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塞王の楯
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塞王の楯の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全92件 81~92 5/5ページ
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直木賞を受賞した「塞王の楯」は近江人の闘いです。直木賞受賞を知って、直ぐに読みたいと思いましたがどの書店も売り切れで再入荷は未定という状況でした。たまたまアマゾンで調べたら、三日後ぐらいで到着できるとあったので直ぐに買いました。すると、もっと早く送付されてきたので感謝・感激です。歴史がリアルタイムで繰り広げられているのは非常に面白いです。本を注文してから配達されるまでのスピード感が本の内容にもあるように思いました。 | ||||
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本が好きな父が大変面白いと喜んでくれました。購入してよかったです。 | ||||
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発注した本品が届いたとき、「少し長いな」とは思ったが、そして読み終えた現在でも、この物語のクライマックスである「大津城攻防戦」に絞っての記述でもよかったのでは、と考えるが、中盤の弛みもなく、まあ、短い物語を3冊ぐらい読んだような感覚がある。人類にとっては決して良いことではないが、この物語の中にも記述があったように、「戦争」によって技術革新がなされることもまた、事実ではある。これからの著者の活躍に期待したい。 | ||||
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戦国の時代の石垣作りの職人集団である穴太衆の活躍を描いた歴史小説。 鉄壁の石垣を積み上げる塞王と、優れた銃を生み出す砲仙。 光と闇、表と裏の存在である二人が生み出した至高の矛と最強の楯の戦いは読み応えがあった。 戦のない泰平の世を作るという目的は同じだが、それを実現する手段として全てを破壊する武器を作るのか、鉄壁の石垣を作るのか、矛と楯の両者の想いが交錯し、切磋琢磨していく展開が楽しめた。 中盤以降は、関ヶ原の戦いの前の大津城での攻防が中心に描かれている。 穴太衆が全員総出で懸かり、命を懸けて守り通す「懸(かかり)」。 一度守ると決めたら、何が何でも守り通す塞王の矜持は素晴らしかった。 「石を知るだけでは半人前。石積むを極めるためには、人の心を知らねばならぬ」 民の声、職人の気合い、この地を守りたいと思う人の心、全てが入り混じることで、何の変哲もない石が、噛み合って強固な石垣となり、最強の楯となる。 師の源斎の言葉を拠り所にしながら奮闘する飛田屋の職人魂が好きだった。 | ||||
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これ程石垣の存在感を知らしめた小説は無かったろう。歴史に翻弄される技術者と戦いの抑止力を理解させる傑作だ。人間の気持次第で戦争は回避出来ることを世に問う作品だ。 | ||||
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眠る時間も惜しんで短時間で読み終えた今、もっと時間をかければ良かったと思っています。 今一度読み返すつもです。ん | ||||
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最初から最後まで夢中で手に汗握りながら読みました。 最初は石垣の組み方、主な仕事分けなど石垣がどういうものかを理解して話を読み進め、中盤からクライマックスまで駆け抜けました。これは歴史の話ではなく今や現実に通ずるものがあるからこそ、共感し、はらはらドキドキしながらその場で傍観している感覚になりながら読むことが出来ました。 作中の平和に対する登場人物の迷い、願い、メッセージがたくさんの方に読んでいただき、届いてほしいと感じました。 | ||||
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誰もが平穏に幸せに暮らしたいと願いながら それを求めるために争うという 人の世は矛盾に満ちている 2021年は平和の祭典オリンピックが開催され また2001年の米中枢同時テロを受けて始まった20年にわたるアフガニスタン戦争が終結するなど 世界に嫌と言うほど 「戦争と平和」を考えさせた年であった そんな中、日本の文学界に登場した今村翔吾先生の歴史小説「塞王の楯」 戦国時代、絶対に破られない「最強の楯」である石垣を造れば、攻めることが叶わぬとして戦を無くせると考えている、戦で親と妹を喪った主人公 どんな城でも落とせる「至高の矛」である砲を造り、強力な武器の恐怖を知らしめれば、それが抑止力となって戦は無くなり、泰平の世が来ると考えている好敵手の鉄砲町職人 その「矛」と「楯」が戦う究極の戦の行方はどうなる、と夢中になって一気読みした ローマ教皇の言葉に通じるような胸に迫る言葉が随所に散りばめられており 読む者の胸に熱く語りかける、戦争と平和、人の世の矛盾を壮大な物語として編み出されたこの小説が 2021年に誕生したことが奇跡のようであり 恐らく歴史小説の至宝となるであろう 日本だけでなく、世界中に届けたい、最高の1冊だ | ||||
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今、子どもの成長や幸福を願う地蔵盆。 御詠歌は唱え伝える。 賽の河原地蔵和讃。 「親に先立って亡くなった子ども達が、三途の川である賽の河原で、両親や兄弟たちを懐かしみ石の塔を積み上げると、鬼がやってきてそれを壊してしまう。 それを哀れんだ地蔵菩薩が、子ども達を抱いて錫杖の柄に取りつかせ、自分が子ども達の親となって救うことを誓った」という地蔵菩薩のお話。 矛と楯の関係。 その真髄は、人の心を動かすことにあるという。 本書は、近江国、大津城の戦いが舞台。 矛に対する楯と、職人どうしの技量による壮絶極まる戦い。 生きるために練り鍛えられた知・徳・体は明日を拓く。 | ||||
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新聞広告を見て久しぶりに読んでみたい本と出会い、早速読み始めるとどんどん物語に引き込まれていきます。 | ||||
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大津城の戦いだけでなく、日野城の戦いや鯰江城の戦いも描かれていて面白かったです。 さらに穴太衆と国友衆の話だけかと思ったら甲賀衆も出てきて正に滋賀県、近江国のオールスターでした。 ただ一つだけ…大津城の開城理由は史実の方が良かったかと思いました。 | ||||
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取り上げた対象が名もなき市井の民だが、その人間の影響力が立体的に当時の様子を浮かび上がらさせている面白い小説。 | ||||
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