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古書店アゼリアの死体
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古書店アゼリアの死体の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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最後まで大どんでん返し。 | ||||
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星の数は同じにしましたが、マグノリアよりこちらの方がよかったです。古本屋んお女主人のキャラクターがいいです。 | ||||
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喩えるなら万華鏡のような長編。それも外の景色を取り込むテレイドスコープではなく、中にビーズが入っていてその動きが織りなす世界を楽しむカレイドスコープの方。 この作品の個性豊かな登場人物が織りなす人間模様はさながら万華鏡の世界。ついつい大きなパーツが作り出す基本となる形に目が行くが、脇を固める小さなパーツの動きで景色は様変わりする。 そして万華鏡が一回転する毎に中の映像が変化するように、違う角度から見ると事件の様相は一転する。 また、いつも作者の博識には感嘆するが、今回はロマンス小説。中でもゴシックロマンなるジャンルについて初めて知った。そしてゴシック小説の定義とは「若い娘が屋敷を手に入れる話である」。 そうか! 最後の瞬間、物語の景色がまた変わった。 | ||||
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若竹七海を初めて読む。消費税率が上がる前にまとめ買いした50冊のうちの1冊である。 文章の所々でちょっと読みにくいところがあったけど、ストーリーは面白かった。殺人事件なのにコメディータッチで重くならないのも読みやすかった。登場人物のキャラクターもそれぞれに際立っていて楽しめた。紅子さんには、また、どこかでお会いしたいものだ。最後のどんでん返しでは「おっ、そんな?」と思わずつぶやいてしまった。「そういや、そんな伏線もあったな。君か!」みたいな。 まとめ買いの中には「葉村晶」シリーズがある。読むのが楽しみだ。 | ||||
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葉崎コージー・ミステリの第2弾。そのままなのですが、小さな町を舞台にした比較的平和でちょっとユーモアがあって主として誰が犯人かという謎をメインにした後味のよいミステリです。殺人が起こっているのになぜかほんわかと、どろどろとした人間関係もあるのに、何故かこっちまで苦しくなるようなリアルさはなく、みんなにユーモアがあって所々クスリと笑えてしまうという、独特の世界観が好きです。謎の方も複雑で、最後にかけて複雑に砕けていた皿がぴったりと合致していく気持ちよさを感じました。 | ||||
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人間の業の深さを 感じます。若竹七海さんの本は 葉村晶シリーズ「依頼人は死んだ」大道寺圭の「死んでも治らない」そしてこちらの3作目です。本作は長編というか、語りが 登場人物達によって変わるので 視点も変わり 飽きませんでした。 受難過ぎな 古書店の 一か月の留守番を任された 主要人物は なんとも可哀想(笑) でも ラストでは 刑事といい感じ?なのでまぁ いい事もあって良かったなと。 でも 真琴の受難続きも ラストでは やはりゾクッとするオチになってます。 でもやはり、ムードメイカーの古書店の主人にて 大金持ちの 紅子さん。 ロマンス専門古書店です。そんなロマンス好きにも オチがあり。紅子さんが ラストでは 哀しいのが残念でもあり、紅子さんも、人間だったのね!(笑)とも思います。そしてやはり 誰にも、知られず 読者のみ解る 登場人物たちの ちょっとコワイ行動も サプライズでした。次は何を読もうか♪ | ||||
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作者が本当に英米のコージーミステリというものを理解し、コージーミステリが大好きなんだろうなあというのが伝わってきます。 でも、日本人読者が読んでも違和感を内容な作者ならではコージーミステリのアレンジや、毒やひねりもきいていてオリジナルティもあふれています。そこがいい塩梅で素晴らしい。若竹七海のコージーミステリは素晴らしい。 タイトルに古書店があるのですが、古書を使った薀蓄日常ミステリではありません。 コージーミステリです。まぎれもなく今作はコージーミステリ。 カフェで薀蓄つかった女性素人探偵が謎解きするもの(ご当地が舞台))をコージーミステリだと思っている方は、ぜひ今作を読んでほしいと願います。コージーミステリが何なのかとてもわかりやすく伝わってきます。 コージーミステリらしくよくも悪くもご近所の人間関係が濃く書かれています。日本ならではの家族の血縁の問題も入れて英米コージーとはまた違った味わいもします。 コージーミステリは「ご近所ミステリ」といってもいいのかもしれませんね。「ご当地ミステリ」だとリアルにある場所で、観光気分も味わえますが、「ご近所ミステリ」となるとそこに住む人間関係が濃密に書かれていて他人の秘密を除いてしまったようなドキドキ感、ちょっと下世話なゴシップを見るような面白さもあります。 また、コージーミステリは普通のミステリで脇役に陥りがちな老人がイキイキと主要登場人物になるのも嬉しいところです。今作の古書店の店主も素敵なキャラクターでした。 こんな素敵なキャラクターたちに囲まれ、日常もこまやかに書かれ、謎解きが煙にまかれる感じ、謎がさらに深まっていく感じもコージーミステリを読んだ満足感がとても味わえました。 | ||||
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題名から「ビブリア」の真似かと思ったのですが、より本格的推理小説でした 殺人の犯人が最後になっても捕まらないのは、前後して読んだ葉崎シリーズ1と同じ ちょっとショックなのは表紙のイラストの女性が私より1歳下の設定 ちょっと猫背、膝を曲げて、両足離して歩く姿 咥え煙草だからヘビースモーカーなのでしょうが、ちょっと老いすぎ | ||||
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ついてないことばかりで、神奈川県葉崎の海に「バカヤロー!」と叫びに来たら、とんでもないものを見つけてしまった(笑)あり得ないほど不幸な女性を狂言回しに、葉崎の名家のドロドロした関係が巻き起こす殺人事件をコミカルに描いていく。ドロドロといっても、キャラクターたちはかなり笑える個性派ぞろいで、謎も満載、面白くて一気に読んでしまいました。 ラストはどんでん返しに継ぐどんでん返しで、一番怪しくない人物が・・・という基本中の基本ワザに引っ掛かりました。(←ネタバレじゃないの?と思った方!大丈夫、最後の最後まで二転三転で、エッ??そう来たか、と思わされます。)自分は謎よりもむしろ、コミカルな人物描写の方に惹かれました。若竹七海、もっと読むぞ!! | ||||
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「ヴィラ・マグノリアの殺人」に続く、コージー・ミステリー第二弾。 ということで、てっきり続編だと思ったのですが。 古書店ってことは、「ヴィラ・マグノリア」の鬼頭典子の店が舞台なのかな、と思って。 ところが、古書店アゼリアの店主は前田紅子というおばあさん。舞台は同じ葉崎で、共通する登場人物は出てきますし、時期的にもマグノリアの直後っぽいですが、ストーリー自体はまったく関係ありません。 いろいろとついてないことの重なった女性が葉崎を訪れ、自分でもわけのわからないまま、古書店アゼリアの店番を任されてしまいます。 ところが泥棒が入ったり殺人事件が起こったり・・・「マグノリア」でときどき名前が出ていた、名家のお家騒動に巻き込まれてしまい、いったいどこまでついてないんだか。 でも、彼女のついてない過去のなかに、偶然にも、事件と多少の関わりがあったりもするのです。 | ||||
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Cozyってのを辞書でひくと<「心地よく、あたたかく、のんびりした」感じの>とあります。 となると、これは該当しません、ていうか若竹作品に該当するのはひとつでもあるのか? もっとも、他の方が指摘されているようにこの作品の「毒」はだいぶ薄くて、結構よい読後感がすると思います。久しぶりに再読して感じましたが、推理小説的には、フェアな記述とレッドへリングがしっかりしていますし、伏線(みえみえですが)の回収がちゃんと行われているのが気分良く、こっちは本当にcozy。若竹さん、EQ相手に大論陣を張るだけのことはありますねえ(謎 | ||||
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キャラクターがいいですね。ネーミングも、場所設定もみんなよかったです。こういうキャラが周りいるといいなあとおもいながら、主人公みたいな、かっこよくって元気なおばちゃんになりたい! | ||||
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面白いです。冒頭の怒涛の展開。すっかり引き込まれてしまいます。 ところで古書店の死体といいながら、古書店の死体がなかなか出てこない(笑) 文章は軽めで読みやすく、しかし読み応えのある内容がサスガと唸ってしまいました。 最後の最後まで「うっ、そうきたか」と。本当に上手いなぁ・・・ 私はコレを読んで若竹七海の本を買いあさりました(^^; 「ヴィラ・マグノリアの殺人」の続編(?)的な話ですが、これから読んでも、 まったく問題がありません。 | ||||
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いつもながら、若竹さんの作品に出てくる人物はとっても魅力的。なんというか、きれいとかかっこいいだけのキャラクターじゃなくて、人間の弱さも垣間見せながら一所懸命生きてる人たち。かといって、あくせくしていない。 『古書店アゼリアの死体』といいながら、最初に見つかるのは海辺の溺死体。こんな浅瀬でなぜ死んだのか。自殺か他殺か事故なのか。事件の発端は、15年前の失踪事件なのか。 今回の主人公は死体を発見する相澤真琴なのか、物語のキーを握る前田紅子なのか。それとも葉崎FMのDJ渡辺千秋?いろんな人が入り乱れ、前田家の複雑な家族関係とも絡み合いながら話が進んでいきます。 紅子さんの粋なキャラクターがとてもかっこいい。真琴と五木原刑事のこれからも楽しみです。その他あくの強いキャラクターも、それぞれにいろんな事情を抱えているのだと思うと、共感できる部分もたくさんあったりして。 構成としては『ヴィラマグノリアの殺人』と感じが似ています。事件は解決したかのように見せて、結果が二転三転していく。結局どうなるのか、最後のページまで楽しめます。最後まで気を抜かずに読んでください。 | ||||
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笑える展開、次々登場する人物たちの絶妙なリンクなどで作者の腕の冴えを堪能しているうちに、あっという間にクライマックスを迎えられる旅のお供・夜の仲間として最適の一冊。でも文章が読みやすく登場人物が親しみやすいからといって軽く読みすごせる作品ではありません。よそでは「こんな本屋があるといいですね」「作者は本が好きなんですね」という感想も多く見かけますが、そうした本好き・ロマンス好きの背筋をも寒からしめる仕掛けが次々と姿を現し、ある意味で人間というものに対する徹底した諦観すらうかがえる怖い作品です。しかしそれでいて、冒頭の一見笑って読み飛ばしてしまえる一節が実はこの事件全てを成立させていたという離れ業を見せたりして、やはりロマンスのガラスの塔を何重もの意味で構築している奇跡の一作。歴史に残るいくつかの傑作ミステリを思い出させてくれる、しぶとく付き合う覚悟で楽しんでほしい逸品です。 | ||||
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葉崎シリーズ第二弾。前作同様、面白い!古書店アゼリア店主、泣く子も黙る紅子さんが大のロマンスフリークということで、海外ロマンス作家や作品タイトルがじゃかすか出てきます。中にはロマンス作品に出てくる架空のロマンス作家の名前も。ロマンスにちょっと詳しい人はそれだけでも楽しいのではないでしょうか。作品自体にも、軽い海外ロマンスの雰囲気が感じられるように思います。巻末には紅子さんのロマンス解説がついていてそれも面白い!オススメを読んでみるのも乙です。 | ||||
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災難続きの真琴の周りに怒涛のごとく押し寄せる不幸の嵐。ミステリそのものよりも真琴や紅子の軽快な口調や会話で楽しめます。ただし人物関係が複雑なので途中で出てくる家系図を何度が確かめてしまいましたが。若竹さんの本には必ず最後に「毒」というかスパイスが効いてます。今回も無事に物語が終わったかと思わせておいてスパイスがピリリと効いてました。犯罪そのものよりも周りの人物の心の底にある悪意や願望の渦が怖い本でした。結局最後に笑うのが誰なのか、二転・三転するラストが楽しめる1冊。 | ||||
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江ノ島近くにある架空の街「葉崎」を舞台にしたシリーズの第2弾。シリーズものですが、前作とは独立したストーリーになっているので、こちらから先に読んでもOKです。宣伝文句には、コージーミステリーとありますが、若竹さんの作品ですから、それはそれ、コージーという言葉から、普通の人がイメージする、ほんわかしたイメージとは、やや違った印象の作品になっていて、知らずに読むと、結構、ビターな印象を受けそうな気がします。とは言っても、コージーと呼んでいるだけあって、他の若竹さんの作品に比べると、後味のニガサは、やや控えめです。ストーリーのまとまりも良く、読み易いので、若竹作品は初めて、という方にも、オススメし易い一冊だと思います。 | ||||
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葉崎市を舞台とする若竹コージー第2弾です。 災難続きの相沢真琴は初めて訪れた葉崎市の海岸で、12年前に失踪した前田秀春と思われる死体を発見する。 さらに真琴は前田紅子の所有するロマンス小説専門店「古書アゼリア」の臨時店長をすることになり、葉崎市の旧家前田家をめぐる謎に巻き込まれていく。 偶然巻き込まれた真琴の視点で話が進むので、私も物語に入り込みやすかったですね。 古書アゼリアにあるロマンス小説の紹介もあって、ロマンス小説に馴染みがない人でも楽しめます。 小さな地元ラジオ局もとても魅力的です。謎の要所要所にうまく絡んでいる感じ。 メインの登場人物もみんな明るくて好感が持てます。 事件は最後に二転三転するのですが、それらも無理がなくて少し捻った結末を楽しめました。 万人向けの爽やかで楽しいコージー・ミステリだと思います。 | ||||
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