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七つの墓碑
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七つの墓碑の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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ファミリーのドン争い、主人公ならまだしも登場人物のそれぞれの経歴がダラダラ 途中かなり飛ばし読み、読者の中には奥深いと感じる方もいるのかな 一言、二作目は手に取らない! | ||||
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七つの墓碑に名前を刻まれた者たちが、何者かによって一人ずつ殺されていく。 同じ頃、20年の刑期を終え刑務所を出所した主人公が、ある目的をもって行動を始める。 いかにもミステリアスなこのあらすじに惹かれて購入したが、それがほのめかす謎解き要素はほとんどなく、大きく期待を外された。 半世紀前なら通用したかもしれない平坦なストーリーを端的に表すなら、退屈。 このひと言につきる。 元マフィアの主人公のパートは、彼の内省的な心情描写が半分を占め、特に目を引くような展開がない。 事件を追う警察の捜査はノロノロ運転で遅々として前進しないので、追跡劇のサスペンスもない。 主要人物らしき刑事は、大した役でもないのに無意味に個性が強くその描写にページを大量に消費し、他の一瞬しか登場しない人物たちの背景描写もやたらと長い。 終盤まで明かされない主人公と犯人の目的は、全くの想像通り。 刑務所内やマフィアの世界の暴力的な描写には、それなりの迫真性はあるものの、百番煎じぐらいなので新鮮味は皆無だし、一応「意外な犯人の正体」的な要素もあるにはあるけれど、屈強な退屈さを相殺するにはささやかすぎる。 事件終結後の犯人の状況が不明なのも、画竜点睛に欠ける。 ところで、犯人は自分ひとりで七つの墓石を調達し名前を彫り、墓地まで誰にも気付かれずに運んだのだろうか。 だとしたら、さぞかし大変だった事だろう。 著者の技量が最もプロの域に達していないのが、段落ごとの人物の視点の統一が全くできていない点。 数行ごとに視点が頻繁に変わるので非常に読みづらく、ひどい所になると、改行すらせず突如視点が変わるという粗雑さ。 知識がないのか、あえてなのかは分からないが、書き手は楽でも読者には一定の苦を与えるこういう書き方は、現代の作家としての矜持を少しでも持ち合わせているのなら、次作からは改めるべきだろう。 | ||||
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