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心淋し川
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心淋し川の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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6編の短編ですが、連作で同じ長屋に住む人達の様々な人間模様が描かれています。時代小説の人情物が好きな方にはたまらない内容でしょうね。ただ、どの話もラストが意外な展開で終わります。三日に一話位のペースで読み進めるのなら良いのでしょうが、私のように一気に6編を通して読むと少し疲れます。あまりひねりがあるものを、何度も続けて読むと「また、予想外の結末だあ」となってしまいます。一話位、素直な展開でも良いのでは?と思いますね。表現も例えがかなり凝っていて、なるほど実力のある作家さんなのでしょうが、ひねりが少ない方が読者としては素直に感情移入できる気がします。 | ||||
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江戸の一角、長屋街にて暮らす庶民の重いストーリー。短編集。生き様や心のうちを描いた時代小説。 | ||||
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直木賞作品を読了。江戸の庶民の日常を描く。興味深く読めました。 | ||||
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長屋を出たいとひたすらに願い上絵師との恋にかける若い女 妾の共同生活に倦み、淫具に彫り込んだ円空仏作りに埋没する女 過去に捨てた女の影を引きずりやり直しができたらと嘆く板前・・・・・・ 澱んだ川のほとりに建つうらぶれた裏長屋の暮らしと、その中でもがく人々の心模様を丁寧に描いている。各章にチラッとだけ登場して主人公を慰めたり助けたりする名脇役の差配が巻末で主役となる。監視していた男との絡みはこの静かな物語のなかの数少ないクライマックスだろう。前の差配の「生き直すには、悪くない土地でさ」のことばがこころに沁みる。 | ||||
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この作者が好きで、何冊か読んでいるが、この作品は短編ばかりなのでちょっと物足りなかった 最後には繋がっていくのだけれど、正直、私は期待したほどの感想は持てなかった | ||||
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誰もが解決できない何かを抱いたまま、生きていく。淀んだ心寂し川は、そんな人達を映す鏡のようだ。江戸時代の小説が好きだが、他の作者が書いた楽しい江戸人情物語の中にも、きっとこの川が流れていたのだなぁと思うと感慨深い。 | ||||
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どの短編も少々物足りない結末ばかりだったので、数編で読むのをやめようかと思ったのですが・・・我慢して最後まで読んで良かったです。最終章でようやく話がつながりました。連作の仕掛けがわかって、もう一度初めから伏線をさがしつつ読み直したくなりました。 | ||||
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時代物らしい時代物 理不尽でも不遇でも、仮に嫌々ながらであっても、己のやるべき事はこなす そういう真っ当さが好きだ 年相応の泥は溜まってなきゃダメだよな 店子は子も同然 当り前の事として道理が通じる健全さが好きだ 氏の著書に外れ無し。今回も更新 大変楽しく読みました | ||||
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