(短編集)
ウサギの天使が呼んでいる
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
ウサギの天使が呼んでいるの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
このところ連作推理短編集を中心にまとめて読んでいるのだが、12冊目にして漸く当たりが来た。青柳氏の書く連作ユーモアミステリは軽さと謎と読後感のバランスが非常に優れている。職人芸と言ってもいいくらいだ。多くが殺人を扱っているのに話が暗くならないのは本当に見事なものである。使われているトリックはすごく難しいわけではなく、最初のゾンビはすぐに分かるし、顔ハメ看板は犯人登場時点で分からないほうがおかしいくらいだ。しかし、「死体が本物のゾンビだった」という面白さ(このスタイルでは怖がらせるのは無理である)とか、その後の犯人の即席芝居を楽しめばいいのであって、トリックの甘さは傷になっていないのである。最も良いと思ったのは「琥珀の心臓を盗ったのは」で、平面図入りのミステリは苦手なのだが、これはクリスティを思わせる好篇であった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ありがとうございました。小さいので持って歩くのに便利。まだ読み始めた所です。迅速な対応ありがとうございます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全体にマンガ的ですが割り切って書いている点が、週末に読んだ異なる筆者の他2冊に比べて、頭ひとつ抜けていると思いました。 ゾンビパーティーで出た本当の死人、(観光地に良くある)顔出し看板コレクターの家など、とっぴな状況下でアクの強い主人公がもの欲しさに頼まれてもいない捜査に乗り出す。。。 いろいろな面で現実と乖離しているのでしょうし、謎解きもこじつけや偶然といった要素が強いのですが、こんなこともありえる、こんなことがあったら面白いと、自分の作った虚構世界に徹して物語を成立させている点が高評価できるポイントです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「誰のゾンビ?」「デメニギスは見ていた」「ウサギの天使が呼んでいる」「琥珀の心臓を盗ったのは」「顔ハメ看板の夕べ」の5話を収める短篇集。 名探偵役は、古物商の青年。ただし、マニアックなものしか扱わない。吸血鬼の棺桶、顔ハメ看板、変な魚の模型、古代アステカの石などなど。そのあたりの蘊蓄がおもしろい。 ミステリとしても、しごくまっとう。なかでも「顔ハメ看板の夕べ」が愉快だった。顔ハメ看板というネタもさることながら、かっちりとパーツがはまっていき、なおかつユーモアに溢れている。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 4件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|