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正体



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【この小説が収録されている参考書籍】
正体
正体 (光文社文庫 そ)

正体の評価: 4.32/5点 レビュー 229件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.32pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全229件 21~40 2/12ページ
No.209:
(5pt)

読み応えがありました!映像作品も見ます

仕事や普段の生活で起こりうる問題に最年少死刑囚が関わっていくという部分が興味深く、どんどんページを進めていくことができた。物語の後半にさしかかると、なぜ死刑囚となってしまったのかが明かされていき、クライマックスを迎える。

著者は冤罪の理不尽さ、悲しさ、虚しさを感じてもらいかったとあとがきで述べていたが、本作の最後を読むとそれを感じることができた。
叶うなら生きていてほしかった、一つの出来事でこんな人生になってしまった残酷さを感じたが、読後感は重い結末であったが悪くなかったのは良作だからだと思った。
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No.208:
(4pt)

良かった

何となく買いましたが
いい意味でそんなにめちゃくちゃ続きが気になるでもなく
自分のペースで読めていたので読み終わった今
長くお付き合いできて隙間時間の仲間がいなくなってしまった喪失感に見舞われています。
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No.207:
(5pt)

読み始めたら止まらない!

<ネタバレ注意!>

600p近くあるのに1日で読み切ってしまった.....
ありきたりな賛辞だがまさに”ページをめくる手が止まらない”
謎解きミステリーでも犯人探しのサスペンスでもないのに
最初から最後までグイグイと引き込まれていく。
冤罪で死刑判決を受けた青年が自らの無罪を晴らすために脱獄。
逃亡先を転々としながらそれぞれの場所で様々な人たちと出会う。
そのひとつひとつのエピソードが終盤に向かって収斂していく構成が見事!
冤罪を生み出した警察や検察の闇を暴くというよりも、ロードームービーの
ようだった。

著書の後書きにもあったが、映画版のように主人公は生かしておいてほしかったかな
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No.206:
(5pt)

出だしからラストまで惹き込まれる作品

様々な職場のシチュエーションと、それに沿って擬態する主人公が上手に描かれており、最後まで読者を魅了する作品でした。
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No.205:
(5pt)

映画化作品『正体』、期待を裏切らない面白さ

染井為人の『正体』を読みました。正確には、スマートフォンのトークバック機能で「聞いた」と言うべきでしょう。

埼玉で一家三人を殺害し、死刑判決を受けた少年死刑囚が脱獄。逃げる男と追う者たち——。彼は逃亡の先々で別人になり、出会う人々の運命をも変えていきます。各章が独立した物語のように展開しながら、最後には一本の線となってつながる構成が見事でした。

彼はただの殺人犯なのか、それとも社会の犠牲者なのか。考えさせられる部分も多く、現代社会の闇を映し出すような作品です。ミステリー好きなら間違いなく楽しめる一冊。おすすめです。
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No.204:
(4pt)

丹念に感情を描いた小説

粗筋は「逃亡者」風であるが、内容はむしろ主人公と関わりを持った人々の感情の動きを端正に追った作品である。
展開をスリリングにするなら追う側(警察)やアクションを繰り出す方法もあったかと思うが、そういうタイプのエンタテインメントではないことに留意が必要だろう。私は途中で気づいて「あっ、そういう小説か!」と。
ただし、その点を押さえてから読めば、割と大部であるものの読みやすく問題提起もしっかりしていてなかなか良い作品であると思う。
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No.203:
(5pt)

次はどんな展開が待ち受けているのか、心底ハマります。

いくつものエピソードの中に逃亡者が登場するのだが、殺人を犯した人物とは思えない気持ちが高まり、もどかしさを感じました。昔、無実ながら死刑を宣告されたが、護送の途中脱走し犯人を捜して逃亡を続ける人気TVドラマがあったのを思い出しました。とにかく面白かった、最後まで楽しめました。
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No.202:
(5pt)

お値段以上!

映画を見てわからなかった機敏がわかりました。少しずつ読んで楽しんでいます。この値段でこのボリュームはお得です。
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No.201:
(1pt)

時間がもったいない

映画の脚本があまりにひどくて「そんなわけないだろう」と映画館のすぐ下の書店で原作を手に取った。その厚みに怯んだが、力作であれば尚の事、原作者の想いを読み解かねばならない。現在二章まで読んだところだが、ひどい。様々な属性の人たちを語り部として主人公像を描き出すが、語り部たちの人物造形が全くできておらず、思考・行動とも必然性が感じられない。単に物語を都合よく進めるための狂言回しに堕ちている。これで美文なら救いがあるが、修辞は稚拙で文章も冗長。なるほど、まともに推敲していないからこんな大部になったのだ。「テレビもラジオも聴ける」って小学国語の作文で直されるレベル(正しくは「テレビも観られればラジオも聴ける」)。校閲は何をしているのか。
筆力があるから長編を上梓しているという常識というか期待を痛く裏切られた。伸びしろも感じられないので、もうこの人の著作は読まないと思う。
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No.200:
(4pt)

一気読み

夢中で読んでしまいました
読み終わったあとは切なくてなんとも言えない気持ちになりました、、、
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No.199:
(5pt)

考えさせられる

色々と考えさせられる...というか考えないといけないのかもしれない

どんな事を書いても勘がいい人にはネタバレになってしまうので何にも書けないけど笑

本当に難しい問題だよな...
逆の話だってあるもんな...

とりあえず映画もみたいな
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No.198:
(4pt)

人間の本質は隠せない

人は五感で多くを記憶するが、視覚情報が1番高い。故に目に見えるものと異様な状況を見ると本当に正しい記憶が脳に刻まれるわけではないことを常に考えなければならない。
日頃、それってふつう〜と過去の体験でしかない判断で決めつける自分や、無記名の投稿ではなく、名前を名乗って書く記事以外は信じないでいようと改めて思う。
先入観や、で、あるはず、時には状況証拠などの思い込みをまっさらにして、人が人を裁く怖さを全ての人に問いた小説でした。
そして、主人公は出会う多くの人に真摯に向き合い愛された。
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No.197:
(5pt)

目の前にいるような描写

言葉が読みやすく、文章も好きです。
その人が目の前にいるような、すぐそこで生きているような、生々しさがあります。
映画とは結末が違ったようですが、本を読んで良かったと思います。
司法の矛盾を考えるキッカケになる、素敵な本です。
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No.196:
(5pt)

辛い環境でも人は優しくなれる

結末にたどり着きたくて一気に読み進みました。
主人公の辿り着く先々での、発言や行動に強さと優しさがこめられていて、悲しい結末にならないことを願って読み進めるました。
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No.195:
(5pt)

面白い

面白く一気に読みました。最近、顛末は自分で想像して見たいものばかり読んでいたので、顛末がハッキリしていて気持ちよく読み終わりました。
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No.194:
(3pt)

初心者向けのエンタメ小説

設定はまあまあ面白いけど、鏑木の超人ぶりとかリアリティに欠ける。文章力や台詞回しが稚拙なところがあって、途中で素人演劇を観てるような興醒め感が否めない。なので全体がページ数以上に長く感じてしまう。 鏑木の無実を信じる人たちが喫茶店に大集合しているシーンは臭すぎたかな。
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No.193:
(5pt)

映画を観ないで、読みました。

映画の招待券を貰いましたが、
行けなくなったので電子本で読むことにしました。ストーリーの展開に引き込まれ一気に読みました。主人公が死んだかどうかより、世の中の偏見の怖さが感じられます。読み応えのある良い本でした。
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No.192:
(5pt)

冤罪に思うこと

読み終える途中から涙が悔し涙が止まりませんでした。私の中で冤罪について深く考えるきっかけをくれた本となりました。
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No.191:
(5pt)

テーマがある

小説なので当然ですが、ストーリーがあります。ストーリーには太いメインと伏線と言いましょうかサブのストーリーもあります。本作では、サブストーリーも一つの小説のように書かれていて、どうかすると、メインのストーリーを忘れてしまうほど、「そっち」の世界にのめり込んでしまいました。そしてメインに入ると息をつかせぬ展開。とても良い作品でした。そりゃ映画になるわけだ。
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No.190:
(5pt)

接点と構成の精巧な複雑さ

一つ一つのストーリーの作り込みがすごい上に、各章との結びつきや、時系列がスッと入ってきて面白かったです。結末に賛否両論があるかとは思いますが、現実における教訓で考えたときに個人的にこれがベストであり、多くの人にとって記憶に深く刺さる作品になっていると思います。
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