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法廷遊戯
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法廷遊戯の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全67件 61~67 4/4ページ
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いくつかの雑誌の書評記事で高評価だったので購入しました。 その高評価に対する読了後の感想は、『本当に?これで?』 今まで本のレビューなど書いたことありませんでしたが、最近の文学賞受賞作、そしてそれに対する書評は少し過剰な評価ではないかと思います。 | ||||
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法廷ミステリーとして凄くおもしろく、文章も読みやすいので、物語にぐいぐい引き込まれる。またテーマとしての有罪・無罪・冤罪については考えさせらる点も多い。 ただ主要登場人物に特異な人が多いが、その人格形成の背景や生い立ちなどは、ほとんど語られず、小説としての厚みはない様に思う。 | ||||
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最近読んだ本の中では一番面白かった。 しかし、犯行の決定的証拠となった盗撮映像の入ったペン型カメラは、逆に冤罪の証拠になるのではないかと疑問を持った。 映像のデータで撮影の日時が特定できるだろうし、場所も概ね特定できる。 となれば警官がその日時に別の場所にいたことが明確になれば証拠は捏造されたものとなり、嵌められたことが立証できる。 警官であれば、女子高生と共犯者の意図を筋読みできるだろうし、否認しないというのは不自然。 それにホームで騒ぎになっていたら男子高校生が突き落としたり、ペン型カメラをポケットに入れた目撃者もいるだろう。 エンタメ系のミステリーならこの程度の齟齬も許されるかもしれないが、法廷ミステリーとなると物語の発端の事件だけに気になってしまう。 ここからは一読者の勝手なアイディア。 たとえば、その警官の後輩の警官が無実を信じて独自に捜査を続けていて、主人公と彼女を徐々に追い詰めていくというストーリーでも面白いかと思った。 なぜなら本書では敵となるのは一応検察官だが、丁々発止で対決はしているわけではない。 そこにもやや物足りなさが残った。 | ||||
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本書はミステリーとしてだけでなく冤罪をテーマにした、制裁と救済の物語でもあり、飽きさせず一気に読ませてしまうのは流石です ただ、細部では、法定で一つ一つ謎が解かれていくワクワク感や終盤のドンデン返しも、意外性や感動を伴うところであるはずなのですが、伏線や主人公とヒロインの内面描写が弱く、ヒロインとの関係との盛り上がりや、罪を償おうとする主人公の心境変化に至る心情が十分に伝わらない等、人物の掘り下げについては次回に期待したいです | ||||
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ネタバレになる部分があります 構成が上手いと思います。現在から始まって、時折主人公の過去話をいれてそれが事件の真相にも繋がっている。そして、現在のロースクールでの疑似法廷ゲームから主人公が弁護士になっての本当の裁判の二重の構成。 ただ、細かい部分の設定が雑なのかなぁと言う感じはします。脳内補完出来ない事もないが、ミステリーでそれはどうなのかなぁと思う。例えば、主人公が別件で抱えている被告、彼はホームレスで墓のお供え物を食べて過ごしていたと言う。ただ、読んでいると、どうも一つの墓へのお供え物と思える。飢えをしのぐのに、一つの墓のお供え物だけでは無理だろうし、そんなに頻繁に墓参りには来ないだろう。他の墓のお供え物を食べると言う手段も有るだろうが、そうすると、その設定の根幹に関わってしまうし、その辺の事は何も書かれていない。など、ミステリーとして、気になる部分をあやふやにして構成力で乗り切った感は否めないかな。 | ||||
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好看~ | ||||
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 法曹界,もしくは司法の世界の独特の言い回しや用語に戸惑うことはありましたが, 冒頭からわずかで,あっという間に中へと引き込む見せ方と文章力にまず感心します. また,何気ないやり取りや出来事を,自然な流れで巻き取っていくやり方も巧く, 学生たちの暇つぶしから,ホームレスの家族問題まで,散らばっていた点が繋がり, 真相が露わになる法廷のシーンは,派手な丁々発止はありませんが読み応え十分です. 何より,ただの復讐ではない,強い願いが込められた計画と執念には感服の一言で, 弁護人,被告人,被害者,それだけでは収まらない,三者の関係には複雑な思いが…. さらに,そんな感情を切なさが上書きする真実と,永遠に照らし合わせのできない, 三人が選んだ『答え』には,人が人を裁くこと,命に対する罰はなどの考えが膨らみ, ああするしか,ああなるしかなかったのか,嫌らしい,そして重々しい余韻を残します. | ||||
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