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マーダーボット・ダイアリー
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マーダーボット・ダイアリーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全84件 21~40 2/5ページ
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人を殺す為に造られた殺人マシーンのひとり語りで展開する遠未来の冒険譚?です。ともかくこのマーダーポットが複雑な性格で、それだけでもややこしいのに、その仕事?が輪をかけてややこしく、自由を得てからも一筋縄ではいかないお話の展開に夢中になりました。内気で対人恐怖症のターミネーター?の物語と書けば良いでしょうか。かなり面白いです。 | ||||
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読み終わってからすぐ2度目を読み始めました。翻訳の賞も受賞しているとのことで、英語版を読むのはやめました。 超訳されていると思われます。 また、戦闘シーンの描写も素晴らしいです。作者のキャリアに警備コンサルタントがないのが不思議です。 | ||||
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人間っぽさのあるガチAIが、人間になりたいわけでもなくAIの感受性で物事を語る日記形式の物語です。 どういう世界観なのかよく分かりませんが、マーダーボットダイアリー上下で語られる世界では、主人公は過酷な環境で尊重されずに使役される世界です。 感情も、人間寄りですがちょっと違うので、『AIだけど人間と同じ感情を持った上で理解されずに不当に虐げられている』とはちょっと違います。 AIにはAIなりの感受性と表現があり、まるで人類と類似している全くの別種族と人間の交流のようで面白いです。 そんな虐げられ過酷な(そして主人公なりに過酷さを適度に回避している)状況に、AIを尊重する人々が現れれて、主人公AIの周囲の環境が変わっていきます。 洋ドラ特有の、ドシリアスと軽快なポップ調が共存している語り調で、洋ドラ好きな私は楽しめました。 視点が『人間寄りのAI』なのも良いです。 それをそんなふうに解釈してそんな風に表現するのかAIよ〜、と面白くなります。 後々主人公以外の高知性AIが出てきますが、AI同士と人間同士、交流の仕方も表現も似ているようで違っていて、更に現在の技術との親和性もあって面白いです。 主人公AIはジェンダーレスで、どこかの書評で「彼女は」と語られていますが、原書のAudibleの音声は男性でした。せっかくなのでもっと中性的な声の方でも良かったような気もしなくも・・・まあ内容からは逸れますが。 ダイアリーというだけあって一人称で小難しくもなくさくっと読めるので、みなさん是非! あ、翻訳はいかにも「翻訳です」的ですが、翻訳なのでそんなものかなと私は解釈しました。そしてAI視点だしね! | ||||
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ワクワクしながら読める! | ||||
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文句なし | ||||
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読み進めていくうちに、主人公は弊機などと自称していますが、脳に生身人体のパーツが多用されており、いわゆるアンドロイド、ターミネーターのイメージは無く、サイボーグに近い。 しかも会話や独白を読む限り、冷酷な殺人機械www、単なるコミュ障引き籠りの陰キャラ。 そのくせプライドだけは高く、セクサロイドを意味なく蔑み、悔し紛れに探査船のAIを罵倒表現する有様。 ここら辺で失敗したかなと思ましたが、有り得ない選択をするキャラが続出するんです、 ストーリーを進めるためにしても無茶苦茶すぎると。当然、悪役はそれ以上に杜撰なお粗末さ。 下巻も同様なキャラ設定と整合性のない世界観、ストーリーもいつの間にか一件落着。 とりあえず最後まで読めたから★2つ、訳者あとがきでジュブナイル小説と明言されていました。 | ||||
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主人公のマーダーボット君は機械の身体。なので嫌な作業は機械に任せて心は連ドラ見ながら現実逃避。 いいなぁ。 | ||||
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設定や話そのものは面白そう なのだが、いかにもな英語訳といった文章の読みにくさに加え「ダイアリー」というだけあって日記形式で綴られる文章がさらに読みにくい。しかもその主観がAIという設定なのだから更に更に読みにくい。 ※他のレビューで読みにくいという内容があまり見られなかったのであえてそこを強調して書きます といってもその不可思議さ設定が本作の面白い部分でもあると思います。 普段から英訳に慣れている方。SFを読んでいる方は感じないのかもしれません。 ただ慣れてない私には苦痛が強く、話が入らない。映画とかで見れば面白いと感じたかもしれません。ジャンルはたぶんSFパニックホラー的な愛すべきB級に分類されると思います | ||||
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久しぶりに気持ちのいいSFを楽しめた。 このボットのキャラクター癖になりそうで、下巻が楽しみ。 映画化もあるんだろうな。 もう少しストリーを捻っても良かったかも。 | ||||
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素材はキャッチーなんだけどストーリー自体は平凡。また主人公の行動を理詰めでいちいち説明するのでミステリを読んでるみたい。 ちょっともったいない感じ。 | ||||
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「システムの危殆」を読み終え、充足感、満足感で胸いっぱいだ。 続けて読み始めた「人工的なあり方」がまためちゃくちゃツボるので、一気に読むのが勿体ないあまりに同シーンを何度も何度も読み返すようなねちっこい読み方をしている。 上下巻を書店で購入したが、ロスなく耽溺しつづけられるよう、「お、これは!」と分かった時点で続編ネットワーク・エフェクトもAmazonで購入しておいた。 強いて言えば表紙は洋書版の無機質なロボっぽいデザインの方が過剰なイメージづけがなく好きかな。 アン・レッキー反逆航路シリーズにどハマりした人なら相当ツボだろうし、逆に本シリーズが好みなら反逆航路シリーズも気に入るだろう。ディテールのうまさで読者をそのマニアックな世界観の事情通にさせていく・・というパワーはどっちも甲乙付けがたい。キャラクター魅力度もだ。ちなみに船キャラはアン・レッキーのカルルの慈が先である。 いや〜それにしても「システムの危殆」は起承転結も見事だし、これ以外考えられないという小気味良いラストだった。 | ||||
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原文では”I"であって、それを弊機と訳したことは正しかったか否かはさておき、ストリーミングドラマに耽溺している警備ロボットと言う設定がそもそも今までになく、更に統制モジュールをハックするということが果たしてロボットにできるのかということに拘るとストーリーが進まなくなるのでww 設定の妙としておこう^^; 連作中編の体をなしながら、長編にもなっている本作は、かなり、コンピュータシステム系の用語がちりばめられながらも、その状況が目に浮かぶし、ボット同士のプロトコル=丁寧なごあいさつwwがいかにもという情景を読者に提供してくれる。新しい設定のSFとなると実験的な作品になりがちだけど、十分にページターナーになっているところは、作者の経験故のことだろう。下巻(原作ではシリーズの第2巻)が楽しみである。 | ||||
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契約下にあるわけじゃないのに、人間を顧客として扱い懸命に守ろうとする姿とペットロボットに嫉妬している、ある種、素直じゃない性格(?)は十分に複雑で、魅力的。人間じゃないもの≒ロボットで主人公と言えば、古くはアトムに始まるわけだけど、アトムも自我を持つかのように振る舞っていたし、好悪を表に出していた。弊機は、むしろ、それを隠そうとしながら表に出てきてしまう。なんと魅力的なことか? 警備ボットなんだけど、グレッグ・ルッカのシリーズ物を思い出してしまった。この下巻ではまさにボディガード的な立ち回りで、メンサーの救出に向かうところなど見せ場がたくさんww 中編4つで上下が構成されているのもお得かもね。お勧めです。 | ||||
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AIというには人間っぽすぎ、人間というには冷静すぎる「ユニット」である主人公は意識や感情を持ち、束縛を受けていない状態であるにもかかわらず、何ら人間に対し反乱を企てたりとかいう事もなく、むしろ誠実に職務を全うしようとする。 一方、その性格と言えば人間嫌いで引きこもり。そのくせ他者の会話が気にかかり、覗き見や聞き耳を立てていると言った具合に、21世紀の今の私たちに他ならない。 そして、構成機体であることによる「オレ様ツエー」設定。ドローンという名の複数の分身を同時に操り システムをハックし、乗っ取る。日本のラノベの影響も大だ。 仕事が無いときはダウンロードした連続ドラマの視聴をひそかな趣味としているというのも含めて、実は今の私たちを強く反映したハードボイルド小説であるというのがこの作品だ。 | ||||
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弊輩は不愉快千万な通勤電車の片隅で,周辺のフィードを遮断し,ストレージ(Kindle)に格納したメディアに耽溺しました.今回は乗車前にダウンロードしたマーダーボット・ダイアリーです. 弊輩は本書に登場のボットと同じく対人恐怖症です.そのため本書のボットに親近感を覚えます. しかしながら超高性能な宇宙船ボットが殺人ボットと手をつないで連続ドラマを観るにいたっては,表情を顔に出さないよう大変な注意が必要でした. マスクをしていなければどのようになっていたかわかりません.今後は不透明なフェイスプレートが必要です. 即座に周辺のカメラをハックし,自分の顔の表情を確認したくなりましたが,残念ながら弊輩にはそのような機能がありません. 本書に耽溺すると,このような文章しか書けなくなります. 注意が必要です. | ||||
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レビュータイトルの通りに尽きます。 1 SF要素ゼロ(私にとっては) 現代の対人恐怖症気味の天才ハッカーを主人公にしても全く同じ筋の話を書けると思います。 2 謎解き要素ゼロ あらすじだけ読むと最新版「鋼鉄都市」かなという気がしますが違います。 謎が気になって読み進めることは一切ありません。 3 オレツエーが酷い 主人公(弊機)の優秀なハッキング能力と作戦立案能力で全て解決します。 物語の主人公ですから特別に優れていて当然です。しかし、この小説がダイアリーであること、すなわち主人公の独白が多くを占めていることと相まって、どうしても鼻につく印象が最後まで拭えませんでした。 私が小説に求めるものとして前述の要素(特に1,2)が大事なんだなと改めて気付かせてくれたことに感謝して星1のところ一つ足して星2としました。 未読の方に強く言いたいことがあります。それは「まずは上巻だけ買うこと」です(私と同じ轍を踏まないように…)。 特に、私のようなクラークやアシモフやイーガンのファンにはそれを強く勧めます。 後書きにある通り、この上下巻はもともと4話(各話読み切り)だったものを2話ずつ2巻にまとめたものです。下巻に驚天動地の展開はありません。ご安心を。 | ||||
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主人公が、とても良い。妙に人間くさいところに、好感を抱きました。 | ||||
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ラジオ(アトロク)を聞いていて、とても面白そうだったので購入。 上下巻合わせて中編が4つ入っているという構成で、各話は独立しているものの、 全体を通したストーリーは確実にある、という感じの物語。 主人公は元殺人機械であり、自分の事を弊機(へいき)と呼んでいる人工知能。 この「弊機」という日本語訳がとても物語にマッチしていて素晴らしいです。 この主人公は現在は、人間を守る警備ユニットとして働きながらも、会社からの制御を自分で外し、 暇な時間は連続ドラマを見て過ごす、というとても面白い存在でもありますね。 ストーリー全体を大まかに言うと、警備ユニットである主人公が様々な事件に巻き込まれつつも、 人工知能である自己の存在と向き合っていく、という構成の物語なのですが、 まぁ、とにかく物語のがスゴぶる面白くて読む手が止まらず、あっという間に読了してしまいました。 個人的にSFってしばらく読んでいなかったけど、世の中には面白い小説がゴロゴロあるよなぁ、 というのを改めて実感させてもらいました。オススメ。 | ||||
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何か嫌なことがあるにつけすぐにドラマ見て自分の内側に引きこもる主人公が面白すぎます。 | ||||
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日本語訳の言葉使いは、丁寧ですが、血まみれです。 探検的な要素が多く危険なのはわかりますが、地球の動物に有効そうな武装しか持っていません。 しかも武装している同じ人類・その所有物と戦い血まみれです。人も死ぬ。 双方とも武装すれば、当然その使用も想定される。.. って考えると現実の世界でも同じなのか考えてしまいます。 主人公、人じゃないし、ストーリーの中ではボットとも区別しているものの思考形式は人間とほぼ同じ。データ処理速度に差はあるけど、それだけ。より強力なAIも登場するけど、処理速度、タスクの並列度が違うだけで、後は同じ。それはあり得ない。 日本の軽めの話は、始めの数話で登場人物が増えていくけど、この話では増えない。思い返すと、始めから大体一定の人数というのが多いような。 | ||||
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