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(短編集)

半鐘の怪 半七捕物帳ミステリ傑作選



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【この小説が収録されている参考書籍】
半鐘の怪: 半七捕物帳ミステリ傑作選 (創元推理文庫)

半鐘の怪 半七捕物帳ミステリ傑作選の評価: 3.33/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

またですか?

『半七捕物帳』の初出は1917年というから、優に百年前の作品。なのに文体も、ましてやストーリーも全く古びていないのは驚くべきことだ。私は、以前に光文社文庫版で全話通読しているが、予想と全然違って吃驚した覚えがある。その少し前、剣豪小説として名高い中里介山『大菩薩峠』を初めて読んで、講談話のような “ですます調” に『半七捕物帳』とは真逆の意味で吃驚したばかりだったので、一際印象に残ったのだろう。
だから、未読の方に本書を薦めるに吝かではないものの、ちょっと引っ掛かる。『半七捕物帳』傑作選ということなら、ほんの数年前(正確には2019年11月)に宮部みゆきを編者にした一冊が新潮文庫nexから既に出ているからだ。収録話数はこちらの方が多いにしても、雰囲気を知りたいなら宮部版で十分だし、何より価格が半値以下。物語世界を堪能したいなら、光文社文庫版で全話読破するもよし。
思えば創元推理文庫も「傑作選」がよくよく好きなようだ。眠狂四郎も木枯し紋次郎も銭形平次も、ちょっと名の知れたシリーズ物なら揃ってる。入門編として有難いときもあるわけだけれども、類書がいつ出ているかくらいは配慮して刊行して欲しい。
半鐘の怪: 半七捕物帳ミステリ傑作選 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:半鐘の怪: 半七捕物帳ミステリ傑作選 (創元推理文庫)より
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