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消されかけた男
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消されかけた男の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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| フリーマントルの作品は初期のころがすばらしい。「別れをつげにきた男」など。 もちろん本作も代表作です。読んだ後、「えっ!」と思って最初から読み直した。伏線の張り方、そして会話などがすべて計算されている。 あとで「あー、このせりふと行動はこういう意味を持っていたのか」と思わされる。 私はチャーリーのやり方を出来るだけ真似しようとしています。 ・行動は常に複数の目的を持って。 ・状況の変化は見逃さない。 ・相手の言葉や表情の変化に注意。 ・逃げ道は必ず確保しておけ。 チャーリーが「無能」を装おうのに対して、「無能者」の私は「善人を装うこと」。 つらいこの世を生き延びるため、みなさん、がんばりましょう。 | ||||
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| 子供の頃、男の子なら誰でもスパイや大怪盗にあこがれたはずだ。世界をまたにかける姿を夢見たこともあっただろう。 では、チャーリー・マフィンの姿をみてスパイにあこがれる子供がいるだろうか?敵も味方も無く、ただ生き残ることだけを目指す姿は決してかっこのいいものではない。(だから私は惹かれるのだが) 使い捨てのスパイ、アンチヒーローの活躍が存分に描かれている作品である。 | ||||
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| スパイの使命はもちろん情報の収集なのだが、それは組織における役割にすぎない。一人の人間としてのスパイは、おそらくなによりもまず生き延びなければならないのだ。その意味でもこの日本語訳のタイトルは極めて絶妙な選択だったと思う。007と違い、主人公には組織からの全面的なバックアップというものさえない。彼は煙たがられ、つまはじきにされ、そして公然と捨て駒にされる。これは、徹底的な逆境を生き延びて任務を遂行する男の物語である。70年代後半の本だから当時の日本では「はぐれ者」たちに受け入れられた面があったかもしれない。日本に本格的なリストラが根付いてきた昨今、この主人公が置かれた状況は我々自身にとって日々そこにある悪意や陥穽に他ならないだろう。いまや中傷・誹謗、貶め合いや社内営業といったものに煩わされずに「使用人」を勤め続けていられる者のほうが少ないのではないだろうか。著者のシリーズが長い支持を得ているのも、時代のほうがこの物語に近づいてきたからに他ならない。主人公が出くわす場面に大人の現実感を共有させられるサスペンスだ。 | ||||
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| 新鮮で人間臭いスパイ小説(エスピオナージュ)でした。 フリーマントル作品では初めての購読となったのですが、圧倒され、そこに人間関係の本来の骨頂のようなものが味わえさせられました。諜報部員とはそもそも経歴と同時に多大で鋭利な猜疑心が生まれてくるものです。そして母国には絶対の忠義心を持ち、軽やかに任務を遂行していくのでしょう。そこに肉厚な相互の信頼関係がありますからね。しかし、情報と真実に過信しすぎると本来の"真実"が見えなくなってしまい、そこから水面下での知恵比べが生じざるをえないのです。さて、主人公チャーリー・マフィンは英国諜報部員として、どんな人間臭さを見せてくれるのでしょう。そして、それを渦巻く,CIA,KGB,は何を見れるのか・・・。 | ||||
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