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オメガ城の惨劇 SAIKAWA Sohei's Last Case
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オメガ城の惨劇 SAIKAWA Sohei's Last Caseの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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ですが ちょいつまらんかった | ||||
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懐かしさを覚えるし楽しめなくもないけれど過去のキャラクターありきの物語ですよね。 S&Mシリーズみたいにキャラへの思い入れがどんどん深まってくるシリーズにまた出会いたいな。単体の作品としては叙述トリックがあるにせよ不自然極まりない。 | ||||
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そもそも作者は本格ミステリとして書いてるつもりはないんでしょうが… 以下ネタバレ↓↓↓ 相変わらずキャラの魅力、会話の魅力、文章の魅力に溢れていてファンは期待を裏切られないでしょう。そこまでファンでない人が、「F」のような作品を期待して読むとガッカリすると思います。 今作では犯人によるトリックらしいトリックは無く、叙述トリックは2つほど。1つは海外と思われた舞台の島が実は日本でしかもあの島だったこと。もう1つはあの人だと思っていたら実はあの人だったということ。 どちらも作者が読者に向けたもので、イマイチ犯人達があの計画を立てたメリットがわからない。いや、金が入ってくるのはわかるんだけど、警察から見たら被害者達の嫁達が揃いも揃って全員犯行時刻にアリバイがないわけですよね?それは流石に疑いませんかねぇ?それなのにあんな労力をかけるのは何故なんだろう…。十角館みたいなことを狙ってたのかな? 犯人限定の理由は1つ用意されているけど、それも穴だらけに思えるし… なので「本格ミステリではないキャラ小説」と帯に書かれていても読みたい読者はきっと満足すると思います。たぶん作者もそういう人に向けたプレゼントとして書いたに過ぎない、と思っていると思います。 背表紙に書かれた「サイカワソウヘイ・ラストケース」の意味は私は未だにわかっていません。誰が解説してないかな… | ||||
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タイトルやら本帯やらでやたら煽ってるけど、しょうもない小作品です。 過去シリーズのキャラクターが出てくればそれだけで嬉しいというタイプのファン以外はあまり期待して読まない事をお勧めします。 | ||||
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最近はずっとそうだったけど ミステリとしての中身、トリックの質の高さはもう皆無に等しい。 期待しているものはキャラの伏線回収 男だと思ったら女だったとか、あの時出ていた人はなんとあの人でしたとか 今作はシリーズ最終作と銘打たれて、悲劇三部作の3作目「ωの悲劇」として予定されていた メフィストで連載されて、発売にあたってはノベルスとは別で3000円超えの単行本も同時発売ということで本当にこれが最終作かという期待があった。 オメガ城の惨劇このタイトル アンフェアでは? エピローグだけ楽しめた | ||||
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終始眠くて、ただひたすらページを捲って半ば意地で最後まで読み切りました。 私はこの著書から入りましたので以前の著書は読んでないので、サイカワ誰それ状態ですがそれを抜きにしてもサイカワの捻くれた性格にまず魅力を感じられなかった。 登場人物も全員カタカナでなんか下手くそな海外ミステリーの翻訳作品を読んでいるようでした。人物描写も成ってないし。 ほんとなーにが楽しいのか私には1ミリもわからないままでした。 | ||||
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※ネタバレしてます※ 森先生の小説は大体持っています。 推理小説はほぼ読まず、森先生の著作も読み物として楽しんでおり読みながら推理はしていません。 小説家として作品を産み出していこうという気概がないのは何十年も前からご本人が仰ってますが、私はこの本を読んで、もうこの先生は新しいものは産み出せないのだ、と強く感じました。 あのシリーズもこのシリーズもいくらでも続編が欲しいと思っていましたが、もう終わりがよいと思いました。 先生もそのつもりですので、方向性が一致しました。 登場人物がカタカナで出てくる、いかにも日本以外の場所であることを匂わせて実は日本… 森先生で幾度も似たものを読んできました。 ある人物の性別でハッとさせられましたが、これも本当によく使われてきたネタです。 後半までほとんど何もわからない主人公、内心解決してるけど明かしたがらない探偵役、突然襲われる主人公、危機一髪で暴漢は捕まり、それは驚きの人物だった… 何度目なのかこの流れ。正直、とてもつまらなかったしがっかりしました。 推理しないで読んでるのに、サイカワはたぶん別人だと気づいてしまうし編集長が怪しいと初期に知ってしまうし、推理小説としても浅いと思います。 本編にちゃんと登場しない人が犯人なのも森先生あるあるです。 真賀田四季が登場するのって相当特別なはずだったのに、安っぽくなりましたね。 先生は本当に義理で書いてるんだなと感じました。 私みたいなリピーターでなければ楽しめた内容だと思います。 他の創作物では全く思ったことがないのですが、初めて、原作者より二次創作者の方が面白いものを産み出せそうだと思いました。 当初は創刊された雑誌で連載されると知り喜んで会員登録し、無料で発行された1号を読みました。 が、何というか…。いつもの感じがしたというか、面白くなさそうな気配がしたため有料会員へは切り替えず、単行本になったのも偶然知った始末です。 有料会員にならなくてよかった、と思ってます。 懐かしいキャラを出すファンサービスだと思うことにしました。 正直、なんだかんだ最後の刊行物まで楽しむんだろうなと思ってたので、自分がこんなに失望したことに驚いてます。 森先生の小説で好きなのは、本編と直接関係ないような会話場面です。そこに語られる話を深く考えたりするのが好きだったのですが、この本はそういうものもなく、主人公の描写も浅く、浅く作ったというより深く作れなかった感じが強いです。 | ||||
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正直にいうと、私は今回の作品があまり面白いとは言えませんでした。 私は森先生の本はs&mシリーズ、vシリーズと来て今のgシリーズを読んでいます。それに新書で書かれるエッセイはほとんど読んでますし、店主の雑駁はほぼ毎日見ていました。すべてをみているわけではないのですが、かなり森先生の作品にどっぷりと浸かっています。 (ただし、今回はgシリーズの最終巻なのかは不明ですが…(これは後述)) 一言でいうと今回の作品は「なんで今更このテイスト?」と言う印象を受けました。過去に食べた味のものを再度食べているような感覚でした。これは森先生の作品の中では珍しいことでした。 だから星一つです、というのは簡単なのですが… 森先生の作品の面白いところは、キャラ、トリック、語り口調、文体、思想などなど色々あります。そしてこれまでの作品のあとがきを見ると森先生はそのほとんどを計算して書かれていることが分かります。 ですので、きっとこの作品を読んだ読者がどのような反応をするのか、森先生の計算のうちなのだと思います。私の反応も先生の計算のうちに違いありません。 私の本作を読んだ感想はこんな感じでした。 (序盤)「ふむふむ、こんな舞台設定なのか」 (中盤)「あれ? なんか古くない?」 (終盤)「これ前に見たことあるよ」 (読んだあと) 「これが楽しみにしていたgシリーズの最終巻?」 「というかオメガってギリシャ文字じゃないじゃんgシリーズなの、これ?」 「森先生はこの作品で何をしたかったんだろう?」 そこでプラス思考で森先生が今回、読者にどんな仕掛けを施したか考えて見ました。 上記を見てもらえば分かりますが、メタ的に楽しんでしまっている自分に気が付きます。小説単体ではなく、メタに考えてしまっているのです。シリーズを通してこの作品の役割はなんだろう、と考えてしまっているわけです。 仮にこの作品がgシリーズの最終巻なのだとすれば、この作品は、初期のs&mシリーズから、百年シリーズに移行しようとしていた話が初期のテイストに戻ることでgシリーズ全体をまとめるような効果を感じられます。 そしてよくよく冷静になるとこれはgシリーズなのかさえよくわからない、カタカナのオメガが書かれた話になっています。「〜の悲劇」からなる連作とはややテイストが異なるのもあって、これはgシリーズとは違うのではないか?ということを考えてしまいます。(こういうのが小説外の思考なんですよね…) また、仮にgシリーズではない、つまりgシリーズにおける最終巻が別にあるのだとすると、この作品の意味は、gシリーズの最終巻を補強する意味合いがあるのではないか、と想像します。 もしくは、今のどっちつかずの状態こそが森博嗣の望んだ状態なのかもしれません。この作品がgシリーズの最後であるかを明確にしないことで、私が想像したgシリーズ最終巻が、もしかしたら存在するのかもしれない、と思わせる効果があるのかな、と。 このように小説外のことについて考えてしまうのは、は初期の別作品にあるメタトリックにも類似しますが、シリーズとしての立ち位置を考えてしまうと言うさらにメタ的な視点になっているようにも思います(私はメタトリックははじめは「だから何?」と感じましたが、ヒットしたときの感覚は凄まじいものがありました) 一方で、マイナス思考で考えると、この作品はもともとメフィストの雑誌に載せられたもので、連載型で、(森先生にとって)作成しやすい形態を採用したのではないかと予想しました。また、当然のことですが、注目を引くために、gシリーズを思わせる(あるいは本当にgシリーズなのかもしれませんが)タイトルにしたのではないか、とも思います。 いずれにしても、新作を楽しみにしております。星一つにして申し訳ありません。多分、色々と考えすぎてしまったと思います。 結局のところ「いい作品だったのか?」と言われれば「よくわからない」という感じでした。それもまた面白いと感じてしまう私は、もう完全に信者なんですよね… | ||||
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森博嗣ファンでしたが、こんなに薄い内容の「推理」と言えないレベルの小説をスピンオフとして出してくるとは驚き。一応犯人はわかるので、以前のシリーズにあったようなモヤモヤはないですが、、、。 これは皆が首を長くして待っている本編続きでないので、読んでも読まなくてもいい。 英語のタイトルの思わせぶりといったら。 個人的には買わなくてよかった作品。 | ||||
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帯の惹句には “「F」の衝撃、再び。孤島、城、密室、博士、天才、殺人。” とある。確かに嘘はないが、本書の編集者はどんな思いでこのコピーを選んだのだろう。“笑劇” の間違いではないか? 『すべてが「F」になる』とは比べるべくもない「バカミス」としか言いようがない。 …と書いたら、どんな凡作を読まされても感激に震える熱烈な森博嗣信者の逆鱗に触れそうだが、つまらないものはつまらない。よく「マニアがジャンルを殺す」と言われるが、森博嗣と信者の関係も似たようなものに思える。きっと「星5つ」の高評価をあふれさせるのだろう。最早、森博嗣は信者に崇められて悦に入ってるカルトの教祖か? さて。“「F」の衝撃、再び。” と謳っているのだから「S&Mシリーズ」なのかと早合点していたところ、巻末の森博嗣著作一覧では「シリーズ外作品」となっている。まあ、西之園萌絵は不在だし、「エピローグ」で “サイカワ・ソウヘイは×××だった” というオチまで付いているから、そうなるか。…で、事件の発端は、またまた出てきた謎めく天才科学者・真賀田四季名義の招待状。この真賀田四季、森博嗣作品には複数のシリーズを跨いで出没するのだが、どこがどう天才で、何を以て人々から神の如き存在と崇め奉られているのか、さっぱり分からない。著者も下手に書くと底が割れるので、書きようがないのだろう。だから “コンピュータのシステムも能力も、それに情報工学の全般にわたって、マガタ・シキが君臨している” (単行本66頁) とだけ書いて誤魔化そうとする。自縄自縛だな。また、作中で招待客の前に突然姿を見せた真賀田四季は「これから起こることに、ご注意される方がよろしいと思います。でも、私にはどうすることもできません。人間というものは、そういうものなのです。ほとんど無力、ただ呼吸をし、老化し、死んでいくのですから、一時の迷いも、トリヴィアルな揺らぎ…。では…」(単行本91頁) という具合に迫りくる危機をほのめかす。分かってるんなら、もっとはっきり警告するか、さっさと避難するよう忠告するか、したらどうだ! (人の死に無関心な) こういう人物造形を納得できなければ、本作も納得できないだろう。そもそも殺人の動機も、犯行計画もまるで陳腐だし、サイカワ・ソウヘイによる謎解きのプロセスもいい加減。雑誌のバックナンバーに載った重要関係者の写真にどうやって辿り着いたのか。物語終盤、電話でサイカワに危機が迫っているのを知らせたのは誰で、何故それが分かったのか。何の説明もないよな? そして唐突な大団円。犯人としても渡航記録を調べられたら一発で疑われそうだ。偽造パスポートを用意していたとでも? 殺人現場もまるで密室になってないし…。ついでに、本作の語り部である雑誌記者は、招待者のなかにいなくてよくない? 森博嗣の名前がなければ、出版されたかどうかさえ頗る疑問な突っ込みどころ満載の作品。 なお、過去の森博嗣作品の愛読者以外、「エピローグ」の内容はほとんど意味不明だろう。 | ||||
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