(短編集)

血染めの旅籠



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    初公開日(参考)2019年08月
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    短編集

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    血染めの旅籠 (月影兵庫ミステリ傑作選) (創元推理文庫)

    2019年08月22日 血染めの旅籠 (月影兵庫ミステリ傑作選) (創元推理文庫)

    徳川11代将軍家斉の時代。時の老中・松平伊豆守信明を叔父にもつ、気ままで人懐っこい青年剣士・月影兵庫。彼は叔父の秘命を受けた旅の途中で事件に遭遇する度に、鋭い洞察と上段霞斬りを始めとした武芸を駆使し、解決していく。大雨で足止めを食らった人々が滞在する旅籠で、殺人が起こる「血染めの旅籠」。盗賊が豪商から盗み出した千両箱の在処を探す「偉いお奉行さま」。行方不明だった町一番の美人が、4年ぶりに帰還。それを機に奇怪な殺人が起こる「帰ってきた小町娘」など、傑作17編。(「BOOK」データベースより)




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    No.2:
    (2pt)

    安物チャンバラ小説

    月影兵庫の連作からミステリ風味の作を選択した短編集である。17篇収録。
    十年ほど前にも月影兵庫の小説が復刻されたことがある。たぶん一作も重なっていない。
    兵庫と言えば、誰もが近衛重四郎主演のTVドラマを思い出すだろう。私もだ。大好きだった。
    ドラマのユーモラスで爽快な味わいは欠片もない。品川隆二が演じた焼津の半次も登場しない。
    主人公の名前と旅をしている設定以外は、まるで別物である。
    南條が「原作の意味がない」とクレームをつけたので、花山大吉という新シリーズに変更されたらしい。
    そういう背景があったのか。五十年ぶりに知る裏話だな。

    ドラマと違っても面白ければ文句はないのだが、あまりたいしたことないな。
    連作から抜粋したので、話が飛んでいる。妻帯したかと思うと、次の話で流産で死んでいる。
    ミステリとも呼べない。事件を解明するというよりは、勝手に話が転がって決着がつく。昔の大衆時代劇だなあ。兵庫の「上段霞切り」は一瞬で敵の首をはねる技だそうな。説得力皆無で、安っぽい。
    いくつか印象に残る話もある。
    『私は誰の子でしょう』神隠しから十年ぶりに戻ってきた子が二人いた。
    『乱れた家の乱れた話』夫婦が両方とも浮気している。このシリーズは性愛絡みの事件が多い。
    本作は比較的できがいい。
    『殺しの方法は色々ある』ひとつの殺人に四人の容疑者がいて、全員が自白する。バカミスもどきである。
    原作小説よりTVドラマのほうが上品で高品質だ。こういうのも珍しいな。
    血染めの旅籠 (月影兵庫ミステリ傑作選) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:血染めの旅籠 (月影兵庫ミステリ傑作選) (創元推理文庫)より
    4488425216
    No.1:
    (4pt)

    焼津の半次は出てきません!

    夕方の再放送でよく見ていたテレビ時代劇の名作『素浪人月影兵庫』。
    1958(昭和33)年から数誌にまたがって連載された内から
    ミステリとして楽しめる作品をセレクト。
    昭和30年代発表のワリに
    “犯人”
    “被害者”
    “容疑者”
    と、そこかしこに混じる時代物らしからぬ言葉から
    現代の風が吹き込んでくる。

    『銭形平次』や『人形佐七』はモチロン、
    創元推理文庫で同趣向の短編集が編まれている
    “木枯し紋次郎”“眠狂四郎”とか
    時代劇ってTV化されると
    必然的にミステリドラマになっちゃうものだよね。
    てっきり、品川隆二のコミカルな演技でお馴染みの
    焼津の半次をワトソン役に、月影兵庫が名推理を披露するンだろうと思ったけど
    全然、出てきません。
    後半から、とある事件で知り合った、
    元“掏摸”の安と旅先で事件に巻き込まれるコトに。
    原作とあまりにもかけ離れたストーリー展開への
    作者からのクレームで
    キャストその他はソノママに『素浪人花山大吉』として
    再スタートを切らざるを得なかったのは有名な話。
    その後、本家の方が半次を意識したキャラクターを
    登場させたとのこと。
    『掏摸にもすれないものがある』のラスト、
    兵庫と安のやり取りは
    “カリオストロの城”のラストにおける銭形警部の一言の元ネタ?
    血染めの旅籠 (月影兵庫ミステリ傑作選) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:血染めの旅籠 (月影兵庫ミステリ傑作選) (創元推理文庫)より
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