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テロリストの家



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【この小説が収録されている参考書籍】
テロリストの家
テロリストの家 (双葉文庫 な 47-02)

テロリストの家の評価: 3.33/5点 レビュー 15件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全15件 1~15 1/1ページ
No.15:
(2pt)

中山七里作品は好きだけど、これはない

中山七里さんはどんな作品でも信頼できる倫理観があり、物語を読んでいてハラハラさせられても最後はすとんと気持ちよく着地するのが好き。
だが今作は最初から最後まで猜疑心と幼稚さと他責思考で暴力的なキャラクターが大暴れするだけ。

まず主人公。このキャラクターが魅力的でないと始まらないのに、状況に右往左往し家族に暴力をよくふるう。しかも過去にもふるってる描写あり。即離婚ものの人物。
そして妻。こちらも被害者ぶってばかりで精神的に他人を支えようとしない。家族を愛しているようでただ他人に依存している。なんだこいつ。
物語の中心である息子。こいつも独善的で他責思考。自分が何をしたか一番理解している立場なのに、それを客観視できない。反抗期の高校生のような精神。
最後に娘。子供といっても17歳。やはり家族同様依存体質の他責思考。なのに全能感があるのかといかく周囲にとげとげしい。自分を顧みれないにもほどがある。

他にも多くの登場人物が登場するが、思考回路が幼い。厳しい社会でもまれたプロの厳しさではなく、とにかく行動倫理が幼いのだ。

中山七里さんの作品は好きなので多く読んでいるが、その中でもどうしてしまったのか心配になる本作。
正論や倫理観に一本筋の通った作品を期待したい。
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No.14:
(3pt)

うまいけど物足りない。

等身大の人間像を描いてストーリーを上手く組み立てているように思う。
でも何か物足りないのはなんだろうか。
テロリストという禍々しいものを扱いながら、どうしても拍子抜けの結末と感ぜざるを得ない。
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No.13:
(3pt)

本当は星2つ

でも大好きな作家さんだから3にした。
言うなれば、人に勧めないレベル。
最後まで読めるが、物語に引き込まれず一気読みは無し。
子供がって言う設定で頭に浮かんだのは今野敏さん隠蔽捜査果断だが、足元にも及ばず。
中山七里さんの最近の作品は薄っぺらく感じる。じっくりと良い作品を書いて欲しい。

御子柴シリーズなんて、自分の記憶が綺麗さっぱり消えて2回目を読むのを楽しみにしているくらい。

厳しい評価だか、世界に誇る( ← 勝手に)作家だと思うので、今後に期待。
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No.12:
(5pt)

面白かった

ありえない設定とも思いつつ、どんどん読み進む。
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No.11:
(2pt)

手に汗握る…は無し

公安ならではの、巧妙な手口や捜査賀楽しめるのかな、と思って読みましたが、そういうのはほぼありません。
犯人探しも安っぽい。
なんなら、公安でもテロリストじゃなくたって成り立つストーリーでした。
激務に追われて家庭を蔑ろにした父親が、危機に直面して、家族と向き合ったら本当に大切なことに気が付きました。
という、ありふれたホームドラマ。
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No.10:
(3pt)

楽しめた

なかなかドラマチックな展開でけっこう楽しめました。
公安である父親や、その家族の一言、一言がけっこうリアリティもあるとは思いましたが、昨今の警察、公安の方もあんな口調なのかなぁとは少し古臭さも感じました。
ただ、展開はスピード感もあり、最初の数ページを読み出したら止まらず通勤電車で、ほぼ2日で読み切るテンポの良さはさすがでした。
中山七里さんは、社会派的な内容も多くけっこう好きな作家さんですが、これも刑事物として十分楽しめる小説でした。
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No.9:
(4pt)

我が子がテロリストに志願したら親としてどうする

読みながら、ずっと考えていました。

でも親子間の信頼関係があれば、この話の親子のようにはならないと思う。

話自体は少し強引な箇所があったり多少気になる箇所があり☆4とさせていただきます。
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No.8:
(3pt)

七里さんの作品としては…

小節として最後まで読むことはできましたが、面白かったかと言われるとそうでもない。
ラストのどんでん返しもちょっと唐突すぎる。
大体、お兄のPC、スマホを回収・分析してさらに二日間尋問もしているのに、首謀者が特定されないというのもちょっと不自然(泳がせ捜査するにしても)。
次回作に期待。
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No.7:
(5pt)

最後泣けた

不甲斐ない父親が主人公の、ミステリだけど家族の物語。
ラスト、衝撃の事実に思わず泣いた。
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No.6:
(3pt)

過激な言動 極端な性格描写

様々な題材を上手くミステリにしてきた中山七里さんですが、書き過ぎの弊害が本書にも出でいますね。

文章の上手さは作家の腕の良さを表していますが、登場人物の言動が全てエキセントリックでした。一般常識的にはそんな発言はしないのが普通なのに、とても過激なセリフが続き、読者の心もそのたびにかき乱されます。
それが狙いなら中山さんの術中にはまったわけですが、良識ある大人ならまずこんな言動はないと思う場面の連続でした。

ミステリですから、結末は勿論の事、あらすじへの言及も未読の方を考慮して控えますが、中山さんの過去の名作と比較すると荒っぽいストーリー展開だと言わざるを得ません。

社会の「良識」の前に、家族が翻弄されるわけですが、それ自体は在りがちで想定の範囲で展開していくのですが、そこに絡む人々の精神年齢の幼さが「分別をわきまえた大人」だとは到底思えないほど愚かでした。

「テロリストの家」というタイトルと流れは読者を引き寄せます。類書をみない展開もまた作者の構想に引っ張られていく感はありました。とはいえ、ここまで狂気じみたセリフが飛び交うとはと思わざるを得ません。犯人の行動と言及についても言いたいことはありますが、抑えます。そうですか、としか言いようがありませんので。
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No.5:
(2pt)

動機にリアリティが希薄。

主人公の公安刑事の息子がイスラム国に志願し、逮捕されてしまうという話。刑事の息子の逮捕ということから、主人公は警察で閑職にとばされ、マスコミは家である官舎に押し寄せ、家族の関係が悪化するなどの逮捕後の顛末が描かれ、ホームドラマ風にストーリーが展開する。
 最後は著者お得意の意外な結末だけど、息子、娘、犯人の動機にリアリティがないので、なんか無理やり事件を起こし、犯人をつくったという感じ。ホームドラマの要素もあり、場面も警察内部と家庭が中心なので、低製作費でつくるテレビのお手軽2時間推理ドラマの原作にはいいかもしれないけど。
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No.4:
(3pt)

全体的に緊迫感もなく中途半端な印象だった

事件を扱う刑事と比べて、国の安全を守っている公安警察。公安警察の刑事である幣原(しではら)の大学院生の息子が、イスラム国のテロリスト募集に志願したことが判明し、陰謀罪の容疑で逮捕される。

公安刑事と息子の父親、二つの立場で揺れ動く幣原に対して、所属する公安警察やマスコミ、妻や娘から様々な仕打ちを受けながら、どう対応していくのか楽しめた。

ただ、マスコミの描写がくどく、同じような罵詈雑言が繰り返されていて、読みにくかった。

また、公安警察がイスラム国のテロリストを監視するという大きな役割があるにも関わらず、物語全体に緊迫感が感じられず、公安と捜査一課の刑事の確執も中途半端に感じられたのが残念だった。
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No.3:
(3pt)

メンタル弱すぎ…

今ひとつ、どこが読みドコロなのかピンと来なかった
初っ端、干されて半日で「人はこんな風にして鬱病になるのか」で、
え!?幾ら何でも早過ぎだろうよ
「今までも妻を叩いたことはそんなにない」に、「はあ?」と
おいおいおいいつの時代の話してる?…いや、現代だよな…
「そんなにない」からOK?
殴って黙らせようとして思い止まる場面多過ぎ
しかも、「自制できた自分は偉い」みたいな満足とセット
現代社会人として、しかもまだ壮年層で、これは余りに世間知らずってモンだろう
どういう意図でのキャラ造形なのか今イチ分からんかった
理不尽な死を迎えなくてはならない事態でも「死に際が見苦しい」と哀れみと悼みの他に「軽蔑」追加されるもんだよなあ。の部分だけピンポイントに同感
職業倫理は変化したかも知れんが、家族との関係性は変わらないだろうなあ
って感じだった
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No.2:
(4pt)

分かりやすいストーリー

公安のエースの男の息子がテロリストとして逮捕される。
真実は想像した通りの着地で驚きはないものの、そこに至るアプローチが公安という舞台にしたことで読ませる内容になっている。
公安でありながらも一般的な型苦しさはなく読みやすいので、万人受けすると同時に映像向けかも。
構成的にはイスラム社会への共感が起こった過程があっさりしすぎて、家族への心情移入はしにくい。
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No.1:
(5pt)

テロより家族!

①この小説はテロリストの犯罪を描いた小説ではない。家族と親子の関係を描いた小説だ。テロ小説だと思って読んだ読者は失望したかもしれない。
②いじめに遇った妹を救えなかった兄。イスラム国兵士募集に応募しようとした妹。その妹に替わってイスラム国弊社募集に応募し、妹を救おうとした兄。大学院生に就職がないのがという理由だけで、日本社会に憤り、イスラム国兵士に志願するというのはいくらか何でも短絡的過ぎる。
③親子関係に勝る兄妹関係の重みを知らされる。父は公安刑事第3課の敏腕刑事だが、一向にイスラム国の話は進展しない。
こういう小説を〈偽装小説〉という。本当は〈家族小説〉なのだ。これも著者ならではの冴え渡る手法(テクニック)である。
不幸なのは殺された兄だ。
お勧めの一冊だ。
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