■スポンサードリンク


アクティベイター



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
アクティベイター

アクティベイターの評価: 3.73/5点 レビュー 22件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.73pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全13件 1~13 1/1ページ
No.13:
(5pt)

クライシスエンタテイメントの傑作

すごく面白かった!時間を忘れて一気読み必死、寝不足必死の軍事エンタテイメント?映画化してほしい。続編熱望!

【極私的キャスト案】
真丈太郎…浅野忠信
鶴来誉士郎…長谷川博己
セン…范冰冰
香住甲太郎…北村一輝
香住綾子…多部未華子
鳩守…香川照之か阿部サダヲ
馬庭…野間口徹か柄本佑
辰見…高嶋政宏
海老原…渡部篤郎か伊勢谷友介
卯佐美…菜々緒
黒澤…石橋蓮司
影法師…김태형(BTS)
アクティベイターAmazon書評・レビュー:アクティベイターより
408771733X
No.12:
(4pt)

ハードボイルド

スパイ小説でありながら、孤独に戦う主人公を描いたハードボイルドの傑作と言っていい。妹の死を引きずり、その夫であった義弟とのつながりも、今ひとつ確信が持てないまま強大な敵に挑む、警備保障会社の社員・真丈太一。顧客からの緊急通報で世田谷の住宅地に単独で出動すると、そこにいたのは殺し屋たちだった。そこから物語は急展開する。
 私が注目したのは、格闘戦での相手とのめまぐるしい心理的な駆け引き。まるで『マルドゥック・スクランブル』の、カジノでの対決シーンのようだ。そういえば、『マルドゥック・スクランブル』のヒロイン・バロットの敵役はボイルドだった。ハードボイルドになるべくしてなっているのだった。
 間違いなく著者の傑作といっていい。では一つ原点になっているのはなぜか。それはラストシーン。アメリカ軍のヘリコプターが飛来するけれども、機種の描写がない。スクランブル発進した航空自衛隊の戦闘機や、殺し屋たちが使用するハンド・ガン(拳銃)の種類については細かく説明するのに。多分、ヒューイのシリーズかブラックホークのシリーズだとは思うが。ミリタリーファンとしては「どっちなんだー!」と叫びたくなる。それでも面白かった。
アクティベイターAmazon書評・レビュー:アクティベイターより
408771733X
No.11:
(5pt)

格闘描写の醍醐味

中国軍隊の女パイロットが、軍機で日本に亡命した。

日本も対応に追われる。警察庁の鶴来が責任者として東京空港警察署に着く。

しかも、その亡命機が問題だった。最新鋭のステルス爆撃機、H-20。それが、羽田空港に着陸した。パイロットの名はヤン・チェンウェイ。このH-20には高度な軍事機密があるらしい。さらに、この爆撃機には自爆機能が備わっているという。

鶴来の義弟、真丈太一がもう一人の主人公。現在は警備会社に勤めているが、プロの格闘術を身につけた人物のようだ。真丈の勤める会社、アネックス綜合警備保障がヤン・リーフォンという中国人の投資家に警護を頼まれて真丈が行ったところ、ヤン氏は刺されて虫の息。刺した殺し屋2人を倒し、拘束したのだが、中国から圧力がかかり、この事件はなかったことにされてしまう。

中国のH-20には核弾頭爆弾が積まれていた。かくして事は国際的な大問題になる。そして、鶴来たちは移送の途中でチェンウェイを何者かに奪われる。そして出てきた「三日月計画」という言葉。

真丈は「アクティベイター」だったことが明らかになる。米国に協力する日本国内の特殊な諜報部隊である。その働きの見返りに、日本の軍備を推し進めることが目標だという。

三日月計画とは何なのか?そして、「アクティベイター」真丈が関わってこの事件はどのように収束するのか。

国際的な事件というスケールの大きさもさることながら、この物語の読みどころは各所で見られる真丈と外国人との格闘だろう。体の動きなどが細かく描写され、上質の剣豪小説を読むように真丈の格闘を楽しむことができる。

かたや実戦(真丈)、もう片方(鶴来)は警察庁キャリアらしく頭と話術を使っての駆け引き。最後までスリリングである。どうぞ、心ゆくまでこの壮大なエンターテインメントを楽しんでいただきたい。
アクティベイターAmazon書評・レビュー:アクティベイターより
408771733X
No.10:
(4pt)

そのアクティベイターとは。

いち早く真相を解明し、危機脱出なるか。
一つひとつのセンテンスとの前後関係が無茶苦茶読みづらく、そのために読み返しを繰り返してしまいます。
スパイものなので、そんな謎めいたやり取りを楽しむような構成にしてあるようです。
センテンスに対する細かい解説が多い。
とにかく読了して、俯瞰的に見ると、すべては解放され、ストーリーは頭の中に深く入り込んでいるという感じです。
机上で進める頭脳アクションと、現場で進める肉体アクション。
共通項は心理作戦。
その両輪により、史上最大の危機を脱出させるための迫真ストーリーが展開していきます。
アクティベイターAmazon書評・レビュー:アクティベイターより
408771733X
No.9:
(5pt)

登場人物多いけど分かりやすく読み応えある。

羽田に緊急着陸した中国軍用機から始まる各国入り乱れて暴力とスパイの暗躍で面白い。

登場人物すべてが役割にハマっており、ボリュームある内容ながらだれることなく展開される。
見方と敵の区別がつかない中、義理の兄弟の活躍をストーリーの中心に備えてぶれることないため、読み手の視点も混乱せずにすむ。
スケール大きく国家や国内の各省庁を絡ませながらも、うまく納まりを持って行っていき落としどころが上手い。
戦闘シーンの描写も丁寧で、目に浮かぶよな状況描写。

読み応えあって楽しめる1冊。
アクティベイターAmazon書評・レビュー:アクティベイターより
408771733X
No.8:
(5pt)

面白い

めちゃくちゃ面白い
アクティベイターAmazon書評・レビュー:アクティベイターより
408771733X
No.7:
(4pt)

そこそこ、楽しめます

過去作のシュピーゲルシリーズは近未来のウィーン、今作は現代の東京が舞台となっており、テクノロジー面でのSF要素は排されている。また東京なのでハリウッド映画のような爆発シーンや銃撃戦はない。が、無い方が、現実に近いのでOK。
格闘シーンが多く、感じとしては金城一紀氏の「SP」のような詳細な格闘シーンが用意されている。テイスト的には福井晴敏氏の「Twelve Y.O.」が近い。

終盤の事件解決部が少しあっさりしすぎではと感じたが、映画/TVドラマ/ネット配信ドラマ向けの脚本の元には適していると感じた。

そこそこ、楽しめます。
アクティベイターAmazon書評・レビュー:アクティベイターより
408771733X
No.6:
(5pt)

きれいな本でした。

とてもきれいな本でした。
ありがとうございました。
アクティベイターAmazon書評・レビュー:アクティベイターより
408771733X
No.5:
(4pt)

娯楽作品として秀逸

とにかく作中人物の武闘能力が高い。
決して負けないという安心感がある。読書の目的には娯楽と勉強の両方があるが、もちろんこの作品は娯楽である。しかし、随所随所に日本の政治の問題点が挿入されており、今の日本の危機をも教えてくれる。こんな日本人がいればいいのになぁと思ってしまった。
アクティベイターAmazon書評・レビュー:アクティベイターより
408771733X
No.4:
(4pt)

おもしろい。

おもしろい。
アクティベイターAmazon書評・レビュー:アクティベイターより
408771733X
No.3:
(5pt)

本の装丁が格好いい、映画化もあるかも

核兵器を積んだ中国の爆撃機が羽田空港に緊急着陸するというスケールの大きさに冒頭から惹き込まれる。

警察庁や通産省等の役人同士の攻防、殺し屋や中国人工作員との格闘など、正に謀略アクションに必要なものが凝縮されています。

説明が過剰とも思える部分もありますが、特異な凶器を用いる殺し屋の戦闘や、各省庁の思惑や敵を追い詰める心理描写は本作の醍醐味であり、それも必要と許容範囲に感じました。
主人公の真丈太一と鶴来警視正の義兄弟の過去は、前日譚として今後シリーズもので読めるのかなと期待します。
アクティベイターAmazon書評・レビュー:アクティベイターより
408771733X
No.2:
(5pt)

見ていて気持ちの良い主人公たち

硬派なテーマですが気持ちの良い主人公たちのおかげですごく話に引き込まれました。

冲方丁さんは入念な調査に基づく情報から取捨選択されて丁寧に文章にされる方だなと思います。
そしてそれが一つ一つ格好良い。
主役達がすごすぎるのはありますが、むしろそういうのが私は見たかったので大満足でした。
今作もありがとうございます。
アクティベイターAmazon書評・レビュー:アクティベイターより
408771733X
No.1:
(5pt)

ストレート・アクティベイター、ノー・チェイサー

仕事明け、もう一つの新作に取り掛かる前に本作の無料サンプルを読んでしまったお陰で購入後一気読みすることになりました。「宣言」が出ている間は出歩いてはいけないと言い訳しながら、ほんのささやかな脳細胞が瞬時にアクティベイトしてしまった(笑)。「天地明察」、「光圀伝」の作者による新作「アクティベイター」(冲方 丁 集英社)を読み終えました。
 突如飛来する中国からのステルス機。航空自衛隊のスクランブル。操縦する女性パイロットは日本への亡命を希望し、その爆撃機は羽田空港へと着陸します。方や、警備保証会社の警備員・真丈は、顧客からの呼び出しに応えて、その裕福な中国人顧客邸を訪問しますが、既に何者かがその家に侵入した痕跡を見つけます。まあ、ストーリーはAmazonの紹介記事を参考にしていただきながら、思い出されるのは、篇中でも言及されていますが冷戦時の「ベレンコ中尉亡命事件」であり、その前に起きた「金大中事件」であったり。のっけから1/3ぐらいまでは、中国と相対する軍事シュミレーション小説なのかと感じたりもしましたが、そこは冲方丁、ただの謀略スリラーで終わるはずがありません。様々な見せ場を用意して最後まで飽きさせない超エンターテインメントとしてワン・アンド・オンリー、最大ルックスの輝きを見せつけてくれます。
 護送中に拉致される女性パイロット・ヤン。行方を捜す、警視正・鶴来。鶴来の亡くなった妻は、警備員・真丈にとってはその妹にあたり、そこには大きな痛みを伴う「過去」が横たわっています。警察組織、防衛装備庁、外務省、加えて経済産業省までが頭を並べ、暗躍し、中国以外の国、組織が介入し、これもまたあまり話してしまうことができません(笑)。静かなる警視正・鶴来と闘士・真丈の合わせ鏡のような対比。蠢く強敵たち。
 この物語が持つ「テーマ性」を敢えて逸らしながら言えることは、ほぼ羽田に留まり続ける鶴来に比べて、真丈は<東京>のあらゆる舞台を背景に、死力を尽くして闘い続けます。そこには、ある愛おしい理由が隠れています。そして、もう一人の主役は<東京>という街そのものなのかもしれませんね。麗しいタワー、そびえ立つツリー、リンパ管のような地下鉄、いつ見ても少しだけ息が上がってしまう東京湾岸。
 それらを背景に繰り出される死闘、アクションのバラエティ。まるで真丈のその姿は、私たちがよく知るグレイな<ヴァイオレーター>のように映ります。
 最後に、本作最大の謎はその「アクティベイター」というタイトルにあるわけですが、それについてもまたアンタッチャブル。
アクティベイターAmazon書評・レビュー:アクティベイターより
408771733X

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!