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ガン・ストリート・ガール
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ガン・ストリート・ガールの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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同じ著者の『ザ・チェーン 連鎖誘拐』は、上巻は結構いけてるが下巻は急降下、悲しくなるくらいどんどん面白くなくなってしまった・・でも、ショーン・ダフィを主人公とするこちらのシリーズが著者の真骨頂なのだろうと思い直し、邦訳4冊の中でいちばんレビュー数が多くて評価が高い本書に再トライ・・読まなきゃよかった・・と後悔するくらいほんとに面白くなかった。 | ||||
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終盤の展開はそれなりに良い。 しかし、そこにたどり着くまでの道のりが、かなり冗長で退屈。 主人公の刑事が事件の参考人に話を訊く→それについて同僚たちと相談する→北アイルランドの現状と自分の人生を愚痴る→酒を飲んで寝る。 これの繰り返しが本編約560ページ中の500ページほど続き、わずかに描かれる過激派の暴動以外は特に何も起こらないので、全体的に緊迫感が足りない。 物証がほとんど得られない捜査が延々と続いた後に、主人公が突然、神のごとき推理力を発揮し事件の真相を明らかにするのだが、そこに至るまでの伏線やほのめかしがないので、物凄く唐突な印象を受ける。 一体どういう経緯でその結論に到達したのか。 本筋には全く関わってこない、主人公を落ち込ませるためだけに登場する女性記者は、いる意味があったのだろうか。 翻訳もあまり良いものとは感じられなかった。 やはり一番気になったのは、幼児言葉の受け答えにしか聞こえない「あい」。 翻訳者が巻末でもっともらしい説明をしているが、周囲の反対や前作までの読者の不評があったにもかかわらず、強引に採用したという「あい」には最後まで違和感しかなかった。 このような個人的主張のごり押しは、翻訳者の分を超えていると思う。 主人公の、たぶん年上の部下と思われる刑事の、言葉遣いもかなり奇妙。 「~でやす」などの江戸時代の岡っ引きのようなへんてこな敬語と、「~だぜ」などのぞんざいなタメ口が混在したおかしな口調は、もう少し自然な感じの表現にできなかったのか。 80年代感を出そうとしてなのだろうが、「ぷっつん」など、当時日本で流行っていた言葉を、外国が舞台の作品に遣うのはそぐわないし、色々とこだわっている割には、「看護婦」を今の名称の「看護師」と書いたりしてしまっている。 冒頭の、トム・ウェイツの曲「Gun Street Girl」の英詞を訳していないのも不親切。 ハードボイルド小説とは、こういう、物語の起伏よりも主人公の鬱屈した心情描写(ここは悪くない)が優先されるものなのだと言われたら、返す言葉はないけれど、翻訳の質も含め、次作を読みたいと思わせてくれる作品ではなかった。 | ||||
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作家?翻訳?好みではない。 | ||||
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