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(短編集)
赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。
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赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全73件 61~73 4/4ページ
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全体的に ・前作よりもファンタジックな要素低めで,本格ミステリー寄り ・よく言われるように,伏線はあからさますぎますが,そこはまあそういうものと割り切った方が楽しめるのでは ①シンデレラ:ちょっと事件のヒントが都合よすぎるかなとも思いますが,まずまずです☆3 ②ヘンゼル:しっかりした密室者,考えれば真相に気付けます。赤ずきんが原作では宿敵の狼と協力するのが熱い☆4 ③眠り姫:謎ときなどはいまいちですが,南無り姫のあまりにぞんざいな扱いがブラックで笑えるのと,個人的にシュナーヒェン姐さん(あってるかな?ぜったい発音できないw)が萌えなので,☆5! ④マッチ売り:集大成,やはり過去の仲間たちが集結するのが熱いですね,ただ突っ込みどころも多し ☆4 まだまだネタはありそうなので,次回に期待です!! | ||||
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どのお話しも、ベースになっている物語がわかっているので、軽く読めました。 いや~、面白かったです。 完全犯罪は、難しいですね。笑。 | ||||
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短編集で子育ての合間に読むには良い | ||||
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前作の「むかしむかしあるところに、死体がありました。」を読んで、「日本の昔ばなし」をベースに、本格ミステリを構築するという着想に驚き、さらに、その面白さに感激し、★5つのレビューを掲載しました。 その際、【今度は、日本を飛び出して、「世界編」で作品を作ってみたら、面白いものが出来るのではないでしょうか。】と結んだのですが、それが実現して、とても嬉しかったです。これはもう、期待の一作でしたね。 前回は、5つの短編が収録されており、物語世界の基盤となる部分では、共通の世界観はあるものの、主人公は、移り変わっていきました。今回は、題名から分かるとおり、グリム童話で有名な「赤ずきん」が全編を通しての主人公です。 目次をみると、 第1章 ガラスの靴の共犯者 (シンデレラ) 第2章 甘い密室の崩壊 (ヘンゼルとグレーテル) 第3章 眠れる者の秘密たち (眠れる森の美女) 最終章 少女よ、野望のマッチを灯せ (マッチ売りの少女) となっています。()内は、私が付け加えたもので、ベースとなる童話の題名です。 第○章となっているとおり、それぞれを独立した短編ミステリとして楽しむことが出来るのですが、全体を通してみると、ひとつの長編となっているという構造です。 じつは、題名自体に、この作品全体に関する大きな「謎」が提示されているのですが、それは、ここでは述べません。未読の方の作品への楽しみを奪ってしまうことになりますから。 各章とも、ミステリの趣向満載で、「有名な童話が、ミステリに変貌する」という、「大人向け童話集」となっていることが楽しさの中心です。 特に、最終章の展開は、驚きでした。「マッチ売りの少女」がこんな風に、変えられるとは、かのアンデルセンも、びっくりでしょう(笑)。 期待どおりの作品として、またもや、★5つをつけてしまいました。 | ||||
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私は作者の前作「むかしむかしあるところに、死体がありました。」を呼んで非常に感心した。お伽噺特有の設定と本格ミステリ味との融合の絶妙さに魅了されたからである。本作は旅する"赤ずきん"を名探偵役として、舞台をヨーロッパの童話の世界へと移したもの。「ガラスの靴の共犯者」、「甘い密室の崩壊」、「眠れる森の秘密たち」及び「少女よ、野望のマッチを灯せ」の4つの短編から構成される連作短編集。"赤ずきん"が旅の途中で、シンデレラ、ヘンゼルとグレーテル等と出会いながら次々と殺人事件を解決して行くという趣向。ただし、"赤ずきん"の旅の目的は不明で、これが本作最大の謎となりそうである。 しかし、"赤ずきん"の決め台詞「あなたの犯罪計画は、どうしてそんなに杜撰なの?」が示す通り、各編のミステリ的切れ味は前作には遠く及ばない。むしろ、童話が本来持つ残酷さ、あるいは童話が暗喩する人間心理の醜さを前面に出している印象を受けた。 そして、三編目の「眠れる森の秘密たち」(トリックは無いが良く練れている)のラストで"赤ずきん"の目的が殺人である事が示唆されるが、そのターゲットが誰かは最終編の題名から自明。しかし、皮肉にも本編が一番童話らしく、シェークスピアの「Fair is foul, and foul is fair(きれいは汚い、汚いはきれい)」風の雰囲気が漂っていて、楽しめる。上で、ミステリ的切れ味は前作には遠く及ばない、と書いたが昨今の凡百のミステリよりは創りがシッカリしていて読み応えがある秀作だと思った。 | ||||
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西洋童話を題材にした特殊設定ミステリの連作短編集。探偵役の赤ずきんが「シンデレラ」「ヘンゼルとグレーテル」「眠り姫」「マッチ売りの少女」をモチーフにした事件を快刀乱麻に解決していく。 個人的には前作の「むかしむかしあるところに、死体がありました。」よりも好きかもしれない。軽さのあるユーモアミステリとして秀逸だった。続編ができたら読みたい。 | ||||
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面白くてどんどん読み進めましたが、全部読み終わって、なぜか読後感がよくないです。 | ||||
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前知識0で書店で見かけて買ったものです。 タイトルだけだとなんのこっちゃと思いましたが帯で赤ずきんが事件を解決するミステリーとあったので興味を惹かれました。 赤ずきん主人公が旅をして行く先々で会う童話のキャラの廻りで起きていく事件を解決する話です。 文章は小難しい言い回しもあまりなく読みやすかった印象です。 じわじわと面白さがわかってきて特に最後の話が面白く読み出がありました。 新たに小説を読むと登場人物のイメージを抱くのに時間がかかるかもしれませんが誰もが知ってる童話のキャラなのですんなりイメージを浮かべられるのではないでしょうか。 | ||||
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面白い | ||||
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青柳碧人は、ラノベ「雨乞い部っ!」の作者だったのか。 KEIさんの表紙でジャケ買いして、内容もなかなか面白かった。思わぬところで縁があったな。 童話ミステリ第二弾は、アンデルセンだ。グリムも混じっている。 旅する赤ずきんが事件を解決する。元ネタはシンデレラ・ヘンゼルとグレーテル・眠り姫・マッチ売りの少女だ。最後は赤ずきん自身のミッションである。 ううん、今一つだな。前作は「鬼の目線では、桃太郎はサイコ殺人鬼」とか、洒落た趣向が楽しかったが、本作は練り込み不足で平凡だ。このミステリは、別にガラスの靴やお菓子の家が出なくても成立するだろ。 必然性に乏しく、童話の体裁を借りた意味がない。 トリックやプロットは、まあ水準には達している。 | ||||
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赤ずきん、シンデレラ、ヘンゼルとグレーテル、眠りの森の美女、マッチ売りの少女をアレンジした、楽しく哀しいミステリに仕上がっています。 赤ずきんはある目的を持って、シュペンハーゲンに行く途中に、出会う殺人事件を解決しながら旅を進めます。 都合よく事件は解決していきます。 痛快な娯楽読み物として、日頃のストレス解消になりました。 素直に楽しめました。 | ||||
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グリム童話やアンデルセン童話を題材として、ミステリーとして仕上げた作品です。 著者の前作と比較すると、文体は読みやすくなっています。ただし、題材を活かしているのは前作だと感じました。本作は前作と比較して、エンターテインメント性が重視されていると思います。題材の活かし方が大胆であったり、各話の最後にもう一展開あったり等、読者を引き込む仕掛けが随所に感じられます。 本当は怖い童話があるように、本当はミステリーな童話があっても良いと思える作品です。 | ||||
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本屋大賞候補作品「むかしむかしあるところに死体がありました」では、日本の昔話をベースにしたミステリーでしたが、今回は外国の童話をベースにしたミステリーです。 もうカオスな展開の連続でした。これ原作者が読んだら、怒るんじゃないかと思うくらいでした。 全4章で、主人公・赤ずきんが、行く先々で殺人事件に出くわします。 そこでは、それぞれ「シンデレラ」「ヘンゼルとグレーテル」「眠れる森の美女」「マッチ売りの少女」の世界観との融合になっています。 そこで、赤ずきんが推理を駆使して、謎解きをしていきます。 基本的なあらすじはそのままなのですが、段々と不穏な空気になっていき、それぞれの世界観ならではのトリックで犯行が行われています。ベースは元の物語なのですが、上手い具合にミステリーと融合していて、カオスではありましたが、よくそういった発想が出るなあと思ってしまいました。 この作品を読むと、普通の童話がもしかしたら裏では・・・と疑ってしまうほど、疑心暗鬼になるかもしれませんので、ご注意を。 最後の章では、なぜ赤ずきんが旅をしているのかが明らかになります。最後だからこそ、盛り上がり方が凄く、いろんなものが集結されていました。赤ずきんの行動が華麗で、スッキリ感もありましたし、切ないなとも思いました。 色んな昔からある話とミステリーとの融合をもっと読みたいなと思わせてくれました。 | ||||
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