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正体
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正体の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全229件 81~100 5/12ページ
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| 2024年公開の映画を先に観て、原作であるこちらを読みました。映画は俳優の魅力もあり、楽しめました。 普通は一晩で読みきる文量ではありませんが、文章が平易なのですらすら読みきりました。しかし、たとえば都内で働き月に往復二回以上ゆりかもめ線に乗る労働者が交通系ICカードを持っていないために最も高額な切符を買って尾行をする、男性警察官が令状なしに女性宅を捜索する、そういうおよそ現実離れした描写に気が散ってし方なかったです。裁判や拘置所の話は私は素人なので正否は分かりませんが、主人公の死刑判決まであまりにも早すぎ、犯行現場や居住地から拘置所が遠すぎます。 私は純文学が好きなのでストーリーがだめでも文章が美しければ読んでいられますが、この小説は語彙のひとつひとつが陳腐すぎます。エンタメ小説も好きなのですが、平坦な展開が続き、盛り上がりに欠けます。 小説のレビューに書くのもどうかと思いますが、ここからよくあの映画を作ったな、という感想が一番大きいです。しかしどう足掻いても満点の映画に仕上がるわけのない原作です。映画はこの小説の不自然な点を排除していって作られたかのようでした。 自分が満足できなかったものからは目を背けて批判はしない主義なのですが、この小説がこれほど高い評価を受けるのは文学の凋落だと思ってつい書き込みました。 | ||||
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| 恐ろしい話である。一人で戦わなくてはいけない。しかも相手は警察を含めた全て… | ||||
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| 最初と最後で自分の意識も大きく変わっていて、 どれだけ自分が何も考えずにニュースをそのまま受け止めているのかを感じたし いざ自分が嵌められたらと思うと恐怖した 身近にそういう人がいても気づかない可能性はあるなと思いつつ、あと少しで自分の力で覆せそうだったのに尊厳なく星になってしまった鏑木は悲しいけどある意味ようやく解放されたのかとも感じる | ||||
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| 『正体』は、日本の司法制度に潜む闇にスポットライトを当てた物語だ。主人公の鏑木は、ごく普通の若い男性だった。しかし、彼は埼玉県で一家三人を殺害した罪で死刑判決を受けている。ところが、鏑木本人はこれを強く否認し、司法の裁定を真っ向から否定している。 物語は、鏑木が脱獄し、社会の中に溶け込むところから始まる。彼は仕事を転々としながら、周囲の人々との交流を重ねていく。その中で、彼を知る者たちは口々にこう語る。「彼はすごくいい人だ。人を殺すなんてありえない」と。では、果たして鏑木は本当に殺人に関与していたのだろうか。冤罪を主張する彼の正体とは一体何なのか。 物語が進むにつれて、鏑木の「正体」を象る像が少しずつ明らかになっていく。それは司法の冷徹さや、社会の偏見が作り出したものなのかもしれない。そして読者自身も、事実と虚構の狭間で揺さぶられるような感覚を味わうだろう。 本作は、冤罪というテーマを扱うだけでなく、司法制度そのものへの鋭い問いを投げかける。誰もが「自分には関係ない」と思いがちな冤罪問題。しかし、この物語を通じて、その恐ろしさと身近さを痛感させられる。読み終えた後には、きっと「正義とは何か」について考えずにはいられないだろう。 『正体』は、社会問題に興味がある人、あるいはミステリーとしても楽しめる作品を求める人にぜひおすすめしたい一冊だ。 | ||||
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| 非常に構成力があり、スジは面白い。 ただ2020年前後の警察捜査があまりにもリアリティがなさすぎる。 カメラ社会で犯人の足取りを追う警察の捜査力を考えない設定は無理があるなと感じた。 熊谷一家殺害事件を冤罪にするため、初等捜査で周辺地域の防犯カメラ画像解析を警察がしていない事になっているのか? あり得ないでしょ(笑) | ||||
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| 切なく苦しく、原作の後映画を見ると、救われた気持ちになりました。 原作、あとがき、映画の順に体験するとエンターテイメントを十分に楽しめ感動できます! | ||||
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| あとがきで警察の冤罪を社会に問う小説と知り、内容にも納得です。警察の対応や法律には自分の経験を持って何度か疑問を感じてました。体裁を保つこと、間違いを責めることではなく真実を追求すること、正しい司法、法律が整備される国であって欲しいです。ドラマも観てましたが、原作も勢いや心理描写など面白かったです。 | ||||
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| 面白かった。 ページを捲る手が止まらなかった。 あとがきにもあった作者の染井先生に寄せられた読者の気持ち、とっても共感した。が、それに対する先生の想いにも納得した。 映画も観よう | ||||
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| タイトルやあらすじを見て、サスペンス物と思うかもしれないが本作品にその要素はない 「正体」に迫る要素は何一つなく、話の流れで普通に出てくる 貴志祐介や森博嗣の作品を多く読んでいるが、この作品のベクトルは全く違った。 東野圭吾と同じように話の構想に面白みはなくつまらない小説ではあるものの、映像化しやすい作品となっている。だから映画化されているのだろうと推測する 暇つぶしにの読む分には良いだろうが、小説自体に感動を求めるのならばちゃんとした作家の作品を購入した方が良い時間を得られる | ||||
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| 重い内容でしたが読みやすく一気に読み切りました。名作で映画化されるのもうなずけます。社会がもっと良くなるように多くの人によんでもらいたい作品です。 | ||||
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| 彼はどんな思いで逃亡していたんだろう?どんなに逮捕から死刑判決がでる迄苦しかったんだろうか。あとがきにあるようにせめて最後位は彼に幸せになって欲しかったです。偶然と不運が重なりあって冤罪が起こってしまう。魂が揺さぶられる作品でした。 | ||||
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| 労基法の条文や認知症患者の行動、新興宗教の実態など、もっと正確に取材すべきとも 思った。あと600頁は長い。ただ、それらを差し置いてもずっと引き込まれるのは、各 登場人物への著者の思いやり、思い入れが伝わってくるから。あと今の刑事政策への問 題意識だろ。映画も見て、それはそれで良かったが、やはり、映画では味わえない、小 説ならではの部分がある。特に、編集社の女性と心を通わせる部分の心理描写は秀逸で、 著者の文章力の高さを感じた。ラストについては、ぼくはこれで良かったと思う。 | ||||
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| 逃亡中に出会った人を守り、守られ、そして支え、支え合い感銘を感じた一冊でした。 | ||||
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| 一気読み必須です 時間があるとき、何かに没頭したいときに読むのがおすすめ | ||||
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| 最初から最後まで引き込まれるように読めました。 主人公の結末にも驚愕させられましたが、作者の想いが伝わる至高の作品でした。 作者の著書をもっと読んでみたくなります。 | ||||
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| ネタバレにならないところで感想を述べるならば、原作は映画よりももっといろんな人に出会い、いろんな人との交流があってたんだなって思った。 逃亡の過程で、たくさんの人に会って、影響を与えて、最後は‥。いやぁ‥、衝撃のラストだった‥。 映画を観た人も、新しい気持ちで読める物語だと思う。とにかく最後まで読んで欲しい。 | ||||
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| やはりテキストより私は映画派だな。 映画を観たあとだからということもあるかもしれないが。とてももし自分がこうなったらどうしようかと。こんなことは実際起こっているからこそ世界に入れた。 | ||||
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| 星5つしか付けようのない読み応えでした。色々書きたいけれども、ネタバレになるといけないのでやめておきます。 | ||||
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| *ネタバレありです 昨日映画を見て、今日原作を読みました。 原作既読で映画を見た嫁が仄めかしていたのですが、結末はパラレルワールド並みに違います。 映画版はとてもよくまとまっていて最後は涙でしたが、原作を読んだ後では原作を読んだ人も、作者さえも映画版を望んでいたのかとさえ思います。 どちらにせよ、考えさせられる作品です。 | ||||
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