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月の落とし子
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月の落とし子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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冒頭の遺体回収ミッションにGOは出ないんじゃないかな とか登場人物の感情のふり幅大きすぎてなんだかなー とか斜に構えた態度で最後まで読んでしまった | ||||
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ハラハラドキドキの前半部に比して、後半が実に凡庸。 前半のエピソードと後半のエピソードの順番を入れ替えるか、フラッシュバックでエピソードを差し込むだけでこの小説は全然違った貌を見せるはずなので、実に残念。 | ||||
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自宅が正に舞台となるタワマンのそばにある上に、新型コロナとも重なって、現実感が有り過ぎて、一気に読みました。 前半はやや細か過ぎ感も有りますが、是非、映像作品も観てみたいですね。 | ||||
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クリスティ賞受賞作ということですが、狭義なミステリ要素は、ざっくりいえば同じ宇宙パンデミックものの某有名作とほぼ同じ「なぜこの人は生き残ったの?」があるくらい。 重要なキーではあるのですが、解答自体もそちらに少し似ていて意外性はあまりありません。 それよりも規模の大きいパニックものとして楽しむべき作品でしょう。 人間や日本人の善性を楽観視し過ぎてないかなとは思いますが、それを含めたご都合主義的な部分も、逆に不運に頼り過ぎかなという部分も、 読んでいる間はそこまで気にならない勢いのある感染パニックものでした。 | ||||
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何回読み直しても、船外活動用の宇宙服装備で月面調査にあたる宇宙飛行士が何故、どのようにして、活性化したウィルスに曝露する状態になり感染に至ったのかがわかりませんでした。そこ、一番大事なところですよね?(素人考えですが) あと、感染/発症/死亡に至ったと思われる同僚を宇宙船内に回収した後の、主人公ともう一人の同僚の行動も、理解できない。危険すぎです。そもそも宇宙飛行士たる職にある人間が、感情的に動きすぎなのでは……? 帯文と、巻末の選評にまんまと騙された感しかしません…… | ||||
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今のようなコロナ騒ぎの渦中で読むと、臨場感たっぷりの作品です。よくこんな作品が、コロナの前に書かれていたなと。そして、コロナ発生と共に世に出たなと。ある意味、最高のタイミングでは? 他の多くのレビューでも触れられていますが、一章の宇宙空間の描写が素晴らしい。それだけに、地球に到達した後の描き方がやや凡庸、よく言っても典型的なパニックものと感じられ、全体の評価を落としているようです。 私も概ね同意します。また、パニックに陥った現場のことが詳細に描写されていますが、やはり映像には敵わない。かなり飛ばし読みしました。けれど、最後はなかなか感動的。おまけで星5つの満点にします。 冒頭で自衛隊の救助隊が、感染防止の専門家たちを軽んじるようなシーンがありますが、これは現実感がないですね。だって、2020年初頭のダイアモンドプリンセス号でのコロナ騒ぎでわかったように、自衛隊こそが感染防止の高度専門家なのですから。 | ||||
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0 gravityとアウトブレイク、シンゴジラを合体させた小説というのが率直な感想だが、秀逸なのは、前半の宇宙船内の描写だ。この巧みさが、この小説を稀有なものにしている。また、日本に落とそうというのも小説の筋としては面白い。本のカバーイラストは、同時多発テロを想像させ、本を読む前から、月の話なんじゃないのかと、ちょっと煽られた感じはする。 後半は、アウトブレイクとシンゴジラの混じったような話になってはいるが、最後まで、どうなるんだろうかというサスペンスな感じは保たれる。 願わくば、後半に宇宙や宇宙船の話がガッツリ入ると良かったかなと思った。 | ||||
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舞台が千葉県船橋市と言う事とコロナのタイムリーなネタで購入。しかしながら後味が読者任せの終わり方に・・・ 読むなら今の時期にがおススメかな? | ||||
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結局作者がいちばん伝えたかったことは何だったのかな。感染防止のため感染地域を見捨てるようなことをしてはいけないということ?封鎖の外側の人がそれに気づいて行動したことによる感動?…だとしたら前半の描写が凝りすぎで、後半の展開が急ぎすぎ。登場人物の感情の描き方が不十分で共感できないし、行動の動機の裏付けも足りない。台風接近による切迫感も、薬剤散布の危機感もあまり伝わって来なかった。船橋を墜落地に選んだ理由も全く不明。単に自衛隊の駐屯地があったからかな?船橋は東京のベッドタウンで、みんな都心へ通勤してる町だから、封鎖による影響はもっと大きいはず。リアリティが足りなかった。もう少し地方都市か小さな町を選んだ方が信憑性が高かったかも知れない。 | ||||
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前半部は、息もつかせない展開で、引きずり込まれましたが 後半になると、単なるパニック小説で、優れた作品とは思いますが まぁまぁです。そのため星1つ減 | ||||
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人知を越えたウィルス(新型コロナウィルスみたい)に月面探査の宇宙飛行士達が感染したことから物語は始まり、日本政府高官、JAXA、感染症研究所、医療従事者、住民達と新型コロナウィルス感染と重なる状況が興味深く、最後の政府対住民のシーンで故日本人宇宙飛行士の交信記録SNS公開により感動のシーンを迎える。 昨年発表された小説なので状況が今現在に即していてリアリティーがある。お利口な政府高官がこんな行動を取るのか❗と腹が立つが、交信記録SNS公開シーンで胸が熱くなり一気に溜飲が下がる。 ウィルス対策としてワクチンや特効薬が必要なのは言うまでもないが、その前に国民の連帯感「ワンチーム」が不可能を可能にする原動力ではないかと気付かされる。 | ||||
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ミステリとしては信頼できない語り手としての内容紹介が秀逸。 この内容紹介を書き上げた早川書房の編集はさすが一流だと思いました。 あらすじに嘘はないですが、小説自体はつまらないです。 登場人物は例外無くその場瞬間の感情を優先し、事態をかき乱します。 私はもしかしたら船外活動中にウイルス感染で死亡したかもしれない宇宙飛行士を 頑なに船内へ収容しようとする冒頭のやり取りで限界を感じました。 結局、船内にいた宇宙飛行士も既に感染しており宇宙船は墜落するのが表紙の場面なのですが。 「映像化された場合、華になるシーンと感動できそうな人間ドラマを思いつくままに描写した。 場面や人間関係の整合性や連続性は特に考えていない」と作者が考えているなら納得の内容です。 | ||||
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2020.2.25現在、とてもタイムリーな内容であっという間に読んでしまいました。 | ||||
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内容紹介からSFかと思って読んでみましたが、SFではなく、科学風味の強いエンターテインメントの印象です。「~~はミステリ」みたいなフレーズも出てきますが、推理というよりは、やみくもに動いていたらラッキー! 答えが出てきましたって感じです。 エンタメであればしょうがないのかもしれませんが、目の前の数千人か数万人の健康(と、もしかしたら命)は数千万人の健康と生活よりも優先されるべきというきれいごとを良しとする結末が気になりました。去年読んでいたとしても同様に感じたと思いますが、毒性・感染力共にずっと弱いコロナ肺炎の流行でも、封鎖と隔離で病気で死ぬ人よりも、生活苦で死ぬ人の方が多いんじゃないかと言われる現実を前にしても、作者はこの結末を維持できるのか疑問です。いや、本書はプレリュードで、その結果引き起こされるディストピア小説に続きますというのであれば、それはそれで楽しみですが。 | ||||
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コロナウィルス蔓延しそうなこの時期になんとタイムリーなと思ったが、内容的には全く面白くなかった。 登場人物達、揃いも揃ってペラペラに薄い。主人公二人あんなパニック状況で恋愛感情芽生える?ありえへん。 マグネシウムの話にしてもそんなに偶然にもうまくゆくはずないじゃん!ってなはなしが満載。 まぁ、単行本1800円?の価値なし。 アマゾンマーケットプレイスで1円なら許せる程度。 | ||||
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題材は面白いと思いました。第一章の宇宙パートの描写はリアルでした。 残念ながら、よかったのはそこだけでした。 まず文章が三人称なのに、「~だけれど」「傾いているけど」「無自覚だけど」など、ラノベの一人称のような地の文が全体にわたっていて気になります。明らかな誤字も数カ所。 パンデミックの描写も、ちょっと生ぬるく、ウィルスの悲惨さがあまり伝わってきません。これは、被害を受けた街での救助活動にかなりのページが割かれているからのような気がします。もっとウィルスによる被害を前面に出した方がよかった。 後半、主役二人が互いに意識しあう展開も不自然。男の方の台詞もくさすぎて、ドラマで同じ台詞を俳優が言ったら、何かのギャグかと思ってしまうのではないでしょうか。 結末も単純すぎで、カタルシスが全くない。一昔前の少年漫画みたいでした。 何より、物語を薦める宇宙飛行士、JAXAの職員、感染症の専門家が、誰一人としてプロらしく見えないことが入り込めない最大の原因です。感情だけで行動しているとしか思えず、全く、感情移入できませんでした。 少し前に小川一水の「天冥の標II 救世群」を読みましたが、10年前の刊行ながら、パンデミック小説の傑作でした。比べても無意味かもしれませんが、足下にも及んでいない、というのが正直な感想です。 | ||||
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始まりの章のタイトルは「工藤晃」。物語は月の裏側から始まる。 この「工藤晃」の章(第1章)の舞台は宇宙。宇宙の闇、静寂、そのものを描写した表現は少ないにも関わらず、ストーリーテリングの力で圧倒的な宇宙の圧迫感とそれと相対する地球の美しさを配し、映画「アポロ13」や「ファーストマン」さながらの緊迫感を描き出すことに成功している。 以降の章はやや趣が変化しパンデミックの物語となっている。同じパンデミックを扱った楡周平の「サリエルの命題」のような緻密な描き方ではなく、第1章同様、特定の人物を中心に物語が展開していく構成となっている。 全編を通した評価は3.5点。第1章の見事さと、一気読みしてしまう平易な読みやすさを良い方に解釈して少し甘めの星4つ。日常に疲れたとき、ふと手にしてみるとよい、そんな1冊である。 | ||||
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P134 誤 委縮 → 正 萎縮 最近の早川は必ず誤字があります。 読書のリズムが狂うので、きちんとチェックしてください。 P183にも同じ間違い・・・ あと、「超災害ミステリ」と銘打っていますが、どこが「ミステリ」なのでしょうか? | ||||
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どこが推理小説なのかわかりませんでした。ハヤカワSF大賞の間違いでは? まあ内容はパンデミック部分は面白かったですが、実際の宇宙飛行士は「一緒に訓練したから、奇病で死んだ仲間の死体を月に置き去りにしたくない」なんてお花畑な事言わないと思います。それが引っかかって、このバカのせいで地球が大変になっても一切感情移入できませんでした。 | ||||
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アガサ・クリスティー賞ということで、宇宙飛行士の死から探査船の墜落(原因不明の不具合もあり)と陰謀によるものとばかり思っていましたが違った。墜落までを描く一章。墜落現場の惨状を描く二章。パンデミックを描く三章からなる作品。三章の前半くらいまでは展開もスピーディーで緊迫感もあり面白かった(ここまでは星5)が、解決策も見つからないままページが残り少なくなり、「どうやって終わらせるんだろう?」と思っていたら…がっかり…。 | ||||
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