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マーダーボット・ダイアリー
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マーダーボット・ダイアリーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全84件 1~20 1/5ページ
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ダイアリーというだけあって、ロボットの独白で進行する冒険小説。 過去に大量殺人を犯した主人公は、 自らを「マーダーボット(殺人ロボット)」といい、 自分のことを「弊機(へいき)」と呼んでいる。 事件のことで頭のデータは消去されたが、 統制モジュールと呼ばれる機関システムをハッキングすることで、 自己認識を持つことに成功。 そして「サンクチュアリムーン」という長編ドラマに耽溺することが趣味だ。 とにかく人が嫌いで、できるだけ人と会話をしたくないし、 目も合わせたくない。そのキャラクターが全編にわたって、 くすくすと笑わせる、とても良いキャラクターだ。 本の面白いポイントは、やはり人工知能なので、 異常に頭が良いし速い。そしてロボットなので、身体能力もすごい。 窮地に立たされた場面で、0.1秒の思考の過程は、 人工知能なのであらゆるシステムをハッキングしてコントロールして、 同時に複数の敵を倒し、確実に仕留め、そしてプランBも考え、 余った時間があれば好きなドラマをみる。 その刹那をこの本は複数のページを使って語ってくれる。 そのマルチタスクな感じが、 読んだことのない、不思議な読書体験になる。 | ||||
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他のレビューにもあったけれど、なぜこの表紙イラストなのか? 主人公の顔を限定させるような表紙は好きじゃない。 「なにか他の本と間違ったかな?」と確認してしまうほど、内容と合ってない気がする。 | ||||
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人間味をもたせようという作者の試みはわかるが、そういうのは周囲の人間の態度や言葉で実感する方が伝わりやすい。 この作品は一人称で書かれているせいもあってかいくら主人公が戸惑ったりしていても単なる説明文にしか見えない。どこまで本気で考えてるのかも分かりづらいし淡々と人間の振りをして感情を作ってるような印象を受けてしまった。 それと物語の流れがすごく都合よすぎる。ハラハラもドキドキもしないし先が読めなくてワクワクしたのは最初だけ。あとはなにをしてもすぐに簡単に物事がすすむし、だれかがジャマしてきてもハッキングを駆使して簡単に解決してしまう。 ゲームもそうだがハッキング要素をバグで一切できなくした方が面白かった。cyberpunk2077すら強すぎるハッキング要素を認めてDLCやパッチでいろいろ修正してきたが、小説みたいなさらに作者が自由に書けるもので最強のハッキング(そして一番読者に伝わりづらくて感情移入できないもの)なんかを武器にしてはいけないと思う。 | ||||
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作品内容と表紙イメージの乖離が大きすぎる。内容は素晴らしいのに、表紙が目に入るたびにイメージが邪魔されるので外して読んでました。大変残念だ。 | ||||
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「弊機」なる日本語訳が素晴らしい。殺人ボットにどんどん感情移入していくのがなんとも不思議な読み心地。また、一見して単調な文章の流れに突如としてトラブルが発生するクールな展開が病みつきになる。戦闘シーンの簡潔な表現たるや秀逸。 ただし表紙絵が大変に微妙と感じる。 物語への没入と想像を乱すことから、表カバーは捨ててしまった。 英語版原作と見比べてみてほしい。 | ||||
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どことなく銀河ヒッチハイクガイドのマーヴィンを彷彿とさせるコミュ障気味の主人公ロボットくんが非常に愛おしく感じられて、楽しく読めた。無表情キャラが不意に感情を見せた時の微笑ましさみたいなものがずっと漂っている感じ、というと近いかもしれない。ハードSFには少し二の足を踏んでしまう自分ですが、宇宙船とロボットがふんだんに出てくるこの世界観を存分に楽しめたので、これから続巻に取り掛かるつもりです。 | ||||
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文章がとにかく読みづらい。自分の事を弊機と呼ぶのはまだ許せるとして、所属していた会社を元弊社と言うのか?こんな言い方は聞いたことが無い。文章が洗練されていないので、分かりにくかった。小説自体は面白いが、現代の技術の延長でSFとしての面白みは無い。新規な発想は無く、現代のストーリーを未来に置き換えただけ。SFの賞を取りまくったようだが、私にはその価値が分からなかった。 | ||||
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文章がとにかく読みづらい。自分の事を弊機と呼ぶのはまだ許せるとして、所属していた会社を元弊社と言うのか?こんな言い方は聞いたことが無い。文章が洗練されていないので、分かりにくかった。小説自体は面白いが、現代の技術の延長でSFとしての面白みは無い。新規な発想は無く、現代のストーリーを未来に置き換えただけ。SFの賞を取りまくったようだが、私にはその価値が分からなかった。 | ||||
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読みやすくて面白かった! でもちょっと高性能なトコが都合良すぎるかも。 | ||||
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正直、タイトルも表紙も凡庸で(ごめんなさい)、全然ピンと来なかったけど、数ページ読んだら夢中になりました。ここ10年間に読んだSFの中で1番面白かった。 試し読みでビビビと来たら、買って大丈夫です。最後までその面白さが続くことを保証します。 | ||||
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上巻もそうだったけど憎くて倒してスカッとするような敵が出てこない。 「弊機」の一人称視点で進み、その「弊機」が強すぎ、ほぼ恐怖を感じないからということもあるだろうけど そういうバトル物が主のお話ではない。 人間嫌いのひねくれた「弊機」が徐々に人間に近くなっていく様を自覚しながら戸惑い、機械が戸惑うこと自体がおかしいのだけどこれ自体が人間臭くなっていく描写の一つで「弊機」は戸惑いながら徐々に受け入れていく、そいいうお話。 | ||||
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原語版もチラ見したが、単純な「I」を「弊機」と訳した訳者の功績は偉大 表紙イラストも原語版と日本語版でまったく違い(原語版は顔を見せないアーマー着用だから、弊機はこの方が嬉しいだろう)、ついでに折角小説媒体なので脳内では弊機を女性体と男性体の両方で交互にイメージしながら読み進めた 彼/彼女には性別はないし、そしてどちらでも想像できるほど可愛さも格好良さもあるのだ 対人恐怖症で、コミュ障で繊細で内気で、けれど頭脳派であり戦闘においては誰より頼りになるマーダーボット(自称) これまで見てきた、HAL9000やGlaDOSやタイタンフォール2のBT-7274やニーアオートマタのメイン三機のような魅力的な人工存在たちの一機に弊機は間違いなく加わった 映像化やゲーム化は難しいだろうか? それでもぜひして欲しい、ストーリーもキャラクターも世界観もSF的設定群も魅力的な作品だ これから読む続きが楽しみだ 弊機やARTにとっての連続ドラマのように (ちなみに「弊機」と作中で呼ばれることはない。「マーダーボット」のような自称ですらなく、日本語訳でニュアンスを汲み取ったユニークな表現だ) | ||||
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最初、翻訳物のせいか、読み慣れていないSF物のせいか、気分のせいか、スッと没入できなかった…が、別の本を挟むなどして少し時間を空けてりトライすると即没入で一気読み。 ほぼ主人公の一人称視点で進む珍しい物語。その主人公は現実逃避し時間を潰す機械。 どこか既視感があったのだけど士郎正宗の攻殻機動隊。 プロトの最初期、あるいはひねくれて内向きな愛想の悪いタチコマか。 | ||||
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興味は持ちつつもカバーイラストに萎えて長らく買わないでいた。 ついに購読したので感想。 一人称「弊機」なマーダーボット(性別はない)の屈折した感情と有能な行動を読む、楽しい作品だった。 中編2本収録。どっちも面白い。 人間と距離を置こうとするマーダーボットのほうが好きだけど、人間と関わって不可解な思考を突起される様子も興味深いと思う。 拗れた性格と文章に可笑しみがあってよい翻訳だった。 読了後はカバーイラストが気にならなくなったけど、原著のカバーみたいに顔がないほうがすんなり買ったな。 | ||||
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出版社はラノベとして売りたかったのだなあと感じたカバー。 編集者の悪手だったのでは。 カバーイラストでいちいち萎えてしまう。 中編2編。 前半の話は戦闘場面が多く、状況把握が追いきれなかった。 後半の話は「上巻」メンバー再登場で、博士を救うためマーダーボットが奔走する。 その活躍っぷりと結末がよかった。 弊機は弊機じゃないと。面白かった。 | ||||
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読んでいる途中、「この主人公、NHK教育のおかあさんといっしょの『ガラピコ』に超似てる!!!」と気づいてしまった……。 超テクノロジーの産物である半分機械・半分生体型のターミネーターが主人公なんだけど、その驚異的な論理力・推理力・判断力とは裏腹に、感情面は幼児同然なんだよね。そのギャップがとてつもなく面白い。誰に対しても、すぐにすねるし、怖がるし、がんばるし、同情しちゃう。 主人公ガンバレ!!と、ハラハラドキドキしてしまう。 SFとしての面白さ以上に、キャラクターものとして卓越した小説。 いま、第一話を読み終わり、第二話の途中なんだけど、今度は神ごとき計算力を持ちながら、感情面は乙女なAIが出てきた。 作者はキャラクター造形の悪魔か??? | ||||
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原作も良いのだろうが、翻訳が秀逸。シリーズ全部一気読みしてしまった。 | ||||
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二週間ほどマーダーボットの物語に耽溺していました。 上巻を読み終えた頃にはすっかり夢中で一気に4冊読み終えて、 再び最初から読み返しているところです。 SFとしては構成機体=義体のような感じで攻殻機動隊のような部分もあり、 宇宙開拓後の世界、大家族で多夫多妻家族で子だくさんな共同体の仕組みなどは ハインラインのようでもあり、人間より人間味のあるボットやAIが出てくる一方、 非人間的な人間(社会)はディックのアンドロイドは~のテーマ性も併せ持っているよう。 しかしコミュ症の主人公は人の目を見て話すのも苦手、自分の気持を伝えるくらいなら、 一人閉じこもってメディアに耽溺していたいなど、 (だからこそ同じ趣味の友だちができると絆が強すぎて共依存のよう) オタクな自分にはとても共感できるところもあり、 シリーズを通して徐々に禁じられていた人間性を再獲得していくあたりなど、 ちょっと泣いてしまう部分もあったり控えめに言って最高でした。 | ||||
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視点が非常に面白いと思いました。もちろん、独白系の記述は好みも分かれるとは思いますが、自分としては大変気に入りました。 ただ、日本語訳で大変高い評価を受けている「弊機」という訳なのですが、私は少数派意見で、原文の"I"をそのまま訳して欲しかったです。「わたくし」とかせめて「自分」など。翻訳の裁量の問題だとは思うのですが、「弊機」ですとかなりの意訳であり、原作を超えてしまっている気がします。私は翻訳には素人なので、あくまでこれは私見です。翻訳本の与えるイメージは大きいと思うので、あえて取り上げてみました。ちなみに、表紙のデザインは著者もお気に入りのようですし、海外でも評判は良いようです。ただ、これも絵というのは文字よりも強烈なイメージを固定するので、原版の無機的な顔が見えないバージョンもそれなりに良いとは思います。 いずれにしても、お勧めです! | ||||
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翻訳が素晴らしい。元の文章はどうなのか気になったので、英語版も買いました。 | ||||
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