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壬生義士伝
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壬生義士伝の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全285件 41~60 3/15ページ
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良好な状態で受領しました。 | ||||
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新品同様、満足です。現在読書中。 | ||||
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江戸末期の激動と武士の生きざまが立体的に心に響いてくる作品。 | ||||
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上巻読了後、下巻を読んだ時点での感想。下巻の進め方が気になっていたが、新撰組三番隊長の斉藤を初めとする関係者の回想譚と吉村自身の切腹時の心情とをカットバックで描くスタイルは同じ。ただし、回想の対象時点は「鳥羽伏見の戦→戊辰戦争→秋田入り→箱館の戦→明治」と恣意的に移り変わって行く。特に、みすぼらしい吉村を憎んでいた筈の粋な斉藤(明治まで生き延びた!)が、実は、吉村を愛していたという辺りが巧く、「貧と賤」だが「仁義」に篤い吉村の人柄を見事に浮き彫りにしている。また、幕末から明治に掛けての時代の移り変わりの記録とも言え、特に、旧佐幕派の武士への弾圧振りが良く描き込まれている。私は石光真人氏「ある明治人の記録」を想い出した。 上巻で吉村に切腹を命じた重臣大野の子息の千秋の回想譚も泣かせる。吉村と大野とは身分こそ大きく異なれ竹馬の友だった事(吉村は千秋の家庭教師だった)、吉村の有能さ・一徹さを受け継いだ子息の嘉一郎と千秋も親友である事など、これまた吉村の人柄を偲ばせる。切腹を命じたのは、大野の立場もあるが、吉村を"武士として"死なせるための恩情だったのではないか。「武士道」を重んじて嘉一郎が千秋の元を去って箱館(死地)に赴く姿は特に泣かせる。新撰組の人斬りが目立った殺伐とした上巻に比べて人情噺が多い気がし、幾重にも包囲して多角的に吉村の人柄を絞り込んでいる感じを受けた。大野と千秋と嘉一郎を初めとしてエピソードも満載である(例えば、千秋と吉村の娘が夫婦になる)。 「勝てば官軍」とは良く言ったもので、「官軍」も「賊軍」もない武士の不条理が良く描かれている。その中で、「貧と賤」だが「仁義」に篤く、「武士道」と「郷土愛」と「家族愛」とに生きた吉村の生涯を描き切った力作だと思った。 | ||||
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上巻を読んだ時点での感想。南部藩を脱藩して新撰組に入隊し、鳥羽伏見の戦で敗れ、南部藩京屋敷に逃げ込んで切腹を仰せつかった吉村貫一郎という"武士くずれ"を主人公として「武士道」とは何か、「義」とは何かを問うた秀作。「一路」、「流人道中記」と同様、幕末を舞台にしており、テーマは相通じるものがある。 吉村は腕が立ち(免許皆伝)、学問も優秀、書道にも通じており、人柄も良いが家格が非常に低い。そのため、"金"のために脱藩し、新撰組に入隊し、沢山の相手を斬り捲るが、通常の手当の他に"金"をせびって仲間には嫌われ守銭奴と呼ばれる。しかし、吉村はその"金"を南部に残した愛する妻子のために仕送りしていたのだ。これが「武士道」から本当に外れているのか、能力主義ではない幕藩体制は正しいのか、愛する妻子のために仕送りするのは「義」ではないのか、「貧と賤」は「武士道」に反するのかと問い掛けているのである。 語り口にも工夫がある。吉村の言動をそのまま記した章、吉村のかつての新撰組での同僚・後輩の明治になってからの回想譚、総裁候補の原敬と絡んで、自身の父が吉村を知る藩の重臣だった子息の回想譚をカットバックで多角的に描いて「死にたぐねえから人を斬るのす」の吉村の実像、幕藩体制の腐敗、「義」ではない戊辰戦争の愚挙・私怨(「勝てば官軍」の典型例)に迫ろうとしている。これらの記述に伴って、次第に浪人・農民・町民から成る新撰組の隊士が(殺人者ではあっても)大政奉還後の武士よりは武士の魂を持っていた事が伝わって来る点も巧み。結局、吉村(を初めとする新撰組)は"時代の不合理"と闘っていた事が分かる。下巻でも吉村を追い続けるのか、舞台を明治へと切り替えるのか楽しみである。 | ||||
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新撰組隊士吉村貫一郎の義に生きた物語。どのエピソードも切なく、また、日本古来の道徳観を思い出させてくれる。 | ||||
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感動する。読みながら涙するばめんもありまづ。 | ||||
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上下で、感動します。特に下は、本当に涙が出ますよ。 | ||||
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良かった良かった | ||||
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読み応え抜群。 涙なしでは読めません。 | ||||
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まず映画の方で知りました。初めて映画で泣きました。 後になってこちらの原作小説を読んで、ますます好きになった作品です。 気に入った所は、もう何度も読み返しました。 | ||||
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とても感動しました | ||||
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一刀斎夢録→輪違屋糸里→本書の順で一気に読んでしまいました。本書が一番どっしりとした読み応えだったので、たまたまとはいえこの順で読んで良かったと思います。 私は歴史に全く明るくなく、新撰組についても主だった人の名前とか五稜郭くらいしか知りませんでしたが、語り口調が多いのと、話のうまさですいすい読めました。 読んでいる間、武士とは、侍とは、難儀な生き物だなと、胸が苦しかったです。厳然とした身分制度、いかんともしがたい貧しさ、揺るぎない信念、武士の誇り、全くもって切ない。切ないと言っては失礼かもしれないけど、そうとしか言えません。 切った張ったの日常の中で、決して命が軽かったわけではなく、でも今の私達では到底分かり得ないもののために命をかけられたのでしょう。それが幸か不幸かはわかりません。でも語り部として登場する人物は皆眩しかったです。 泣くつもりなど微塵もなかったのですが、読んでいる間何度も泣かされました。とにかく皆眩しい。 | ||||
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円満に完了した | ||||
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先を読むのが辛くなり、何度、本を途中で閉じようとしたかわかりません。この本を読んで平和の意味を考え、自分の悩みの小さいことを痛感しました。また、人の繋がりも大切だと感じました。 | ||||
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バイブルです。この作品を読んでしまい。超えられる作品に出会えない。 | ||||
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浅田次郎さんの精緻な描写に惹かれ、何か名作を読もうと思い壬生義士伝を手に取りました。長編で様々な関係者の視点から物語が進む書き方に少し戸惑いがありました。今、読み終えて、吉村貫一郎の家族の為に生きた生き方、悩み苦しみながらも正義を貫く生き方に強く心を打たれました。お恥ずかしながら歴史に興味を持った事がなく、幕末、新撰組、薩長、戊辰戦争などとても新鮮に感じながら当時の流れを垣間見ることができました。映画や宝塚など違った形でも表現されているようなので機会を見つけて触れてみたいと思います。 | ||||
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小雪が舞う一月の夜更け、大坂・南部藩蔵屋敷に、傷だらけの侍がたどり着いた。貧しさゆえ南部藩を脱藩し、壬生浪(みぶろ)と蔑称された新選組の隊士になった、吉村貫一郎であった。その剣の冴えは“人斬り貫一”と京の都で恐れられ、一方、極度の倹約のため守銭奴と蔑まれた男には、まったく異なる貌もあった。元新選組隊士や教え子たちが語る非業の隊士の生涯から、血なまぐさい時代にひとすじに生きた「誠」の人生が浮びあがる。 | ||||
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侍文化に興味あり、今まさに日本人が必要としている精神文化がこれ等の本の中に答が有る。 | ||||
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小生45歳、会社の同期の出世に完全に取り残され、 人生もうお終いだ、と思っていた矢先に手に取った本がこの「壬生義士伝」。 いま人生のこのタイミングでこの本を読まなければ、どんな人生を送っていたであろうか。 身に沁みいるように吉村貫一郎の生き様が 己の身体に入ってきた。本当の幸せとはなんであろう?本当の義とはなんであろう? 一読だけではもったいない。何度も再読して、自分の吉村貫一郎を創り上げていこう、と思った。 不世出の傑作だ、と思う。 | ||||
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