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封印再度
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封印再度の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 21~40 2/2ページ
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トリックがやや強引と感じましたが、タイトルの意味を知った時の衝撃でたいして気になりません。 私はシリーズを読んでなく純粋な推理物と思っていたので、萌絵と犀川先生のやりとりが無駄に長いと感じてしまいました。 話がポンポン進むのが好きな人やシリーズを読んでない人には向いてない作品かもしれません。 | ||||
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50年前に、或る日本画家が家宝を残したまま亡くなる事件が生じた。不思議な言い伝えのある家宝の秘密は、現在に至るまで誰にも解かれていない。「生」の中に「死」があるのか、「死」の中に「生」があるのか…。 「完全な仮説が構築できないのと同様に、完全に否定できる仮説もない」 | ||||
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タイトルでやられた。 内容に関しては是非ともお読みなってからということで。 Vシリーズにもあったよね。同じ様なタイトル | ||||
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儀同世津子の土産話として、50年前の密室死の現場に残された、取り出せない鍵の入った壺とその鍵で開ける箱の話を聞いた西之園萌絵は、現場となった旧家を訪ね、現物を見せてもらう。その後、50年前に亡くなった香山風采の息子、林水も、父と同様の状況を残して死体で発見される。萌絵から話を聞いた犀川創平は、嫌々ながらも事件に巻き込まれていくのだが…。密室と家宝の謎に関係はあるのか、果たして自殺なのか、他殺なのか? 提示された謎に対して、問題を分割し、状況を再現する仮説を立て、実際に検証するというのが、解決へのステップ。この際に作者は、問題を、論理的に解決できる問題(=どうやって密室を作ったか、何のために密室を作ったか)と、解決できない問題(=事件の動機、など)に分け、後者に対しては不定のままにしてしまう。一方で前者については、一意に解を定めるのだが、その際に使用する道具立てとして、おそらく一般読者があまり知らなかったであろうことを平気で使用する。これをアンフェアだと否定する向きもあるかもしれない。しかしこれは、作品を読むに当たって前提とする常識の、拡張的再定義を読者に求めているともいえる。あなたの知らない常識が世の中には溢れているのだよ、というわけである。 この、これまでの常識と新しい常識の接触と融合というプロセスは、犀川と萌絵の関係の変化という形でも比喩的に表現されているのではないだろうか。このようなミステリーの枠組みを拡張するための試みがなされていることが、本作を、単に読み捨てられるのではない、再読可能な物語たらしめている原因ではないかと思う。 | ||||
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トリック,というか事件の全貌はかなり凝っている.複雑で読んでいて理解しにくい部分もあるが,最後まで興味を持続させて読ませる仕上がり. もっとも,少々強引なオチが2つもあり,マジメなミステリーファンなら怒るかもしれない. また,壺と鍵の謎が作品中であまり生かされていないのが残念だ. 密室トリックと何らかの相似形があるのかと色々想像しながら読んだのだが,やや拍子抜けである. 日本語タイトルと英語タイトルの相似形が面白いが,英語タイトルの方は内容と合っていないのでは? ストーリーとは関係ないが,キャラクターの会話がかなり楽しめる.個人的には,萌絵の叔父・叔母を前にした諏訪野のセリフが一番ツボにきたw その他もなんとなく全体にノリが軽く,ライトノベル風な印象である. | ||||
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純粋なトリック(いわゆる本格ミステリ系)としては、??な内容ですが、 タイトルと、その英語バージョン(サブタイトル)と、 あと各章ごとのタイトル、全て含めて見ると、二度三度と見る楽しみが増すのでは… ある意味、それがこの「ミステリ」一番の「トリック」だと個人的には思いました。 森博嗣初心者にはあまり、お勧めしませんが 別の「M&Sシリーズ」(森博嗣氏の、初期〜10作品)を読んで、もう一作読んでみよう、という人にはお勧めです。 | ||||
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岐阜県、恵那市の旧家、そこの倉で、先代の当主は何かで胸を突かれて死んでいるのを発見された。 そして、現在の当主は、倉に血痕を残し、近くの河原で死体となって発見される。倉にはこの家に代々伝わる、天地の瓢(こひょう)、無我のハコ(漢字が出ませんでした)が。 ハコの鍵は瓢という壷の中に、だがハコは鍵が掛かっている。消えた凶器はこの中にあるのか? 森博嗣氏の本、久しぶりに読みました。当主が何やら見えない糸によって操られているかのように感じました。 似たような雰囲気として、全然ちがいますが、京極夏彦氏の「鉄鼠の檻」を思い起こさせました。 ヒロインの執事、今回はお茶目です。私も騙されました。 | ||||
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今回は開かない箱の謎と密室殺人のトリックがワンセットになっており、そこらへんは前の 「笑わない数学者」に似ている。 やはり今回もトリックをあっさり解明してしまう犀川がかっこいい。 それよりも本作で一番の読みどころは話の序盤でクリスマスを一緒に過ごす時の萌絵の ヒステリック。これがかなり笑った。 その後にも色々二人の間で事件が起きてて、物語全体のターニングポイントになっているのがわかる。 というか犀川がどんどん普通の人間になっている気がする。 それと毎回珍獣のような扱いをされる国枝桃子。今回も色々なアクションを起こして笑わせてくれる。 最後のオチもよかった。 | ||||
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大好きです、この作品。タイトルも洒落ていますね。森先生の作品はタイトルも面白い。 今回は犀川・萌絵のラブ・ストーリーも含まれているのですが、それがまた面白い。 森先生はミステリィを書かせたら超一流ですが、ラブストーリーもいけるんじゃない? と思いました。まぁ、ご本人は否定なさると思いますが。(笑) 今回の作品を読んで今まで以上に犀川・萌絵が好きになりました。特に萌絵はこれまで 持っていたイメージから大分変わりましたよ。(勿論良い方に) トリックはイメージしにくいものだったのですが、なかなか面白かったです。是非。 ps.まぁ、本格派ミステリィではないかもしれませんが。 | ||||
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人に勧められて『すべてがFになる』を読み、おもしろかったので次も…と読み続けていた四作目の『封印再度』で一気にはまってしまいました!まずタイトルが好きなのと、鍵のトリックが好きで森さんの中で一番好きな本です。 | ||||
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S&Mシリーズの5作目。元々はこのシリーズは5部作として構想されたものなので、本来はこれが最終作だったことになります。犀川と萌絵の関係に変化が生じるあたりに、最終作として構想された頃の名残があるのでしょう。また、これまでは全て学術関係者の間に起きる事件だったのに対し、本作は芸術家一家に起きる事件で、“文系ミステリ(?)”に進出しようとしてるのかなという気もします。この作品はタイトルが面白いです。森博嗣のたいていの作品には日本語のタイトルとは別に英語のタイトルが付いていて、本作の英語タイトルは“Who Inside”です。日本語タイトルと読み方が同じで洒落になっているのです。しかし、両者の意味は異なるものです。日本語タイトルは“もう一度封印する”という意味であり、英語タイトルは“中に誰がいるのか”という意味です。この2種類の言葉が本作の2種類の謎解きにそれぞれ対応しているわけです。これまでの作品では日英併記のタイトルに大した意義を感じませんでしたが、本作ではその意義は大きいと感じました。 | ||||
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いいとしよう。 だが、トリック。奇抜すぎるんだけど、あんまり僕の好むところじゃない。 まぁ、読んでて面白いからいいけどさ。 | ||||
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シリーズが進むつれて登場人物の個性がどんどん鮮烈になっていくように思います。それにしても犀川先生のオヤジギャクは1回で充分でしょう。謎解きは専門性が強いので、人生の年輪を重ねることや芸術を極めることとの関係が持たせににくく、読後に腑に落ちないものを感じました。 | ||||
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1997年リリース。S&Mシリーズの第5作。『理系(というかこの場合はパズル系??)』の謎にご存知犀川&萌絵が挑む。(●^o^●)考えれば今回も『密室』である。やはり建築学というのは『密室』に物凄く興味があるらしい。今回は『和』の密室になっている・・・・・が、謎解きがちょっと専門的になりすぎていてちょっとズルイ気がする(●^o^●)。むしろ本作は犀川&萌絵(というか萌絵のせつないくらいカワイイ)のラヴ・ストーリーがステキだ。『理系』というわりには現代女性の描き方がたいへん旨くて、大学の教壇の上から彼女達の気持ちをよく掴んでいるなぁ、と感心した。ふと気持ちは大学生時代に戻り、懐かしい気持ちになった。(●^o^●) | ||||
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煮え切らない関係だった犀川助教授と萌絵。煮え切らない関係の主犯の犀川助教授をある行動に移させることになった原因とは。注目すべきは、封印という言葉と二人の関係。S&Mシリーズ中で一番ユーモラスだと思います(犀川助教授が)。 | ||||
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S&Mシリーズのかなめの作品。最も好きです。この作品の犀川と萌絵を見ずして満足してはいけません。シリーズ10作の転換期とも云える作品で、『F』から続く2人の内面がもっともよく覗けます。2人のいちゃつき具合もいい感じです。まるでラブストーリィ。森作品特有のタイトルに仕掛けられた深い意味は、読後に一度、シリーズを読み終わった後にさらに大きく一度訪れます。ぜひシリーズを最初から読むことをオススメします。ネタばれ気味ですが、作品&シリーズの中で何が再び封印されるのか?中にいるのは誰か?分かったときは、驚きです | ||||
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封印再度は犀川&萌絵シリーズの5作目になりますが、私はこの封印再度が一番好きです。推理小説としても十分に楽しめますが、私は何より、犀川先生と萌絵ちゃんの会話が抜群に面白いと思います。1作目から読むと、萌絵ちゃんの心の変化、犀川先生の萌絵ちゃんに対する認識の変化、そして二人の関係の変化が所々で窺えて、より面白いと思います。今まで私は、一度読んだ推理小説は読み返した事が無かったのですが、森博嗣さんの小説は、何回も読み返しました。興味を持たれた方は、是非一度、全シリーズ読んでみて下さい。 | ||||
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この密室江戸川乱歩の密室分類の第何項にあてはまるとかカーの密室講義のこれですよとか書くと一気に興味を薄れさせてしまうことになりますがそれでも、トリックの不可思議さは損なわれないと言う珍しい作品です | ||||
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この話で私が一番に薦めるのは、ズバリ!トリックではない。萌絵と犀川先生のやりとりである。普段は何も興味を示さない犀川が、あんなに取り乱すなんて。。。。ちょっと人間らしい所を発見できて、本編とは別におもしろい。トリックも結構高度なものだと思う。やはり工学部の助教授だけあって、専門知識は豊富なんだなと思ってしまう。これは絶対読むべき! | ||||
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この作品は犀川&萌絵シリーズの分岐点とも言える作品ですね!このシリーズは工学部助教授の犀川先生とその教え子萌絵との関係も気になるところ。この作品はこの二人の関係が少し変わってきます。是非是非読んでみてください! | ||||
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