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方舟
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方舟の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.63pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全63件 1~20 1/4ページ
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設定があまりに非現実的だし、動機も薄弱なのだが、単純に脱出ゲームの設定だと思えば納得できます。スプラッターハウス+ディグダグ+スペランカー? | ||||
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結末の部分は秀逸です。 しかしながら、設定に無理がある点や、 登場人物一人ひとりの人物描写が不足しており、 たくさんいる登場人物の誰にも感情移入できない点など、 気になるところがあります。 それ故に、結末に至るまでがとても長く感じました。 途中で何度か投げ出しそうになりましたが、 結末部分がよかったので、★3つとします。 | ||||
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私は、時間を返せといいたい。これほどの長編である必要はないでしょう。10角館と同じで、長すぎる。そして、途中は退屈であり、なくてもいいところもあります。まあ、推理小説愛好家であれば5つ星でしょうが、それほどのマニアでなければ、途中であきらめるのではないかと思うくらいの冗長さがある本です。 | ||||
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犯人が真相を明かすラストはとてもよいです。世界がひっくり返る。しかし、そこまではミステリーとしての魅力に乏しく、弛緩した文章が続きます。飛ばし読みすると設定がよくわからなくなる。人物描写が浅いので、どれがだれかわからない。編集者もその辺は弱点だと思ったらしく、アマゾンのページを開くと、イラストで人物と建物の図解がある。これは役立つ。あとがきで有栖川先生もその辺を著者に代わって言い訳している。どんでん返しのために退屈に耐えられる人には最高の作品。 | ||||
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どんでん返しを楽しみたい人用の本って感じ。トリックは面白いけどそこまでの道中が長過ぎたからモヤモヤする読者が多いのは仕方がないかな。"おさらい"が多すぎて途中読むのが面倒になった。「貴方ならどうする?」と考えさせられる本のように思えて実際のところは考える余地もない。それならせめて犯人と主人公の関係性をもっと深くしてほしかった。火遊び程度にしかみえない男女で何も考えさせられない。 | ||||
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まずまず、といったところでしょうか、、、。 | ||||
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なんていうか、後半ずーっと思ってたんだけど、殺人犯が、しかも無差別に人を殺している人間が、皆を逃がすために自分が犠牲になる?拷問するのかとかなんとか主人公愚図愚図悩んでるけど、どうせ死ぬんだから拷問されたってやらないよね?てか脅してやらせられることでもないような。なんで皆して「犯人見つけてそいつにやらせよう」って思考になってるのか謎だった。はやく脱出するほうが優先だろうに。そこに加えて呑気に恋愛めいた話やら哲学談義が始まって、テンポ悪いなーと思っていたら、最後のどんでん返し。いや、確かにどんでん返しはすごかったけど、力技すぎて色んな矛盾がなかったことになってます。 しかし真犯人、凄い高い殺人能力を持ってるんだけど。何者?地震が起きた瞬間、いち早く状況を認識し、次の瞬間友人を殺してる。しかも相手は健康な男子。抵抗されなかったんだろうか。そして次の被害者の首を切断する。知らないけどそう簡単にはいかないだろうに。極限状態で徐々に、、、というのならわかるけれど、この犯人は普通の主婦から一転、一瞬にして人殺しになるというこの異常さ。 で、読了感の悪さよ。皆が死ぬならともかく、犯人だけが生き残るなんてことある? | ||||
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まあ、なんていうか普通かな。 文章力はないし、引き込まれる人物描写もない。 ラストが確かにどんでん返しだから、「そうきたか」とは思うけど、それまでが面白くないから、総じて「ふうん」って感じ。 この作品がなぜ巷で高評価なのかわからないな。 頭の良い高校生が考えそうな内容。 | ||||
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ホラー的な怖さを期待していたが、どちらかといえば謎解きメインの話。 犯行動機はピンと来なかった。 でもラストは予想を超えていた。 | ||||
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評価ほど良いとは思いませんでした。 | ||||
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直接の種明かしは極力避けるが、物語の構造上どこに触れてもネタバレに触れずには書けないのでどうか読前には読まないでほしい。 決して悪くはない。読み物として面白かった。星3の価値は十分にある。 ただ、やはりこのギミックを成立させるために逆算的に拵えたミニチュア世界の感が強く、そこがどうしても気になった。 まず舞台がかなり特殊である。このシチュエーションを成立させるために作られた世界だと言ってもいい。それ自体は悪いことではない。ただ、そのやり方がひとつひとつ露骨過ぎて不自然さが拭えない。 作中の説明をそのまま信じるとして、舞台となる地中構造物の建造がそもそも不可能であるところも大きな問題だ。 発電機からの煙突は地面を貫入して地表に繋がり、水道は通り、トイレの汲み取りの穴も開いている。相当な資本と技術力である。 地中空間を利用して構築した建造物とのことだが、これでは内部に資材を運び込む手段がない。帯の惹句から何かしらのサプライズは予想していたので、その点についての何かしらのワンダーがあるのかと思ったが、全く説明はなかった。人里離れた山中の、重機が通る道路もない場所の、地中への搬入経路もない大空洞に、突然大量の鉄骨と鉄板と木材が出現して建物が完成する。それはもはやミステリではなくSFである。 鉄骨を主体とした三階建ての建造物が、地下水が染み出す地中に置かれ、ましてやその一階が水没していたら数年ももたず自重で崩壊する。本作はフィクションであるのだから、本筋と関係ない部分に厳密な根拠は必要ない。だが、説明は必要である。いくらなんでもこれは…という部分には何かしらの嘘が求められる。ミステリは特にそういう作中の「違和感」を発見していくジャンルだ。それはささやかであればあるほど良い。匂い立つ違和感だらけでは鼻が馬鹿になる。何でもいい、例えばこれは錆びない鉄骨なのだという雑なものでも、一言説明があればいい。その手間を惜しんではいけない。 物語は、こういう怠慢によって書き割り感が生まれてしまう。 扉を塞ぐ岩という発想もやや幼稚である。地中と地上を堰き止める大岩。容易に思い浮かぶのは天岩戸や千引岩を代表する神話のアレゴリーである。方舟という旧約聖書に題材をとったタイトルからも、その方向に発想が広がるのかと思いきやそうではない。それは都合よくなぜか地中にあっただけの岩である。その仕組みもご都合主義だ。この岩を引いて落としたらここが塞がるというのはあまりに単純が過ぎる。往年の倉庫番やゼルダの伝説ではないのだ。ギミックにもう少し工夫と説得力がほしかった。 またこれは核心部分なのだが、作中の黒幕(としておく)の最終的な目的が非常に不自然である。百歩譲って初手の行動に論理性を認めるとしても、エクソダスの方法についてあまりに楽観が過ぎないか。なぜ観測もできない、状況もわからない脱出方法に全幅の信頼を置いているのか。そこが通れるかどうかなど全くわからない。およそ計画性がある人間が頼る方策ではない。それならば口八丁で仲間を巻き込み、彼らに脱出のバックアップをしてもらった方がはるかに危険性は下がるはずである。 むしろ、この脱出手段は本来なら開始三日目あたりで試されるべきであり、しかも失敗して選択肢から外される可能性の方がはるかに高い方策である。なぜ黒幕が盲目的にそれを信じ、したり顔で得々と勝ち誇れるのかが全くわからない。 七日間というタイムリミットもあまり生かされてはいない。作中でもたびたび触れられているが、この期間の大部分を登場人物のほとんどは無為に過ごしている。これを圧縮してしまうと連続殺人が起きる"間"が忙しなさすぎるという配慮なのだと思うが、やはりこれも結果からの逆算の都合である。 何よりせっかく七日の時間があるのだから、この間に疑心や各自の思惑などがもっと錯綜すべきであったと思うが、ほとんどの登場人物は古き良きアドベンチャーゲームよろしく部屋に閉じこもるか食堂で缶詰を食べて世間話をするだけである。正常性バイアスと言えばそれまでだが、自らの命がかかっておりタイムリミットもある状態で、まがりなりにも解決を図ろうと行動するのが犯人を除けば二人だけというのもややお寒い。そこには人物の思惑が見えない。 いや、もっと言えば作中人物がラストに向かう筋書き以外の可能性を全て無視して、それを試すこと自体がタブーになっていると言ってもいい。物語で嘘をつくならば、本来ならそこにこそ丁寧な描写が求められるはずだ。 例えば出口の扉が岩に塞がれたとしたら、鉄の門扉を壊して岩を少しずつ削ればいい。幸いにして工具類は山ほどある。なにも小山のような大岩ではない。時間は一週間もあるのだ。順番に交代しながらハンマーで砕いていけば上の方に人が通れる隙間が作れる可能性はある。命がかかっているのだ、少なくとも試す価値はあるだろう。だが誰もそれをしようとはしない。なぜならそんなことをしては黒幕の思惑が叶わず、ラストに結びつかないからだ。 最初に触れた構造物の建築不可能性についてもそうだ。本来なら探偵は真っ先に指摘しなければならない、これだけの構造物だ。我々が入った人一人がやっと通れるマンホールだけが出入り口なはずがない。どこかに資材を運び込んだ大きな開口部があるはずだ。と。しかし、彼はそれを指摘しない。なぜなら彼らはラストに繋がらない事について考えることを禁止されているからだ。 この種の不自然さが作中全体に散りばめられている。そういう部分にリアリティが吸い取られていく。 ワンアイディアものであるが故の宿痾なのだが、舞台、人物、全ての要素がそのアイディアのために配置されたようでリアリティに乏しすぎた。このラストを思いついた時の作者の興奮は想像に難くない。そのアイディア自体は面白かったが、そこに気が急くばかりに全てを逆算のみで組み立ててしまったのが残念だった。舞台は書き割りとなり、登場人物は人形に堕した。 書き上げた後にもう少し落ち着いて、今度は降順に物語をリライトしていればより良い作品になったであろうことが悔やまれる。 | ||||
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いわゆる密室トリックもの、と言えるんだろうか。 設定された地下建築物が普通はありえないものなので、どうしても作り物感が出てくる。最近流行ってた脱出ゲームもの、イカゲーム的な。そこが好き嫌いが分かれるかも。 あとは読後感。ちょっと後味が。そういう事ね、と感心はするけど人間の浅ましさや狡さとかが残ってしまう。そこも好き嫌い分かれる部分でしょうか。こういうトリック、謎解きを書きたい為に舞台や登場人物も作られてるんだなとは思うけれど | ||||
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らしきホームズとワトソンの役割がよくわからない。 | ||||
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普段本を読まないが、YouTubeで流れてきたショートでミステリー、と聞いてなんとなく読んだ ラスト数ページがマジで胸糞展開だった あまり書くとネタバレになるので避けるが、こういうのは好きではない よく練ってある話だとは思ったが読了後不快になった | ||||
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とても読みやすく、最後までさくさく読めました。 面白かったですが、オチが読めてしまったのが残念。 前情報一切入れずに読むのがおすすめです | ||||
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テンポが早く、一気に読み切りました。 ただ毎回こういう類の小説を読む時 煽り文句を知らずして読みたかったなぁというか。 今回も帯で「この衝撃は一生もの」と、大々的に煽り倒してきている。 どれほどのものが拝めるのか、と期待に胸を膨らませながら読みましたが、なんだか映画やドラマで起こりそうな結末であっさり終わってしまいました。 そんな大した超絶どんでん返しでもなんでもない。 煽り文句も知らず、何も考えず手にとって読めばこの展開に驚いたことと思いますが…。 購買欲を高めるためとは言え、煽り文句で散々読者を釣っといて、結局肩透かしを食らう感じはなんだかなぁと複雑な気持ちになりました。 | ||||
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レビューでは最後のオチが秀逸という高評価で、自分も予想外の結末には思わず声が出るほどびっくりでした。 誰か一人が犠牲にならないと助からない、誰か一人を犠牲にすればそれ以外のみんなは助かる…という「そんな事ある?!」という状況もうまく設定されていて、リアルかどうかはさておきうまくできているなぁと感心してしまいました。 文章も読みやすくてサラサラと読めるんだけど、読了には10日以上かかりました… はっきり言ってオチと設定に全振りって感じで、それ以外の部分に魅力が…… 「どこまで読んだら面白くなるんだろう?」とダラダラ読み進めていったらオチまで行っちゃって、オチで度肝を抜けれた感じ。 予想できない結末とかが好きなら、間違いなく驚かされると思いますが、そこまでは割と平坦で盛り上がりに欠けている(死ぬかもしれない、殺されるかもしれない状況なのに…) 登場人物もそれなりにリアルな感じではあるんだけど、個々の行動にリアリティがないと言うか、下手なお芝居を見ている感覚に似ていた。 殺人の動機も薄くて、すべての真相を知った後には「もっと確実な方法があるのになんで殺人??」と。 推理も素人探偵の推理とは言えゆるさが垣間見えて、ジグソーパズルで例えるなら「すべてのピースがはまって、絵は完成したんだけどピースとピースの間に隙間ができてる」ような不完全感… 個人的にはクリストファー・ノーラン監督の映画にも似たような感想を抱いたから、彼の映画が好きな人ならハマるかもしれません。 | ||||
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ネットで「どんでん返しが面白い作品」と評判だったので、初めての作者さんでしたが手に取ってみました。期待通り、最後の仕掛けはお見事という言葉に尽きます。イヤミスと言うべきか否か非常に後味が悪い結末に悶々としました。 この悶々とした気持ちを晴らすべく、ネタバレを含んだ作品への疑問点を挙げてみようと思います。 何と言っても一番は、幼稚園教諭である女性の麻衣に3つもの殺人(被害者の内2人は男性であり、残る1人においては首を切り落とす残忍さ)をすんなりやり遂げられるものなのかということです。訓練したかのように自らは無傷でいられる完璧な殺人術を持ち合わせているというのは机上の空論に思えました。 また、大きな地震の後は余震が続くものです。「方舟」に閉じ込められた人たちは水位の上昇は気に掛けるものの、余震による方舟の崩壊は気にすることなく必ず1週間の猶予があるものとして過ごしているのは不自然です。それに加え、矢崎家以外の人物はその1週間を緊迫感なく犠牲者を選ぶことにただ費やしている状況は理解しがたいものがあります。何より、麻衣がどうしても生き残りたいのであれば、返り討ちに合う可能性がある殺人を行うより自分のダイビング装備だけを整えて早々に脱出を試みた方が良いはずだと思うのですが…。 意図的に細かい説明を省いてクライマックスに向けた疾走感を重視されたと感じるものの、麻衣が殺人に走った納得できる理由は描いて欲しかったです。 登山サークルにいたなら遭難者が手記を残していた話を聞いたことがあるのではないかと思われますが、主人公視点では日々の出来事が誰かによって記録されている様子はうかがえませんでした。ですが、実は主人公の知らないところで麻衣の犯行が記録された手記や音声が防水スマホ内にあり、捜索隊によって後にそれが発見される展開を想像することで留飲を下げています。 | ||||
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良かったよ | ||||
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設定が陰鬱ですよね。 「なぜ犯人捜しをするのか」の理由が「生贄にするため」なわけです。 地下に閉じ込められた主人公たちは、誰か一人が犠牲となり装置を作動する事でしか救われない。 そんな中でなぜか発生する殺人。 主人公たちは被害者の為ではなく、生贄にしても心が痛まない奴を炙り出すために犯人を捜すという訳です。 ネタバレ 映画「saw」のラストを連想しました。 当時、どんでん返しに対する驚きよりも理不尽さ不条理さを強く感じてしまい、釈然としなかったのを覚えています。 これまでそれなりに感情移入してきた主人公たちの頑張りは最初から無駄だった訳ですから。 ミステリとしての評価はハッピーエンドか否かとは別の話だとは思います。 でも個人的な好き嫌いの話をすると、嫌な話だったしこういうのはもう読みたくないというのが正直な所です。 やはり推理というのは現状の問題を打開するものであってほしい。 ほぼ合ってたけど結果的に無駄でしたなんてオチは読みたくなかった。 あそこからさらもう一捻りあって全て解決していたならば絶賛できたと思います。 | ||||
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