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三体0 球状閃電
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三体0 球状閃電の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 1~20 1/2ページ
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前編があったとは知りませんでした。 序盤は三体へ繋がるエピソードと共に科学の謎をどこまでも探索し、中盤からはスピーディーな展開にドキドキさせられ、終盤の秀逸なストーリーで謎解きに納得させられる。少し長めの作品ですが引き込まれて止まらなくなります。三体の時と同じ様な感動と読後感が感じられました。 | ||||
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劉慈欣による三体のスピンオフ作品。 時間軸は三体の前日譚になり、三体の登場人物の一人が出る以外は繋がりはほとんどなく、同じ世界戦にある全く別の物語となる。 実在する球電と呼ばれる自然現象の解明に人生を捧げる主人公と兵器開発研究者の副主人公、そしてSF的な設定の球電の謎と共に物語が展開していく。 三体と同様に物理学や量子論と科学的創作を見事に融合させており、著者のSF的アイデアには今回も関心させられる。 ただ三体のようなスケール感や展開の速さはないので、同著者の独立した別作品として読む方が楽しめるかもしれない。 三体と同じく、細かいところまでは理解できていないので、本作も再読する必要がありそうだ。 | ||||
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三体を読んでほー最近は中国の人のSFもメジャー感あるなあ、と思い、前日譚を読んでみた。三体とのストーリーの繋がりは感じなかった。「プロジェクトへイルメアリー」との比較という気持ちも起きなかった。 球電というのは実在してるみたいだが、まだ性質が解明されてないところを膨らませている感じなのか、不確定ですごい破壊力で、それの発生元になるタマゴがふつーに空中で発見できるのが面白いな。 後半はシュレディンガーの猫ってこういうことなのか、物理とか量子と幽霊やオカルトが隣り合わせみたいな観察者の有無、そこをファンタジー気味なSFに展開。時間の辻褄が合わないところの未回収あるんだが。 それにしてもヒロインが極端に美しく才能豊かで兵器マニアというのが、ちょっとクラシックSFのヒロインぽいのかも。読んだことないけど後書きから推測すると、アーサーCクラークっぽいのかな。こういう女性って王道SF男子読者好きそう、と思いました。 | ||||
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三体と同じ世界だけど三体人も出てこないし三体と言ってよいのか。 販売戦略にまんまと引っかかってしまったのかな。 球電と量子の話しで霊も説明できてしまった事が面白かった。 | ||||
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一度、すべてを読み終わらないと、三体とのつながりが明確には見えてこない気がしました。 でも、そのつながりを探しながら読むとより面白いと思います。 また、雷に関する知識が少しでもあるとより実感が沸きます。 | ||||
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三体本編との関連はキャラクターくらい。 しかし球電の現象や仕組みは非常に面白い。作者は良くこんな設定を思いつくな、という感じです。物理の知識が少しでもあればより楽しめます。 | ||||
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必死こいて考えた戦術が、人類への罪「便衣兵」。 そこで、興醒め(-2星)です。 お里が知れますね。90年前と変わらない。 お話は、独創的で面白かったです。 最後の観測者の正体は? いい終わり方だと思います。 | ||||
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WOWOWのドラマ「三体」を見て、球電兵器がどんなもので どんな背景を持つものなのか知りたくて読んでみたが、途中か らどうでも良くなった。後半特にラストに向かう最終の流れが ストーリー的に面白い。というか素敵な展開。 「三体」は天体としての宇宙の話だが、こちらは、量子として の宇宙の話かも。量子化した対象の住まう世界の話が「三体」 シリーズの後、物語として展開されるのか?とか想像してしま う。この作品ではそこは仄めかし以上の触れ方はされてないが。 この作品は、事象的には「三体」シリーズとは連続しないパラ レル次元の話と思われるが、量子化した対象の住まう世界に物 語をさらに発展させた、別次元の続編が「三体」シリーズとも 絡めて書かれたら面白いと思った。 | ||||
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三体シリーズは素晴らしい作品でした。 文句なしです。 しかしこの三体ゼロは三体に直接関係するストーリーではありません。 あとがきにもあるように、三体の前に書かれた同著者の作品を、前日譚と言えるし三体の名前をつけて日本で出そう!という話のもとで三体ゼロに改題して出版されたものです。 ですので、三体シリーズを読み終えて、さぁ次に三体ゼロを読むぞ!と意気込んで読んだ私はなんだか拍子抜けしてしまいました。 宇宙の話はほぼありません。 三体の余韻に浸りたい人はしばらく時間を置いてから本作を読むと良いと思います。 | ||||
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発想はいつも面白い。ただ、この著者だから仕方ないんだろうが、だらだらと安っぽい人生観や登場女性のステレオタイプな背景を稚拙な文章で表現されると飛ばし読みをしてしまいます。いつも、いいキャラクターを産み出しているのに、惜しいなぁーと思ってしまいます。 | ||||
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『三体』3部作の前日譚である。 といっても、内容が三体に続いていくわけではない。 『三体』の主要登場人物の一人である丁儀が、本書においても主要な登場人物となっているだけである。 (以下はネタバレを含む) 本書は宇宙や他の惑星に話が広がるのではなく、地球上で完結する。 謎の自然現象であるバレーボールほどの大きさの球電と何か。 丁儀は、それを解明する物理学者として登場するのである。 他に、14歳の誕生日の祝いの最中に、両親が球電に接触したことにより死亡した若い雷研究者と、さらに中国軍の最高指揮官の娘で武器開発を担当する軍人の少女のような登場人物も。 そして、丁儀の研究により球電は実はマクロ電子であることが解明される。 マクロ電子が電荷を帯びると、特定の物質に対してその電荷を放出する。 その性質を活用すると、球電は新しい兵器となり得るのである。 しかも本書では21世紀初頭に、中国がアメリカを含む複数の国と戦争状態に陥るという設定となっている。 マクロ電子があるならマクロ陽子もあるはずだというように、話は展開していき、マクロ陽子を2つぶつければ核融合が生じて、さらに強力な兵器となるという仮説と実験がもくろまれる。 まあ、そんなストーリーなのだが、なかなかも面白いのは、マクロ電子は素粒子であるからこそ、量子効果を生むという設定である。 そこから、球電にかかわる主人公たちは、量子の重ね合わせ状態に陥り、死んだはずなのに生きて登場したりする(シュレーディンガーの猫ならぬ、人間状態)。 そして、人間模様の描き方は、『三体』と同様になかなかに面白い。 ただ、『三体』が圧倒的な時空のスケールのハードSFであることに比べれば、本書のスケールははるかに小さいとも言える。 まあ、『三体』を読んだ人は、これも読んでおくのもいいかもしれない。 実は、ぼくはすでに『三体X』も注文しているのだからして(笑)。 | ||||
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三体シリーズはXも含めてとても楽しめましたが、これは合わなかったです。 SFとしては観測者の有無によって結果が変わるとか、わかりやすい量子論の展開は中々のスケールは感じましたが、なんといっても登場人物に魅力が無くて、正直に言うと内容が頭に入らずとりあえず読了させただけだった。 女性主人公は苦手を通り越して不快ですらあり、男性主人公に至っては登場する意味あるのかっていう空気っぷり。 さらに次々と新兵器の実験をするさい理屈・理論は丁寧に書かれているものの、未知の素材を用意するなどの 準備が一瞬で完了するのはさすがに都合が良すぎ萎えた。 | ||||
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量子論ベースのゴースト・ストーリー。あくまでSF量子論であり、マクロ電子の電荷などの説明はない。ゴーストの影は主人公が空き家となった実家に帰郷した際に現れる。本当に泣けてくる話であり、三体三部作もそういう部分はあるが、こちらはより顕著。数日後、Green Green Grass of Home by Elvis を聴いたが、レゾナンスするものがあったような気がした。(英訳にて読了) | ||||
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これって出版社のタイトル詐欺ですわ。 名作、三体の前日譚風のタイトルですが、それは邦題。もともと著者が”三体”の前に書いた別物の小説で、一言も”三体”は出てこない。なんか米国が攻めてきて戦争状態になって中国が退ける的な・・・三体にそんなバックグラウンドはなかったよね。繋がりは三体の2巻目”黒暗森林”に出てきた科学者が同名で出ているだけ。 内容はともかく出版社の本が売れればいいって言う姿勢に腹が立った。 | ||||
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プロジェクトXもの。兵器を開発するために試行錯誤するお話なので、SFとしては「会議や議論・理論」が面白い作品なのだが、その理論によって実現するシュールレアルで派手な現象という「映像(小説だが)的な見せ場」もある。キャラクターも魅力的。 三体の前日譚ではあるが、三体Ⅱあたりのエンタメ力というよりは、三体や三体Ⅲの作戦会議パートあたりの空気が好きだった人が一番楽しめるのではと思う。リソースは無限ではないが、創意工夫でなんとかする感じが。 | ||||
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タイトルは、「球状閃電」です。 前半、読むのに忍耐が要ります。 なので、初めて劉慈欣作品を読む方は、「三体」及び、短編集からどうぞ。 興味を持ったら、本作品をぜひ。半ばぐらいから、炸裂しますよ劉慈欣節! 驚愕、感動、慟哭の雨あられ! ラストときたら、まあ、ロマンチック! ファンタスティック! 聞くところによれば、劉先生、栗原小巻さんのファンだとか。 超絶美しい小巻さまを思い浮かべながら、あのラストシーンを、 書かれたのでしょうか。 次回作は、天の川伝説を基にしたハードSFなんかいいなあ。 | ||||
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またまたのめりこんでしまった劉慈欣世界。 早く映画化してほしい。 林雲はもちろん、シン・仮面ライダーに出ていたあの浜辺美波さんである!! | ||||
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『三体』のはじまりの小説です。 マクロ電子とマクロ原子核を見てみたいと思いました。 奇想天外なSFとして、読み継がれて欲しい連作です。 | ||||
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嘘が最も効果的に働く方法とは ほぼ真実の中にほんの僅かの量の嘘を混ぜることだと聞いたことがないだろうか? 例えば 配合比的には真実95%に嘘5%ぐらいだろうか・・これが嘘10%だと もう露骨にこりゃあ騙そうとしてるな、と悟られてしまうような気がする。 さて 劉慈欣 球状閃電がまさにそんな感じでありました。 ここで冒頭から登場する、本作のターゲットである「球電」という現象は発生原理こそ究明されていないものの(所説あり)史実例(宗教上の奇跡例に多い)やら目撃例やら多数あり、実験やら兵器利用への検証なども実際に行われたりしているアイテムなのであります。 なので 本書最初のうちはSFというよりは なにやらトンデモ科学・トンデモ兵器開発物語かよって気がしてきて、 劉さん、どうしちゃったの?あの三体、はいつ出てくるの?と じりじりしてしまったのですが、これが劉慈欣の先に述べた”嘘の術中”に嵌まってしまった、ということなのでした。 物語は中盤、三体1で懐かしい丁儀(ディン・イー)が登場して以降、一気に動きが激しくなります。 ネタバレになるが球電の正体が判明してゆき・・・・・・ 更には この球電が その特筆的な破壊力と、特異的に攻撃対象を特定できる、例えばどんな分厚いコンクリート壁も透過できて内部の人体だけとか、IC回路だけを焼き切り、灰としてしまう、 というトンデモ兵器に進化してゆくのだが、こうなるともはやどこまでが現実でどこまでが劉慈欣の混ぜ込んだSFギミックなのか?自分にはわけわからず 愉しい混乱状態に陥ってしまった次第。 三体Xほどファンジンでなく 老神介護や流浪地球ほどに短編じゃあ物足りない、自分のようなじっくりと三体三部作の残り香を求めたい三体ロス読者には 何かとツボを押さえた小憎い1冊なのでした。 | ||||
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三体→三体Ⅱ→三体Ⅲ→三体x→三体0 とシリーズを追ってきましたが、これまで読んだシリーズとは違いスケールはあんまり大きくないです。とはいえ、三体好きなら十分楽しめる内容だと思います。シリーズに登場した一部の人物が出てきますが、なかなか魅力的なキャラクターに仕上がっていてとても面白かったです。シリーズ全般にいえることですが、やはり魅力的な登場人物たちがエンタメ性をグッと引き上げているように思います。本書に登場したテロリストの女教師なんて、たった数ページしか出てこないくせに最高にいかれてて面白かったです。まあ、まともな女性が出てこないので女性の読者さんには勧めにくいシリーズですが、理系のオタクにまともな女性を書けるわけがないのでそこは諦めてください。もし、シリーズ未読なら最初に読むのもアリだと思います。 | ||||
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