かに読み易い。 劉慈欣の長篇小説を始めて読むならば『三体』よりも本書の方が読み易いと思う。 本書を読み終えた後、4年前の『三体』の読書メモを読み直してみた。今でこそ手放しで絶賛している『三体』だが、最初は評者もかなり戸惑いながら読んだ。というのも、続篇からはある程度落ち着いたが、特に最初の『三体(第一部)』は相当に変な物語である。その破天荒さはワイドスクリーン・バロック的(脳を掴まれて引っ張りまわされるよう)でもある。 それに比べると本書は常識的な物語である。語られるアイデアは特異で非常識的だが、ストーリーの構成も展開も常識の範囲内であり、読んでいて戸惑う場面は少ないと思う。ただし、小説としてのインパクトは『三体』の方が圧倒的に上回っている。これがトレード・オフの関係になるのはやむを得ない。 長篇に限定しなければ、初めて劉慈欣を読む人は短編集の方がとっつきやすいと思う。 以下、ネタバレしない範囲で気になったことなど。 主人公は球電研究者の陳だが、彼は語り部に過ぎない。(特に主要登場人物の中で彼だけが姓のみの表記となっていることに注目) 物語を動かしていくのは、彼の研究面でのパートナーとなる女性兵器研究者の林雲と後半から登場する基礎物理学の天才、丁儀だろう。 物語の後半では、主人公よりも林雲について語ることが重視されているように感じた。 4年前の『三体』の読書メモで、評者は丁儀と林雲は次巻(第Ⅱ部)以降で活躍するのではないかと予想していた。そのこと自体全く忘れていたが、今回、やっと二人の経緯(いきさつ)を知ることができた。 解説の指摘によって『三体』の該当のページを読み直して、それが書かれていることに気づいた時の驚きは、タイムトラベラーを発見した驚きに匹敵すると言ったら大袈裟すぎるか・・・ 途中、ロシアの話が出てくるが、ロシアの現状に対する作者の視線がシビアなことに衝撃を受ける。 本書は自然科学と兵器開発の関係をテーマにした物語でもあるが、科学者の宿命と倫理問題に繰り返し言及していることも本書の特徴だろう。作者の実感なのだろうか? 本書では、科学のために身を犠牲にした多くの人々のエピソードが語られるが、次の言葉も捧げられている。 「だが、それが科学というものだ。過去のどのまわり道にせよ、不要なものなどなかった。たとえそれがどれほど莫迦げた遠回りに見えたとしても」 ストーリーの展開について4点の疑問。 冒頭、球電によって起こった事件は特異で、その選択性が大きな謎として主人公と読者を引っ張るが、後に説明される理論だけでは説明しきれていないのではないか。両親の肉体、ガラス戸付きの書棚の中の書物の一部、冷蔵庫の中の食材、主人公が着ているランニングシャツ、ポケットの中の携帯ゲーム機。この5点が同時に選択されたのは何故なのだろう? 2点目、気象学を学ぶために大学に入学した主人公は、自分の学びたいことは気象学ではなく物理学であることに気づいて、大学の授業の多くを受けず、自分の興味のある講義だけ受講し、後は図書館で自習していたということだが、よくそれで大学を卒業し、気象学で大学院に進めたなと思う。また、後に竜巻の予報をする際に気象に関する基礎知識が必要だったと思うがいつの間に身につけたのか?【時々表現に誇張があるのは作風か?】 3点目、実験過程を超高速度撮影する場面で、現象が発生した場面にはカメラが向けられていなかったということが連続するが、この実験でそんなことがあり得るのか?少なくとも標的がある場所は撮影対象だろう。逆にカメラの台数に制限があるならば、その数以上の標的を設定するべきではない。 4点目、終盤の第三部で、一帯を襲った異常事態の下で自動車を利用していたが、その自動車が影響を受けていないのは何故か? 蛇足だけど、誤植、表現の疑問2か所に気付いた。 1点目は、P231 5行目は“天体望遠鏡”と表現。P297 15行目は“天文望遠鏡”と表現。 2点目は、P330 14行目 “に”の重複。 | ||||
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キレイな本なので、読むのも楽しい。 | ||||
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