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抵抗都市
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抵抗都市の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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ワクワクドキドキ感なし フィクションだけど。 | ||||
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佐々木譲の歴史もの、『エトロフ発緊急電』、『昭南島に蘭ありや』などは最高に面白かった。歴史的な背景もしっかりおさえており、登場人物もイキイキしていた。でも、警察小説を書きだしてからは、ちょっと遠ざかった。横山秀夫の二番煎じみたいな感じがして、私にはなじめなかった。 本書、警察小説だけど、設定が日露戦争に負けてロシアの属国となった1916年の日本という設定ということに興味を持って読んだ。フィリップ・K・ディックの名作『高い城の男』が有名だけど、著者もインタビューで「歴史改変小説を意識して書いた」、と言っている。 でも、歴史改変SFとしては不十分である。改変された歴史状況、日本の政治体制とか国際情勢などはほとんど説明されていない。単に警官が殺人事件を捜査するというストーリーなので、歴史改変の設定にした意味が全くない。また、著名な人物が違う歴史設定のなかで違う役割を担う、というような歴史改変SFの面白さもない。最初のほうで大杉栄と伊藤野枝が出てくるのでスト-リーにからむのかと期待したが、その後に出てこないので何のために登場させたのかわからない。『高い城の男』のような倒錯した歴史の面白さ、作品内の小説で別の歴史が語られえるなどの重層的構造もない、単に舞台が架空の設定というだけ。 アマゾン書評では評価は高いけど、ちょっと不思議です。警察小説としては星2つか3つだけど、歴史改変設定に意味がないので歴史改変小説としては星はゼロ、ということで星1つにしました。 | ||||
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