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囚われの山
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囚われの山の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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八甲田山雪中行軍遭難事件を元にしたサスペンス。地獄のような寒さの中、事件の過程で何があったのか?そこに現代の雑誌編集者が疑問を持ち解き明かそうと現地に踏み込む…。寒さと言うより痛みを感じる物語。肉体的にも精神的にも。人が何かに囚われ、もがき苦しむ様が普段の我々の生活にもあり、読者もその一人だと考えさせられる。 | ||||
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私も40年近く前に、新田次郎氏の「八甲田山死の彷徨」を読み、群像劇に感動したものです。同時に、実は読んだ時が交通事故で入院先のベッドの中だったので、八甲田山で遭難された方々に、事故った自分に重ね合わせ、ズンと沈んでいたものです(笑)。 「囚われの山」を読み始めた時は、この新田次郎氏の内容に近いのではないかという感覚でした。ご存知のように新田次郎氏は晩年は歴史小説家としても有名ですが、山岳文学の分野で歴史小説以上に有名な作品を幾つも残していらっしゃいます。その山岳文学と歴史小説の分野2つの強みが合体した新田次郎氏の最高傑作が「八甲田山死の彷徨」だと思っていました。 その名作に果敢にチャレンジされた伊東潤氏のこの「囚われの山」は、群像劇に加え、新たな真実を発見する現代の若い記者がそれを見つけるまでの取材プロセスの描写や、現代の出版業界のリアリティが、更に話に拡がりと味わいを持たせています。 ともすると深刻な思いで読み終わるこの山岳遭難の話。「囚われの山」はユーモアすら感じられる内容に仕上げられていることに読まれた方は驚くでしょう。 是非ご一読ください。 | ||||
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事件については知っている程度だったが、今回初めて「世界登山史上最大級」ということを知り、改めてこの事件の悲惨さを思った。 199人もの犠牲者を出した過程を、現代の歴史雑誌編集者のある種のメタ視点で追っていく展開に令和ならではの新鮮さを感じる。 終盤にかけてのクライマックスはまさに息をつけぬほど。この興奮を是非味わって欲しい。 | ||||
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八甲田山の事件については、ずっと以前に映画を見て以来ほとんど知りませんでした。 様々な知られていない事実に驚きつつ読み耽りました。 | ||||
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新田次郎を越えるが如くの極寒描写。 困難のときに人が選ぶ選択と失敗、それを知ることの重要性をひしひしと感じる。 慢心せず、油断せず、きちんをして臨む。 当たり前のことを行うことで、回避できる悲劇は存在する。 コロナのときに私達が体感した様々な出来事を思い出しながら読んでほしい。 | ||||
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