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抵抗都市



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【この小説が収録されている参考書籍】
抵抗都市
抵抗都市 (集英社文庫)

抵抗都市の評価: 4.05/5点 レビュー 20件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.05pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

期待外れ

ワクワクドキドキ感なし
フィクションだけど。
抵抗都市 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:抵抗都市 (集英社文庫)より
408744337X
No.1:
(1pt)

設定を変えた普通の警察小説。歴史改変SFという設定にする必要があったのかなぁ。

佐々木譲の歴史もの、『エトロフ発緊急電』、『昭南島に蘭ありや』などは最高に面白かった。歴史的な背景もしっかりおさえており、登場人物もイキイキしていた。でも、警察小説を書きだしてからは、ちょっと遠ざかった。横山秀夫の二番煎じみたいな感じがして、私にはなじめなかった。
  本書、警察小説だけど、設定が日露戦争に負けてロシアの属国となった1916年の日本という設定ということに興味を持って読んだ。フィリップ・K・ディックの名作『高い城の男』が有名だけど、著者もインタビューで「歴史改変小説を意識して書いた」、と言っている。
 
 でも、歴史改変SFとしては不十分である。改変された歴史状況、日本の政治体制とか国際情勢などはほとんど説明されていない。単に警官が殺人事件を捜査するというストーリーなので、歴史改変の設定にした意味が全くない。また、著名な人物が違う歴史設定のなかで違う役割を担う、というような歴史改変SFの面白さもない。最初のほうで大杉栄と伊藤野枝が出てくるのでスト-リーにからむのかと期待したが、その後に出てこないので何のために登場させたのかわからない。『高い城の男』のような倒錯した歴史の面白さ、作品内の小説で別の歴史が語られえるなどの重層的構造もない、単に舞台が架空の設定というだけ。

 アマゾン書評では評価は高いけど、ちょっと不思議です。警察小説としては星2つか3つだけど、歴史改変設定に意味がないので歴史改変小説としては星はゼロ、ということで星1つにしました。
抵抗都市 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:抵抗都市 (集英社文庫)より
408744337X

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