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MORSE モールス
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MORSE モールスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21~27 2/2ページ
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タイトルは「モールス」よりも原書版に近い方がラストとも合うのに。 残酷シーンには疲れたのですが、リメイク版はもちろんですが、オリジナル版の 映画も見たいと思いました。 北欧の人の名前に馴染みがないので、最初は誰が誰だかなおさら掴みにくかったです。 でも、特に下巻の方でがんがん読むスピードが上がっていき、夕食を食べるのが 凄く遅くなる位でした(笑)。 エリと知り合い仲良くなりたいと思う気持ち、ヴァンパイアと知って離れたいと思うオスカル の心理がイジメの合間に丁寧に書かれていて、大人よりも世界(?)が狭く、枠をはめられている 子供の友情・恋の物語という部分が生きてきます。 ちゃんと殺しておかないと必ずヴァンパイアになってしまうという設定とか、純粋に吸血鬼になる というよりは何かに乗っ取られているような感じがあること、体の変化の部分等で オリジナリティーがあって興味深い。 また、これまでの吸血鬼より血がすぐに必要になり代替物がないのが弱点で、だからこそどんどん 殺し続けなければならないので、エリが逆襲されないかハラハラ感が大きかったです。 ただ、導入部のオスカルのイジメに関する部分とホーカンの児童ポルノチックな部分を もう少し省いて、ヴァンパイヤとして生きてきたエリの過去や衝撃的なラストとその後の話に もっともっと厚みを持たせてもらいたかったと思いました。 オスカルの内面、エリとの会話がほしかったです。 読後、萩尾望都の「ポーの一族」を読み返してしまいました。 | ||||
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オスカル少年との友情や愛情やら、と、 殺戮シーンの残虐さ、小児性愛だとかの嫌な感じ、 多彩な登場人物の数々やらで、 「このあとどうなんの!?この人もあの人もどうなんの!!??」っって、 ぐいぐい読んじゃいます。 人間とヴァンパイアの友情物語と言えば、 「ちびっこ吸血鬼シリーズ」ですが、 こちらは子供向けなだけあって、吸血鬼の栄養摂取に融通も効き、 深刻さはございません。 しかし、この「MORSE―モールス」は、 「現代の世界でヴァンパイアがどう生きて行くか」を深く捉え、 年を取らずに永遠の時を彷徨い続け、 しかし光のもとにはいられないという儚さやら、 生きて行くための生業の残酷さやら、寂しさ悲しさが、 ビシビシ伝わってきます。 個人的にはエリの過去をもっと知りたかったー。 | ||||
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オスカル少年との友情や愛情やら、と、 殺戮シーンの残虐さ、小児性愛だとかの嫌な感じ、 多彩な登場人物の数々やらで、 「このあとどうなんの!?この人もあの人もどうなんの!!??」っって、 ぐいぐい読んじゃいます。 人間とヴァンパイアの友情物語と言えば、 「ちびっこ吸血鬼シリーズ」ですが、 こちらは子供向けなだけあって、吸血鬼の栄養摂取に融通も効き、 深刻さはございません。 しかし、この「MORSE―モールス」は、 「現代の世界でヴァンパイアがどう生きて行くか」を深く捉え、 年を取らずに永遠の時を彷徨い続け、 しかし光のもとにはいられないという儚さやら、 生きて行くための生業の残酷さやら、寂しさ悲しさが、 ビシビシ伝わってきます。 個人的にはエリの過去をもっと知りたかったー。 | ||||
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スティーヴン・キングの「スタンド・バイ・ミー」の吸血鬼版とも言える作品で、非常に楽しく読む事が出来ました。 展開もスムーズで、ぐいぐい引っ張られてゆく様な感じです。 そうしたスピーディな展開の中に残虐性があり、逆に子どもたちの描写の中にも純粋性と残虐性が同居しています。 物語は、エリと言う謎の少女の存在を中心にミステリアスに展開して行くのですが、ベースの部分では主人公オスカルの成長ドラマにもなっています。 ただ、登場人物が多く、早い展開と相俟って、なかなか人物関係を掴みにくい感じがしました。 それはスウェーデンの小説と言う事で、名前に馴染みが無いと言うことがあるかも知れませんが・・・。 | ||||
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吸血鬼ものとしては新機軸って言えば新機軸なのに、お約束もきちんと守っていて、 少年向きの読み物として良くできています。 が、これはもう仕方のないことかもしれませんが、やっぱりキム・ニューマン創作の ドラキュラ紀元シリーズに登場するジュヌヴィエーヴほどの魅力が無いのは残念。 ちなみに映画は説明不足なので、原作を読んでから観るが吉。 | ||||
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もともとお話自体、面白いものでしたし、 私は映画の「Let The Right One In」から入ったので、映像の補完という意味でも 大変楽しめました。(映画では、エリの傷跡等の説明が一切されない) ただ、翻訳がメチャクチャです。意味の分からないセンテンスが突然挿入されたり、 台詞もヘンです。 「君の友達に警察がまもなく到着する、間違いなく彼と話したがるだろうといってくれないか」 とか。 今時、中学生でもこんな訳書きませんよ。英語翻訳版を元にしたとのことですが 英語に抵抗なければ、英語版を直接読んだ方が良いと思います。 なんでスウェーデン語から直接翻訳しなかったんだろう。残念です。 | ||||
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北欧の暗さ、少年の息苦しさ、無垢なふれ合いとコントラストを成す殺戮シーン。 と言ってしまえばそこまでなんですが、良かったですよ。 吸血鬼ものはどうしても手に取っちゃうので(ええ、トワイライトまで手出しちゃいましたよ、40代にして・恥)まあ半分くらいの期待で読み始めましたが、この泣ける感じなんて全盛期のスティーブン・キングと例えられるのも良くわかります。 ハリウッドでリメイクされるということですが、オリジナルのLet The Right One Inの方を見たいですね(YouTubeでトレーラーが見られます)。 でも絶対に読んでからだな・・・先に観てから読んだら色あせちゃうのが心配・・・ 少女の心を持つお父ちゃん・お母ちゃん・おねえちゃん・おにいちゃんにお勧め! 但し、アン・ライス級を期待してはいけません。 | ||||
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