■スポンサードリンク
カリ・モーラ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
カリ・モーラの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.78pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
トマスハリスというと、あの世紀の駄作=「ハンニバルライジング」がすぐ頭に 浮かぶ。およそ小説の体をなしていない作品で、文章はスカスカ、ダラダラとし たストーリーがひたすらつまらなく続く小説(もどき)だった。 日本語訳が出版されてすぐに読み、目を通すとすぐに捨てた。お金と自分のキ ャリアを交換した小説家は哀れだ。 さてこんな小説家がトマスハリスだが、「ハンニバルライジング」以外はとても 優れた小説だと思う。ハリスはそれだけ優れた作家だが、どうにもひどい作品を 上梓した。つらつらとハリスについて書いたが、そもそもは、残酷きわまりない ストーリーと情景描写に長けた小説家であったと思う。 あれから13年。また懲りもせずに、お金欲しさにこの小説(まがい)を上梓した のかどうか。こんな下世話な興味で本屋で本作品を見つけ、逡巡した後に購入し た。 最初の部分はスピード感がある。次に何が起きるのか、ついページをめくって しまう、エッジの効いたストーリー展開となっている。ただこの最初の部分から は「サイコスリラー」の香りはほとんどない。精々が「ノワール(もどき)」の小説で しかないだろう。怪物的人間を描こうとして、見事に失敗。何も怖くないし、お ぞましさに震えが来る訳でもない。 何とか印象深く描写しようとしてか、死体処理の方法を描くが、所詮ハリスが 思いついた突飛な方法を提示するだけに終わっている。趣味の悪いこの方法は、 その映像が、「ゴーストバスターズ」に40年も前に「コミカル映画の演出」として演 出されている。ハリスはよほどこのアイデアが嬉しかったのか後半部分にも出て くるが、二番煎じはもういい。 主人公がいくつかの危機を切り抜けるシーンも、ハリスの筆はさして冴えない。 もともの重厚な文章を得意とするハリスには、このようなアクションシーンは不 得手なのだろう。 主人公に味方する者が必ず助けてくれる。最初の100ページほどで「随分と安っ ぽい物語」と感じた。良き頃のウィンズロウ、「犬の力」三部作に遠く及ばない三流 ノワールとしか言いようがない。 冒頭のモンスターのような南米麻薬カルテルの人物描写も、まるでなっていな い。深みのある描写もなく、かなりステレオタイプの「悪役」を設定したのだろう。 主人公の過去も、ただ簡単にコロンビアの反政府左翼ゲリラに拉致された過去を 持つとある。南米の混迷した政治状況も描いておらず、実に底が浅い。このレベ ルのことならばネットで調べた方がまし。 会話文と適当な情景描写のみで、物語は盛り上がりも何にも無く、ただ淡々と 続く。 脇役と登場人物もひどい。麻薬組織の人間としてありえないほど饒舌で、読者 向けの状況説明を長々としてくれる。 舞台となるのはマイアミのみという安直さ。ハリスは(おそらく)南米には一切 行っていない。時折スペイン語の会話を交える、それのみ。 この陳腐なストーリーと愚かなギャング達の掛け合い万才は読むのも嫌だった。 だらだらとした緊張感のない薄っぺらい物語がひたすら続く。ただ冗漫な文章。 このまま後半に続く。よく読むと銃撃シーン(車を使用)もでたらめで、運転手の 行動が一切描写されない。凶悪そのものの登場人物も、銃で撃たれているのに、 一言「息を吹きかえした」とさ。 何日も人間の腎臓を「氷水」で保存したらしい。臓器売買のことはほとんど出て こない。ハリスにはそもそもの医学的知識もないのだろう。 まず間違いなくこの小説(もどき)は、ハリスの経歴にまたもや汚点を残す愚作 だろう。ハンニバルライジングと双璧をなすつまらなさ。 最後の最後まで登場人物に感情移入するのは不可能。人物設定も情景描写もひ どい。おまけにストーリーはでたらめ。 よくこれで作品といえるもんだ。 全くお勧めできない。本屋で躊躇いながら購入し、読んですぐに捨てた。 帯の惹句、「『ハンニバル』よりも異常な猟奇殺人者」は全くの的外れです。 読みたかったら、図書館で借りて読んで下さい。 お金はいいから時間を返して欲しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公に魅力がないというか描写不足で顔が見えて来ず、悪役はキャラが薄っぺらい。展開が単調すぎて最後まで読むのが辛かった。。。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
非常に良いとなっていたが、折れ曲がりがあり、がっかりした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
新聞の新刊広告を見てすぐに本屋に買いに行きました。 普段はネットで購入するのですが、トマス・ハリスの新刊、謳い文句に期待出来る!とすぐに手にとって読みたかったからです。 しかし……他の方も書いてありましたが、読めど進めど一向に面白くならない。 字が大きくて薄いから半日もあればすぐに読めそうな量なのに進まない……。 仕事の休み時間潰しに読んでるのに時間が潰れない。少し読んだら眠くなるから逆に寝ちゃう……。 外国の小説は読みなれているから、登場人物の名前も読んでいけば覚えるのに誰が誰が頭に入ってこないし、誰にも魅力を感じない。 頑張って頑張って最後まで読みきりましたが、腹立たしさしか残りませんでした。 宣伝文句と全然違うやんか!!! ぜんっぜん面白くない。 帯や新聞の文句は信用したらいけないと改めて思いました。 やっぱり「羊達の沈黙」がピークでしたね。これは何回も読みましたし、また読みたくなります。手元にあるのはこれと「レッドドラゴン」だけです。 それ以降のレクター博士モノはそれなりに楽しめましたが、ライジングは映画の脚本みたいだなあ、と思い読み返すこともなく売りました。期間が空いたのでその感覚を忘れていましたが、それよりひどくなってました。 余談ですが、職場で普段はあまり本は読まないけど、期間限定の長時間のバス通勤中に寝るために適当に本を買ったがそれが村上春樹で面白くて眠れない、と言う人がいたので 「これならすぐに眠れますよ」と差し上げました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
帯に騙された。 13年ぶりの新作とあって、自分には珍しくジャケ買い。 物語が始まると、全身無毛の敵役、人体液化装置、過去のある絶世の美女、麻薬王の大邸宅、エイリアン等の怪物、と舞台設定・道具立ては十分。 が、そこまで。 各章は短く、人物像は薄っぺらく、舞台もせせこましく、映像コンテを活字で読まされているよう・・・。 帯にもある、肝心のVSはナンチャッテ・・・。 なるほど、作者の名声の割には書評を見かけない訳だ。 取材を重ね、設定に凝ったのかもしれないが、肝心のドラマに力が入らなかったのか。 映像化されれば、脚本や演出次第で盛り上がるかもしれないが、 年を重ねると、ここまで才能が枯れるのかという意味では、恐るべき一冊。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
良く分から無い本 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
裏表紙の解説にある「極彩色の恐怖と波乱の展開に震える傑作サイコ・スリラー」 では全くない。 また、帯にある「ハンニバルよりも異常な猟奇殺人者」は登場しないし、米新聞の 書評は、ホントにこういうふうに評されていたの?と疑ってしまう。 「金庫を開ける」、「主人公がラスボスの拘束から逃れる」、「主人公がラスボス と闘って倒す」といった重要な場面があっさりと書き流されている一方で、悪人達 のドタバタ劇が延々と続く。重点の置き方が逆ではないだろうか。 せっかく魅力的な(と言うか、美人で、かつ、高い戦闘能力を持つ)主人公を設定 したのに、全然活かされていない。 ヒドイ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とてもトマスハリスの作とは思えない。 ハンニバルライジングもガッカリさせられたがその比ではない。年齢的にも次作はないので終了。羊たちの沈黙を読み返して口直ししよう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
13年ぶりとのことで期待を込めて読了しましたが 残念ながら駄作です。 僕は「レッドドラゴン」「ブラックマンデー」「羊たちの沈黙」 「ハンニバル」「ハンニバルライジング」の順で読んできました。 まだ猟奇殺人・快楽殺人という言葉がポピュラーでなかった頃に 読んだ「レッドドラゴン」の衝撃。 テロという言葉が皆無だった頃に読んだ「ブラックマンデー」の 恐ろしさ。 それらのテーマに厚みを持たせる心理描写や人間ドラマが 本当に秀逸でした。 ところが「羊たちの沈黙」のヒット以降は映画の脚本のような 作品ばかりでもどかしい思いをしていました。 今回13年ぶりということで期待しましたが短い場面転換に薄い心理描写。 またまた脚本路線です。 映画化狙いのお金目当てと思われても仕方がないですよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
新潮文庫の車内吊り広告を見て購入し、その後アマゾンでの低評価を知りました。 誰それさんの文字の大きさ云々はさておき、一読して共感しました。 『ブラックサンデー』、『羊たちの沈黙』の作者が十数年ぶりに新作を発表したとなれば、期待感のハードルも自然と上がります。 ですが、80を目前に新たな挑戦をしたのか、あるいは老境に差し掛かったのか、これまでの筆勢は感じられません。 先月、同文庫からG・グリシャムの新作『危険な弁護士』が出たけど、やはり彼にもかつての『ペリカン文書』や『依頼人』のような勢いは感じられなかった。 どんな作家にもピークがあるようです… これからこの作品を手にしようとしている人たちは、期待を持ったらきっと失望するでしょう。 それからこの作品は決してサイコ・スリラーではなく、「かつての麻薬王が残したお宝を巡る争奪戦に、カリ・モーラという女主人公を絡めたサスペンスもの」です。 高見さんの翻訳は読み進め易いけど、金庫を破るシーンも、サイコパスとの決着シーンもいともあっさりで、おススメ度は甘めに付けて☆2つです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
トマス・ハリスの凄さは、博覧強記に裏付けられた舞台設定と人物描写、 そして不気味な状況でも洗練さを失わない文体だと思っていたが、これは まるで別人が書いたよう。 多分、これから面白くなるんだろうと願いつつ読んだものの、期待は むなしく、最後はあきれつつ何とか読了した。 登場人物は魅力に欠け印象に残らず、散漫で中途半端な物語展開。 帯に書いてある有名各紙の賛辞は本当なのだろうかと真剣に思えてしまう。 十三年の間、一体、ハリスに何が起こったのか、その推理の方が面白いのでは。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「羊たちの沈黙」「ハンニバル」の面白さは全くありません。 おおよそ400ページ、読み進めるのが、ただただ苦痛でした。 過度に期待してる方は、私のようにバカをみますよ(笑 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
トマス・ハリスはどうしてしまったのか?なぜ人の作風の真似をするのだろう?読まなかったことにしたいくらいだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とてもT.ハリスが書いたと思え無い 帯書きに騙された 持戒の為に帯は持って置く | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!