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月の落とし子
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月の落とし子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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自宅が正に舞台となるタワマンのそばにある上に、新型コロナとも重なって、現実感が有り過ぎて、一気に読みました。 前半はやや細か過ぎ感も有りますが、是非、映像作品も観てみたいですね。 | ||||
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クリスティ賞受賞作ということですが、狭義なミステリ要素は、ざっくりいえば同じ宇宙パンデミックものの某有名作とほぼ同じ「なぜこの人は生き残ったの?」があるくらい。 重要なキーではあるのですが、解答自体もそちらに少し似ていて意外性はあまりありません。 それよりも規模の大きいパニックものとして楽しむべき作品でしょう。 人間や日本人の善性を楽観視し過ぎてないかなとは思いますが、それを含めたご都合主義的な部分も、逆に不運に頼り過ぎかなという部分も、 読んでいる間はそこまで気にならない勢いのある感染パニックものでした。 | ||||
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今のようなコロナ騒ぎの渦中で読むと、臨場感たっぷりの作品です。よくこんな作品が、コロナの前に書かれていたなと。そして、コロナ発生と共に世に出たなと。ある意味、最高のタイミングでは? 他の多くのレビューでも触れられていますが、一章の宇宙空間の描写が素晴らしい。それだけに、地球に到達した後の描き方がやや凡庸、よく言っても典型的なパニックものと感じられ、全体の評価を落としているようです。 私も概ね同意します。また、パニックに陥った現場のことが詳細に描写されていますが、やはり映像には敵わない。かなり飛ばし読みしました。けれど、最後はなかなか感動的。おまけで星5つの満点にします。 冒頭で自衛隊の救助隊が、感染防止の専門家たちを軽んじるようなシーンがありますが、これは現実感がないですね。だって、2020年初頭のダイアモンドプリンセス号でのコロナ騒ぎでわかったように、自衛隊こそが感染防止の高度専門家なのですから。 | ||||
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0 gravityとアウトブレイク、シンゴジラを合体させた小説というのが率直な感想だが、秀逸なのは、前半の宇宙船内の描写だ。この巧みさが、この小説を稀有なものにしている。また、日本に落とそうというのも小説の筋としては面白い。本のカバーイラストは、同時多発テロを想像させ、本を読む前から、月の話なんじゃないのかと、ちょっと煽られた感じはする。 後半は、アウトブレイクとシンゴジラの混じったような話になってはいるが、最後まで、どうなるんだろうかというサスペンスな感じは保たれる。 願わくば、後半に宇宙や宇宙船の話がガッツリ入ると良かったかなと思った。 | ||||
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前半部は、息もつかせない展開で、引きずり込まれましたが 後半になると、単なるパニック小説で、優れた作品とは思いますが まぁまぁです。そのため星1つ減 | ||||
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人知を越えたウィルス(新型コロナウィルスみたい)に月面探査の宇宙飛行士達が感染したことから物語は始まり、日本政府高官、JAXA、感染症研究所、医療従事者、住民達と新型コロナウィルス感染と重なる状況が興味深く、最後の政府対住民のシーンで故日本人宇宙飛行士の交信記録SNS公開により感動のシーンを迎える。 昨年発表された小説なので状況が今現在に即していてリアリティーがある。お利口な政府高官がこんな行動を取るのか❗と腹が立つが、交信記録SNS公開シーンで胸が熱くなり一気に溜飲が下がる。 ウィルス対策としてワクチンや特効薬が必要なのは言うまでもないが、その前に国民の連帯感「ワンチーム」が不可能を可能にする原動力ではないかと気付かされる。 | ||||
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2020.2.25現在、とてもタイムリーな内容であっという間に読んでしまいました。 | ||||
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始まりの章のタイトルは「工藤晃」。物語は月の裏側から始まる。 この「工藤晃」の章(第1章)の舞台は宇宙。宇宙の闇、静寂、そのものを描写した表現は少ないにも関わらず、ストーリーテリングの力で圧倒的な宇宙の圧迫感とそれと相対する地球の美しさを配し、映画「アポロ13」や「ファーストマン」さながらの緊迫感を描き出すことに成功している。 以降の章はやや趣が変化しパンデミックの物語となっている。同じパンデミックを扱った楡周平の「サリエルの命題」のような緻密な描き方ではなく、第1章同様、特定の人物を中心に物語が展開していく構成となっている。 全編を通した評価は3.5点。第1章の見事さと、一気読みしてしまう平易な読みやすさを良い方に解釈して少し甘めの星4つ。日常に疲れたとき、ふと手にしてみるとよい、そんな1冊である。 | ||||
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