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時空旅行者の砂時計
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時空旅行者の砂時計の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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本格とタイムパラドックスを組み合わせた禁じ手だが、この種のハイブリッドは先年の屍人莊から解禁になったようだ。作中でも明言されているようにフェアな語り口で、整理もされていて、読みやすい。だが、読ませるという迫力に徹底的に欠ける。何しろ殺人鬼が殺しまくる中、災害のタイムリミットが迫ってくる。はらはらドキドキが極まるダイハード感が自然に湧き起こるはずなのに、妙に平穏なのだ。最後の犯人当てもこの人だろうと思った人で終わった。非凡な設定なのに極めて凡庸な出来に終わった残念な作品だ。 | ||||
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スマホを見てたら、この本 | ||||
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始めは横溝正史の金田一耕助シリーズの様なおどろおどろしい怪奇ミステリーの味わいでスタート。別荘で繰 り広げられる連続猟奇殺人事件である。主人公は2018年の現在から1960年にタイムトラベルした雑誌ライター で、何故彼が主人公になったのかの理由や、タイムマシンである砂時計のメカニズム、マイスター・ホラーの謎・・・等々SFというよりファンタジーに近いという印象。 ところが、物語がスタートすると俄然本格ミステリー色の濃いものになる。一行進めば登場人物を確認した り、また一行読んでは家系図や別荘の見取り図を参考にしたりで、なかなか前進できない。これも本格推理の楽 しさなのかもしれない。と同時にファンタジーからダイナミックにSFっぽくなる。例えばタイムトラベル上の各 種規制をくぐり抜けながらも密室殺人(或いは不可能犯罪)が成立する。ミステリーファンやSFファンの問題解 決欲求をいやが上にも刺激する。 241ページ。必要な全ての条件が整った上で、読者への挑戦状が提示される。読者はSF的シチュエーションを 理解しながら推理しなければならない。 SF/タイムパラドックス+本格ミステリーの醍醐味を十分に堪能できる作品です。 | ||||
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独自タイムトラベルのルールを読者が学習しなければならないのがちょっと面倒。 しかし、未来のタイムマシン人工知能さんと、別のタイムマシンに一体化してしまった天才理系悪女さんが、過去の世界で、善玉悪玉の人間を操って、または、善玉悪玉の人間に協力して、華麗なる対決を繰り広げるという趣向はベリ面白かった。 ミステリの内容は盛り沢山。 何より素晴らしいのは、後味のよいこと。この素晴らしい結末は、過去の名作タイムトラベル小説のルールを破っているが・・後味よければ、すべてよし。 | ||||
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本格ミステリ好きにはおすすめ。最近の鮎川賞はどれも個性的だ。 タイムトラベル設定に慣れるまですこし戸惑ったが、特に後半は一気読みだった。 クローズド・サークル、館、読者への挑戦までもが出てくるので、本格ミステリにどっぷりと浸かれて満足度が高い。特に読者への挑戦で個人的に盛り上がってしまった。 SF設定が物語やトリックにがっつり絡んでいるのも新感覚でいい。次回作にも期待。 | ||||
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