■スポンサードリンク


地中の男



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

地中の男の評価: 4.20/5点 レビュー 5件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.20pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

依頼人はいらない

もはや探偵と言うよりは正義感の強い一介の人間としてのリュウ・アーチャーの存在。依頼人はもはや必要としなくなったかの様に、まるで本能に導かれるように他人のトラブルへさまよいこんで行く彼。ロス・マクドナルド作品の本質は、人の悲劇を深く見つめ直すことから始まる。
地中の男 (Hayakawa pocket mystery books)Amazon書評・レビュー:地中の男 (Hayakawa pocket mystery books)より
4150011605
No.1:
(3pt)

依頼人はいらない

 ロスアンジェルスの雨上がりの朝。リュウ・アーチャーは庭で小鳥たちに餌を与えていた。すると、隣のアパートに住む幼い少年が寄って来た。少年ロニイはジーンという若い母親の息子で、やはり若い父親であるスタンリイはそのロニイを連れて車で出掛けて行った。車の助手席にティーン・エイジの娘が乗っていたのをアーチャーは目撃した。スタンリイたちはサンタ・テレサにある祖母の家に向かったらしいのだが、折りしもサンタ・テレサでは大規模な山火事が発生していた。ジーンの依頼でスタンリイの様子を探りに行ったアーチャーは、スタンリイの祖母の家の近くで地中に埋められたスタンリイの死体を発見する。そして、ロニイとティーン・エイジの娘は行方不明のままだった。
 スタンリイは生前に家出した自分の父親の行方を探すのにずっと熱中していたのらしい。リュウ・アーチャーは複雑な人間関係を調べていく内に、10年前に起こったある事件を掘り起こすことになる。
 もはや探偵と言うよりは正義感の強い一介の人間としてのリュウ・アーチャーの存在。依頼人はもはや必要としなくなったかの様に、まるで本能に導かれるように他人のトラブルへさまよいこんで行く彼。ロス・マクドナルド作品の本質は、人の悲劇を深く見つめ直すことから始まる。
地中の男 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 8‐11))Amazon書評・レビュー:地中の男 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 8‐11))より
4150705119

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!