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捜査線上の夕映え
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捜査線上の夕映えの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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このシリーズは好きで、このたび賞にランクインもされたということで読んでみましたが面白くありませんでした、というか最後までもちませんでした。 | ||||
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話が普通に進んでいくだけでした。後半に「そうだったのか」というものが待っていますが、別にそれも…。 「このミス2023年」3位ということで期待しましたが、ハードルが上がってしまいました。1位と2位は抜群に面白かったのですが、2位と3位との間には大きな差があるように思います。 | ||||
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「読者への挑戦状」を出していた頃の有栖川有栖はいなくなってしまったのだと、新本格派という立場は終わったのだと感じました。 それが悪いというわけではなく、読者が面白いと思える小説を書くことが小説家という仕事であると思いますので、けなしているわけではありません。レビューを見ると楽しんでらっしゃる方が多いようです。ただトリックと犯人探しを目的として本を読んだ自分にとっては期待外れだったというだけです。 あとがきまで読んで納得したのですが、今回は描き下ろしてではなく連載だったのですね。おそらくではありますが、アリス先生。犯人もトリックも考えないで連載始めたんじゃないですか?スーツケースに入った死体、出入りが監視されているマンション、スーツケースの指紋、そして仲島旅行しか決めていなかったのではないかと思います。段階的に発表したために、序盤の設定を後半で無理やりこじつけている感じがします。連載のデメリットですね。 以下ネタバレありますので、ご注意ください (レビュー方法はひとそれぞれだとおもいますが、ネタばれ嫌な方の気持ちもわかるので、ネタバレ嫌いな人は読まないでください。) ・・・・・ ・・・・ ・・・ ・・ ・ 今回、トリックも犯人も決めないまま連載を始めたのではないかと思う大きな理由。それは「監視カメラでみはられたマンションの出入り」トリックです。トリックを考えないまま始めたはいいが思いつかなかったため、結局は「実はこんなルートがあった」と言い出すしかなかった状況が目に浮かびます。もし最初からこのルートをトリックとして考えていたのなら、なんらかしらの示唆は序盤にあったはずです。 結果として、隣のビルから飛び移りそこから非常階段に降りたわけですが、後付でしょう。連載でなければ序盤を修正をしたと思いますが、発表後であったため修正できなかった。 犯罪捜査のプロである警察が何十人と何回も調べて思いつかなかった侵入ルートが「実は」あったって、都合がよすぎるでしょう。ミステリーでそれやっていいの?どうやって隣のビルの屋上にあがったの? コマチさんは気づいていたようなことを言っていましたが、「出入口はカメラで監視されている」のであれば、監視カメラのない場所からの侵入を疑うのは当然のことです。素人である犯人や共犯者が思いついたことを警察が見逃しますか?無理やりパルクールを持ち出していますが、パルクールだろうが何だろうが、要は身が軽い人間ならできることです。警察が一度検討したけど「まさかこんなところは通れないだろう」と否定したならまだしも、まったく気づいてなかったなどありえないし、ミステリーとしてもありえない。 また推理小説と言えないなと思うのは、読者に対して全く情報がないまま「実は…」とやっているところ。推理できるわけがない。読者への挑戦状を出すほどに「本格派」であったはずなのに、もうそれはやめたのだと実感しました。 スーツ内の指紋についても結局は火村が序盤で否定した「捜査のかく乱」が正しかった。 いや、正しかったと言うよりも、もっとなにか理由を考え付くだろうと否定してみたものの結局は考え付かず、自分で否定した結論となったように感じました。ここも連載ゆえですね。 他にもいろいろひどいな、と思うところが多々。 出入口はカメラにより監視されていて、そこを通った不審な人物はいるがアリバイが証明されている。 こんな状況で、なぜ住人を疑わないのですか?なぜ外部犯と決めつけているのですか? 住人であれば出入り口でカメラに写っていても不自然ではないし、カメラに映らずに部屋に出入りできる。スマホの発信も同じ建物内からであればいくらでも偽装できる。 「何年も前から被害者が引っ越してくるのを待ち伏せていた…ありえない。」 そうですね、ありえませんね。もっと簡単な考え方は「住人同士のトラブル」です。騒音とかゴミ出しとか、恋愛トラブルもあり得ますね。 「ずっと誰かの部屋にかくまってもらっている。ありえない。」 そうですね、住人なら会社や学校に行っているでしょうから、部屋にかくまってもらう必要はないですね。とっくに出かけています。 なぜ犯人を外部からの侵入者と決めつけているのでしょうか。全く理解できません。 警察は不審人物のアリバイ崩しよりも住人同士のトラブルの聞き込みをすべきでしょう。実際の事件であれば、間違いなく住人が疑われていますよね。住人調査と監視カメラ外の侵入ルート調査を警察は並行してやっていると思います。 登場人物があまりにも頭の悪い行動をするのは、最近のなろう小説ならまだしもデビュー30年にもなる推理小説家としてどうでしょうか。 また、被疑者の故郷をなぜ火村とアリスが訪ねるのかも意味不明。そんなの現地の警察に依頼してもいいし、大阪府警から出張してもいい。被疑者たちの交友関係を調べるために故郷を訪ねる。十分警察の調査対象でおかしくないと思います。捜査権限のない二人だけで行く必然性がない。しかも行ったら行ったで事件のことは伏せたままの調査。さらに都合のいいことに被疑者たちの同級生が民宿経営。しかも口が軽い。コマチさん本人が気づかなかった恋愛感情まで気づいている。ちょっとあまりにも都合がよすぎる。二人で旅行をさせたかっただけでは? 文章力と確立された二人のキャラクタで、ちゃんと成立しているように見えますが、ミステリーの観点からするとあまりにも粗が多すぎる。 今までこのシリーズ結構読んでいるんですが、今回はくどすぎるキャラクターばかりが前面に押し出されてるばっかりで内容は大したことない作品に思えました。 と、ここまではミステリーとしての評価。★☆☆☆☆ 小説としては★★★☆☆ 共犯者が事後処理を請け負うに際しての心情がもう少し欲しかった気もします。 同性愛関係も、うん、まあ。いいですけど。そんな感じは文章から受けませんでしたね。読み終わってから再読したんですが、最初からそういう目で読んでもそんな感じは受けませんでした。 「それは相手にバレないように行動してるから」 そうじゃないです。登場人物同士は気づかれないように行動していても、読者には匂わせる必要があります。じゃないと、取ってつけた後付け設定にしか思えないから。実際そうだと思いますが。 ここも連載の弊害が出てる感じです。 | ||||
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有栖川の新作なので跳びついて読んだけど、期待外れだった。 マンションの一室で男が殺された。この事件にはジョーカーがあるというのだが。 450ページもかけるほどのネタではないだろう。コロナ下の旅行の話などはちょっと興味を引かれたが、旅情を味わうために読むわけじゃないし。逆転したアリバイ工作はユニークだが、メインのアイデアとしては弱すぎる。 真の動機は昭和なら驚けたかもしれないが、今となってはありふれている。 | ||||
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延々と長ーーーい捜査状況をああでもないこうでもないと読まされて、最後にやっと真相追及の旅かなんかに出掛けて当時の同級生がやたら物覚え良くて都合良くペラペラ話してくれるけど。 防犯カメラの2件が【人違い】でしたー!は流石に無いでしょうよ。枚数稼ぎですか? キーパーソンもそんな出番自体無いから意外性も無いし。 取ってつけたような同性愛ネタも空回ってますよ。 | ||||
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