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罪の轍
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罪の轍の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全114件 21~40 2/6ページ
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普通の本の3冊分のボリューム。それでも、最初から最後まで、まったく飽きさせない。読めば読むほど次が気になって止まらない。最後の100ページは一気読みでした。 | ||||
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昭和が舞台となり、犯罪者、刑事の視点が丁寧に描かれており、グイッと引き込む。 | ||||
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前半は進行が遅くてまどろこしいが、読み進むと共にスピード間が加速。明確な動機が不明な分を差し引いても良質と言えるエンタテインメント。 | ||||
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読みやすい文体で物語に引き込まれて厚い本なのにあっという間にイッキ読みしてしまった。 おすすめの本です。 | ||||
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戦後の時代背景の細かさや綿密な物語の進行は、実話を元にしたのではないかと思わせるほどで、まるでその情景が浮かぶようだった。 そしてそれぞれの登場人物の目線から展開を加速させ引き込んでいくのは、さすが奥田英朗だなと思う。ただ、本作は、重たい哀しさを読者にずっしりと残してくれる。これは読者に渡されたバトンなのだろうと思う。 | ||||
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内容、文章を期待すると軽くて浅い。 それでも、現代作家が好きな方なら十分楽しく読めるのでは。 かといって、読んだからとて何か残るわけではない。 文章がそもそも下手で、時々それが理由で興醒める。 人物の掘り下げが足らないのではなかろうか、と。 細かい描写が生きていない。 が、今の作家は全般的にレベルが下がっているので、その中では良い方か。 登場人物のキャラがそれぞれたっている。 その一人一人でお話がかけそうで、 シリーズ化をしていただきたい。 それだけ、読んでいると興味を惹かれるし、好きになる。 | ||||
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「最悪」で彼に魅せられ何冊も読みましたが久しぶりのミステリー、ドキドキするほど面白かったです。 続けて彼の作品をアマゾンで買って読んでいます、裏切らない作家です。 | ||||
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この作家が、これほど面白い作品を書くとは・・。 | ||||
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話に救いが無くて辛かった。 | ||||
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昭和38年に起きた「吉展ちゃん誘拐事件」のモデル作品。 犯人設定異なるものの迫力満点な作品だった。 なぜ犯人を北海道礼文島出身の空き巣泥棒にしたのか。 それはそれで面白いなだがある程度は実話に忠実でもよかったのでは。 一般文学通算2663作品目の感想。2022/07/12 17:50 | ||||
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ミステリーかと思いきや、犯罪者の犯罪に至るまでの人生を描いている。主人公視点になると、とても救いがない。人の一生を左右するのは、やはり幼児期ではないか。親ガチャではないが、金持ちではなくても、愛情深い親に恵まれたら、その時点で人の一生は恵み多きものになるだろう。犯罪からは遠い世界で生きていける。 最近、いわゆる赤ちゃんポストに預けられた男の子が、高校生に成長した姿をうつしたドキュメンタリーをみた。親から捨てられるというこれ以上ない悲劇。しかし、しっかり育ったその姿に驚いた。やはり、その傍らには彼の人生にしっかりと向き合ってきた愛情深い養父、養母がいた。 しかし、小説の主人公は、ひどい養父によって信じられないような害を受け、心身を壊されてしまう。それが犯罪の背景にあるのは間違いない。この世に生を受けて、まだ自立する前に非道な人間に出会うか、素晴らしい人格者に出会うか。それで人生が決まる。それは本人が介入できず、ガチャに表現されるように、まさしく運としかいえないのがつらい。 | ||||
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幼児期の虐待、生い立ち、生活環境が犯罪者を作る大きな要因となる ことは、もはや、社会全体の問題として認知されていると思う。 そのテーマ性を主題に、東京オリンピック前後の昭和を舞台に、知能障害 のある青年が誘拐殺人を犯し、警察と対峙する様子が描かれている。 なかなか自供しない犯人をどのように落とすのか? その刑事魂と 昭和という時代での警察捜査、証拠固め、物証の困難さ、さらに、 それぞれの人物の動きに、ラストまでグイグイと引っ張られた。 大変面白かったが、読了後は、しばし考えてしまった。 犯罪者を作るのは、誰なのか? 社会が生み出す不公平とその不条理、それが犯罪の種と成りえる が、どうする事も出来ないジレンマとやるせなさ!! エンターテインメントの枠を超えた傑作だと思う。 | ||||
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実際の幼児誘拐事件を題材にした犯罪小説。 しかし、基本的には作者によるフィクションだろう。 しかし、犯人や刑事の心理描写や取り調べなど、 圧倒的な臨場感で描かれる物語に、 読む手を止めることができなくなってしまった。 非常に素晴らしい、犯罪小説である。 | ||||
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北海道が冒頭の舞台となり、情景が浮かんでくるような描写のため、ストーリーに入りやすかったです。 少しずつ展開されていく印象を最初持ちましたが、それが必要なことだとだんだんと気づいていきました。この犯人と思しき人物がどうなっていくのか、ページを捲る手が止まりませんでした。 読み終わったときに、エピローグがほしいと思うほど、もう少し読んでいたい気持ちになりました。面白かったです。 | ||||
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本書はミステリ(謎解き)ではなく、犯罪者の心の内を描き出したノワールといえるだろう。『オリンピックの身代金』とおなじ昭和の東京オリンピック前夜の日本を舞台に、実際の有名な幼児誘拐殺人事件をモデルとした誘拐事件の捜査と犯人の心情が描き出される。 精神に疾患を抱える犯罪者の起こした事件の捜査という点で、高村薫の『マークスの山』を思い出した。『マークスの山』もミステリというよりはノワールで、その後も高村薫は『照柿』や『太陽を曳く馬』で、合理的に解決できない犯罪者の心の闇と雲をつかむような取り調べの様を描き出したが、扱われている事件の性質も相まって、息苦しいまでのやりきれなさは本作と共通している。 奥田英朗の『オリンピックの身代金』が、現代の目から見れば華やかで希望に満ちた高度経済成長期、恩恵に与れずに苦しい生活を送る市井の人々を光と闇の対比でドラマティックに描き出したのに対し、本書はむしろ冷静な筆致で当時の人々の生活に寄り添って描きだす。私生活を犠牲にする刑事(いまもそうか)、裏社会を生きるやくざ、貧しいが気概ある生をおくる山谷の人々、楽しそうな左翼(本作で一番楽しそう)。何より主人公の悲惨な生。同時代に書かれたルポルタージュを読んでいるような錯覚を覚えるほどのリアリティを味わわせてくれる点に、本書の一番の価値がある。 | ||||
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始めから終わりまで、飽きることなくグイグイ引っ張られます だれか、映画化してください! | ||||
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心に響く作品でした。 | ||||
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犯人や経緯がわかりそうで、微妙にわからない部分がある...とう状態が続き、続きが気になって587ページあっという間でした。 | ||||
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昭和38年に起きた吉展ちゃん事件をモチーフとした作品。 600p近くのボリュームだが、読み始めたら早かった。 子供が殺される事件のやるせなさ。 しかし、この作品では犯人もまた継父に当たり屋をやらされていたという、 これもやるせない出自があった設定。 構成が ・宇野視点 ・刑事の落合視点 ・山谷の旅館の娘、ミキ子視点 が交差しながら進み、飽きさせられなかった。 中でも落合視点が良かった。 刑事たちが街に散っていくシーンとかかっこよくて、映像でも見てみたい。 いつか映画化されないだろうか。 | ||||
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オリンピックの身代金には及ばないけど楽しく読めた。 あちらの作品と比べながら当時の東京像ができてくる。 長過ぎるという意見もわかるけど、休日に1日かけて読もうと読み始めたので長く楽しめてよかった。 何か問題があるとすれば、帯の煽りかな。 ぽろっと結末を暗示する煽りが多いから読まないようにしていて、終わってから読んだけどやり過ぎだと思った。 | ||||
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