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ミーナの行進
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ミーナの行進の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全87件 21~40 2/5ページ
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ただただ懐かしい、そんな想いで読んでしまいました。 古き良き時代を丁寧に描き、それは挿絵の素晴らしさと引き立て合って、読み終わったときは終わったのが残念でした。 私は絵を描くので、イラスト画が特に気に入り、特に「天使は皆自分の裁縫箱を持っている」ってくだりは、一体どんな絵なんだろう、と思っていたら、うんと後のページで出てきました。 感動しました。 現実を忘れしばし空想の世界で遊ばせてくれる本でした。 | ||||
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評価は良でしたが、とても綺麗な状態で、すぐに送っていただけました。とても満足しています。ありがとうごさいました。 | ||||
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名著です。どこか懐かしく、どこか異様な世界ですが、しっかりした基盤の上にあります。 | ||||
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小川さんの小説が好きで全部読んでいますが、 中でもこのお話は大のお気に入りです。 いつかどこかで決定的な「喪失」が出てくるかもしれないと 最初は胸の片隅にハラハラを抱えながら読み進めました。 おばさんのお家に行っていじめられるのかもしれないとか、 この、ステキなおじさんは死んでしまうのかもしれないとか、 ミーナってすごくいじわるな子なのかもしれないとか…。 でも途中から「これは安心して読み進めていいお話だな」と感じて そこからは心配することなく、 胸をあたたかいもので満たしながら読みました。 決定的な「喪失」みたいな出来事はないのだけれど、 それぞれがちょっとずつ持っているちょっとした「欠落」のようなものが ちゃんとお話のベースにあって、 そのベースを踏まえてのあたたかさや希望が、 わたしをこのお話に魅了させて止まないのだと感じます。 特に、本の誤字を見つけるおばさんのエピソードが愛おしすぎます。 | ||||
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評価が高かったので期待して読みましたが、全然良さが分からず・・・途中から流し読みで最後まで頑張ったけど、どこが良いんだろうと思ってるうちに、終わってしまった。 | ||||
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何度も読み返したい本です 小川洋子さんの中では、明るいほうでは ないでしょうか?(笑) | ||||
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何の無理もない素直に読める。そして相変わらずあたたかく切ない。ポチ子の死、米田さんの死、ミーナのマッチ箱の最後の物語。さらっと平易に真理について触れているようにも思えた。コビトカバに乗った小学生の通学って発想も面白い。 | ||||
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1972年(昭和47年)、新幹線は新大阪から岡山まで伸び、ミュンヘンオリンピックでは男子バレーボールが金メダルを獲得した。この小説はその年に親元を離れて一年間、伯母の神戸の超お金持ちのお屋敷で過ごした中学1年生の少女、朋子の物語である。 小川洋子と言えば映画にもなった「博士の愛した数式」が有名だが、この『ミーナの行進』もそれに劣らない素敵な物語である。作品中には「フレッシー」という清涼飲料水が登場する。そう、朋子が一年間居候するお屋敷の主は、フレッシーの製造で財を成したということになってるのである。オレは当然のように、子どもの頃によく飲んでいた「プラッシー」という米屋のオレンジジュースを思い出した。ちょっと酸味があって甘すぎず、かなりお気に入りだった。どきついオレンジ色をしたバヤリースオレンジの強烈な甘さが苦手だったオレは、色も薄い黄色で甘さ控えめのプラッシーを好んでいたのである。作品中に登場するきわめて重要なアイテムであるこのフレッシーをオレは自分がよく飲んでいたあのプラッシーに置き換えて読んだのである。 「博士の愛した数式」同様にこの「ミーナの行進」も淡々とした日常を丁寧に描き出す。「博士」にあたるのが、朋子の一つ年下でありお屋敷のお嬢さんである「ミーナ」だ。病弱なミーナは巧みな想像力でマッチ箱の挿絵の物語を紡ぎ出す。シーソー象の物語、タツノオトシゴの物語、流れ星の物語。わずか一年間の芦屋での生活は朋子にとっては宝物のように貴重な日々となった。時は流れても、思い出はそのままに色あせた写真と共にある。 いつでもそれを思い出すだけで幸福になれる、そんな宝物のような時間を所有できることは人にとってもっとも大切なことかも知れない。 「博士の愛した数式」を読み終えた後ですぐにもう一度最初から読みたくなったように、オレはこの「ミーナの行進」もたちまち二度目の読みに突入した。映画を二回見ると一度目には気づかなかった伏線がいくつも理解できるように、小説も二度読むと作者の丁寧な描写に改めて感嘆させられる。そしてこの作品の魅力は最後まで一気に読ませるその展開の巧みさもさることながら、食欲をそそるいろんな食べ物の描写に尽きるのである。六甲山ホテルのディナーからお弁当のおかずに至るまで説明は細部にわたる。料理を作る人の気遣いがそのはしばしに感じられるのである。 そんなに気に入れば当然映画化を期待したくなるところだが、現実世界を見渡したとき、ヒロインのミーナのように魅力的な少女がいったいこの世のどこにいるだろうか。このお屋敷の住人のように誇り高く上品な人たちがどこにいるだろうか。オレはそんな意地悪なことを思ってしまうのである。かつて確かに存在し、今はもうそこにはない失われたものへの哀惜、それが作品中の重要なテーマである。つまりこれは喪失の物語なのだ。誰もが心の中にそうした宝物を持っているからこそ、この作品は心に強く訴えるのである。 | ||||
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この本には、恋愛も駆け引きもドロドロしたものが何ひとつ出てこない。 少女の視線からとらえた風変わりな人物や日常が細やかに描き出されている。 小川洋子はそういう書き手なんだとつくづく感心させられました。 | ||||
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それぞれの登場人物に気品があり個性的であるけれど、 今いる家族に思いやり深い人達のお話です。 小学六年生のミーナが、カバの背に乗り学校まで行進する姿が印象的です。 自分を大事にし回りの人を大切にする姿が好印象です。 か弱い少女も、時とともに独り立ちし成長するものなんですね。 | ||||
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二人の少女が過ごした1年間の至福の時間、読み進み、のこり少なくなってきたら読み終えるのが勿体ないような、そんな気がして余韻を楽しみながら少しづつ読む! そんな物語だった。また、舞台となっている「芦屋」に多少とも土地勘のあるボクにとっては面白さが倍増!カバに乗っての通学がなんとも小川さんらしい奇抜なアイデアも楽しませてくれた。またまた小川洋子の美しい世界の浸ることができました。次はなにを読もうかな・・・ | ||||
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終始、なんだか切ない気持ちを胸に読みました。 形あるものはいつかは無くなってしまうんだろうなぁ、という考えが なぜだか頭にこびり付く物語。 それは、そこにあった空気だったり、人との関係だったり、生命だったり、 いつかはどこかへいってしまう。 それに加え、病気がちな美少女ミーナの存在が物語の儚さに輪をかける。 現実なような夢の中のような・・・不思議な話。 明るくて前向きな話が好きなので、私には少々センシティブ過ぎでした。 もっと違ったタイミングで読んでいたら感じ方も違ったのかもしれませんが・・・ | ||||
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街の小さな本屋で目について、パラパラ見ると芦屋付近の良く知っている地名が出ている。これは買いだな、しかし受賞作だからamazon usedで安く出ているはず、と思い帰宅して注文したが200円位しか安くならなかった。こういう読後置いておく本は少しでも安ければいいといえばいいのだが。 小川洋子の本にはファンタジーがある。難しいことが書いていない。金光教の良さを教えてもらった。平凡な顔立ちだが優しそうで可愛い。だからファンなのだ。 この本はよく考えりゃぁ読売新聞に連載していた。私は新聞は2,3分しか読まないから何か書いてるなぁ〜、とは思っていた。今回読んでみていいものを書いていたんだぁ〜、と認識を新たにした次第。途中まで読んで、病弱なミーナが死んじゃうのかと思っていたら、ハッピーエンドだった。彼女の本は読後感がいいのだ。やっぱりファンなのだ。 | ||||
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帯もついていてよかったです。上質な物語なので、表紙もきれいで うれしかったです。 | ||||
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ほのぼの、心を豊かに深くしてくれるとても良い本です。 いついつまでも、側に置いておきたい本です。 | ||||
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おとぎ話のように物語は始まりますが、このまま幸せが続くのだろうか、それともひょっとして何か悲劇が起こるのでは、と胸騒ぎを抱えながら読み進みました。悲劇はたしかにありました。でも、悲劇も不幸もすべてつつんでしまう優しさと強さのある物語でした。 | ||||
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家の事情で裕福な親戚の家で預かられることになった中学生. 1歳下の従姉妹ミーナとカバのポチ子を始めとする,少し風変わりな一家での1年をの物語. 大金持ち一家の日常の,しかしどこか不思議な非日常感の描き方が巧みである. 小説のフィクションとしては,それほど大きなイベントが起きるわけでもなければ, とんでもない秘密がかくされているわけでもないが, それらの出来事に対する多感な少女の細やかな心の動きが繊細なタッチで描かれている. 大人になったら気にとめないような些細な日常への純粋さ,必死さに, 大人になって何か忘れ物をしてきたような読後感を与えてくれる. | ||||
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話題になった『博士の愛した数式』より良かった。 バスの中で読みながら泣いた。 でも、ミーナのその後はわからない方が、神秘的なミーナ像を壊さずにすんでよかったような気がするのだが、いかがなもんだろうか。 | ||||
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映画3丁目の夕日のような暖かい気持ちになれる作品。 上品で、暖かい、上流階級の登場人物。 自分も子供のころに戻って、憧れていた家庭にお邪魔しているような やさしい気持ちになれました。 「博士の愛した数式」が好きな人にはお勧めだと思います。 優しい気持ちいなれたので 星四つ(I like it) | ||||
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この作者の作品に共通しているのかもしれませんが、読後にじんわりする物語です。 | ||||
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