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ミーナの行進
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ミーナの行進の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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良き時代の頃の芦屋の上級国民の生活を感じるのはワクワクしたが、ミーナの一家があまり好きになれなかった。カタコトのローザお婆ちゃんと米田さんの存在は良かったが、アル中気味で誤植を探すのが趣味の伯母さんと、不倫?してるらしきなんとなく狂気的な伯父さんが読んでいて苦手だった。ミーナやカバももう少し神秘的な要素が欲しかったかな。ほこっとする挿絵は健在。 | ||||
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お金持ちの家に暮らす、少女とその家族をめぐる、ほっこりとした物語。最初から最後まで飽きずに楽しめました。 | ||||
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美しくてか弱くて、本を愛したミーナ。あなたとの思い出は、損なわれることがない――懐かしい時代に育まれた、二人の少女と、家族の物語。 | ||||
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やや厚い文庫本。小川洋子さんの小説が好きなのでこれも「文部省何とか」と書かれていたので読んでみたが、大人向きではない。 | ||||
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終始、なんだか切ない気持ちを胸に読みました。 形あるものはいつかは無くなってしまうんだろうなぁ、という考えが なぜだか頭にこびり付く物語。 それは、そこにあった空気だったり、人との関係だったり、生命だったり、 いつかはどこかへいってしまう。 それに加え、病気がちな美少女ミーナの存在が物語の儚さに輪をかける。 現実なような夢の中のような・・・不思議な話。 明るくて前向きな話が好きなので、私には少々センシティブ過ぎでした。 もっと違ったタイミングで読んでいたら感じ方も違ったのかもしれませんが・・・ | ||||
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小川洋子さんの紡ぎだす言葉の美しさや、独特の世界に引き込まれ あっという間に読んでしまった1冊。 本書は岡山の少女、朋子が芦屋の洋館に住むいとこのミーナとその 家族のもとで1972年の1年間を過ごす物語だ。 読者は朋子の目線で、それぞれに心の置き場所が違うミーナ一家の 生活をのぞき見ることになる。 先日、機会があり、郷土の歴史家にお会いしたら、ミーナのモデルや 動物園は実在したとか。それがきっかけで期待いっぱいで購入した。 わたし自身、芦屋に住んでいるので地名・店名など、身近に感じる 部分も多いが、殺伐とした現代からは遠い夢のような話でもある。 美しい繊細な文章は、誰もが持つ少女時代の夢のような一瞬一瞬が 封じ込められているような気がした。特にミーナのマッチ箱のお話。 70年代を懐かしむ本としてもすごくいいと思う。 ただ、ストーリーに関しては「大きな感動が待っているはず!」と 期待しすぎてしまったわたしには正直、少し物足りなかった。 特に「誰も欠けてない...」などの表現は、読者をミスリーディング するのではないだろうか。 さらに言うなら、他の方も指摘されているが、西洋人みんなが クリスマスを祝うわけではない。この違和感を残念に感じた。 | ||||
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「博士の愛した数式」に感動して続いて手に取ってしまったが 期待が大きすぎたのか、いまいちとらえどころがなくて不完全燃焼的な本だった。 ミーナが元気に成長していて安心した。 | ||||
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岡山で暮らす少女が 芦屋ですごした1年の物語 懐かしくも ほのぼのした そういう世界をお楽しみください。 大人の事情の中で育つ子供の側面を 思いだすことができます。 | ||||
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カバにのって小学校に通う、 体の弱いミーナが結局丈夫になって 貿易会社を営むお話。 丈夫になって以降は後日談ですが。 少年少女の成長物語ってほどのこともなく 結構ハイソな家庭の日常が 淡々と描かれている。 大した事件も起きないけど、 昔、私も共有した時間を感じさせる。 お盆で田舎に帰った効果をもたらしてくれる作品。 | ||||
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岡山から芦屋のいとこの家に預けられることになった朋子。いとこは1つ年下の美しくて読書が好きなミーナ。伯父さんはハンサムでフレッシーという清涼飲料を作っている会社の社長。おばあちゃんはローザと云いドイツ人。そこに伯母さん、お手伝いの米田さん、庭師の小林さん、コビトカバのポチ子が加わり楽しく暮らしていた。 ミーナの喘息、帰ってこない伯父さん、伯父さんとあまり仲が良くない留学中の龍一さんの帰国などさまざまな出来事があるが朋子の毎日は平穏に過ぎていく。そんな幼い頃の一ページを描いた作品。 作品の系統で云えば、博士の愛した数式の系統であると思う。しかしなにかとてつもなく悲しい出来事があるというわけでもなく、ただ幼い頃の、たった一年だけのきらめくような日々がつづられている、とでも云えば良いだろうか。 本作の中で私が一番印象に残っているのはミーナの書いたマッチ箱の物語だ。悲しかったり、おかしかったり、マッチ箱一つ一つに物語をかくミーナは、まるで綺麗な石を一つ一つ拾っていくような作業だと思った。 | ||||
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淡々として美しい文章は相変わらず。 その文章をひたすら楽しむとこの作品は終わってしまいます。 少し足りないな、と思うのは、作者が本来持つ残酷さ。 「妊娠カレンダー」からずっと受け継がれてきたその美しい残酷さ、 みたいなものは「博士…」からなりをひそめているようです。 「博士…」は、それでも抜群のバランスでもって名作たりえましたが、 本作は美しいだけに収まってしまっているようで、少し残念です。 | ||||
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家に私設動物園を作ってしまうほどの上流家庭のおじさん家に、1年間お世話になるストーリーだ。病弱なミーナが、家族みんなから全力で守られているようすが、さりげなく書かれている。そこに、昭和の理想の上流家庭を見出している。視点人物が家族の一人だと自慢めいてイヤらしいが、たまたまお世話になる姪という設定にしたのが良かった。 少女らしい恋や、少女らしい熱中が、健康的に秘めやかに語られていた。思い出が宝石のように輝いていた。父親の不倫が一家に影を落とすことも含め、家族の絆をぬくもりを持って描いた落ち着きある作品。 | ||||
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実話がベースに感じるような仕上りだった。 読後の印象も記録映画を見たような感じです。 時間の流れが今と異なりゆったりし、芦屋の屋敷が持つ優雅さも、緻密に語られる描写方法も、消えてゆく思い出をかき集めた感じ。 | ||||
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