ハンニバル



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初公開日(参考)2000年04月
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長編小説

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ハンニバル〈上〉 (新潮文庫)

2000年04月12日 ハンニバル〈上〉 (新潮文庫)

あの血みどろの逃亡劇から7年―。FBI特別捜査官となったクラリスは、麻薬組織との銃撃戦をめぐって司法省やマスコミから糾弾され、窮地に立たされる。そこに届いた藤色の封筒。しなやかな手書きの文字は、追伸にこう記していた。「いまも羊たちの悲鳴が聞こえるかどうか、それを教えたまえ」…。だが、欧州で安穏な生活を送るこの差出人には、仮借なき復讐の策謀が迫っていた。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

ハンニバルの総合評価:8.02/10点レビュー 55件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

映画とは別物と考えて読むと理解がしやすいかも

DVDは何度も観ています。
繰り返し観るのは舞台であるフィレンツェが美しいのと、レクター博士が私の好みだということです。
主役のクラリスはやはりジョディフォースターが適役だと思いますし、「ハンニバル」のクラリスは演技もイマイチです。
特に走るシーンは酷いものです。
それでも何回も観たくなるのは、映画としてよくできていますし、レクター博士と対抗するメイスンヴァージャーが良い味だしているから。

本に戻りますと、書物ならどれだけでもサディスティックなものが書けますが、映画となると難しいのでしょう。
トマスハリスの原作はこうだったのか・・・と。
映画を先に観るか、本を先に読むか。これは常に考えることですが、「ハンニバル」に関しては別物と捉えた方がよさそうです。



ももか
3UKDKR1P
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.54:
(2pt)

不満と違和感しかない

変態が集まってる作品という感じです。

かなり真剣に読みましたが、ラストが本当に気に食わない。
クラリスの純粋な自由意思を、レクターはセラピーという皮を被った催眠誘導と薬で捻じ曲げたじゃん、やめろよ、と不満しかありません。

レクターってもっと紳士で、クラリスを尊重してくれている人物だと思ってました。
これじゃあ変態のおっさんが無理矢理催眠やら薬やらでクラリスを自分のものにしただけのストーリーです。

これならまだ映画版の方が納得できました。ジョディ・フォスターやジュリアン・ムーアがこの原作のラストに反対したという話もすごく頷けます。あのお二人はパーソナリティや他の出演作品からも、この原作のラストに甘んじるタイプの女性ではないだろうなと思うからです。そこがすごく心強いなあとさえ感じます。ガラスの天井を破るのはこういうタイプの女性たちなのでしょう。

もっと高潔で、地道で、孤高で、強くて。例え社会(FBIという腐敗した組織)から追いやられても、友人を大事にして、庶民的で、車が好きで、平和を愛することを忘れないクラリスでいてほしかったです。

色々調べましたが、本国のファンの間でもかなり賛否が分かれているそうです。
作者は一体どの層の要望を反映したのでしょうか。
ハンニバル〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ハンニバル〈下〉 (新潮文庫)より
4102167048
No.53:
(4pt)

娘が読んでます

娘は読書が寒く好きなので、気に入ってます。
ハンニバル〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ハンニバル〈上〉 (新潮文庫)より
410216703X
No.52:
(3pt)

読み物としては面白いが…。

読み物としてはよくできている。しかし羊たちの沈黙とハンニバルはシリアルキラー及びサイコパスに関して現実とはほど遠いイメージを作った張本人だと思う。まずサイコパス=殺人鬼ではない。あとハンニバル・レクターは美的感覚が高すぎる。本物のサイコパスは美醜に関して興味がないと言ってもよい。彼らがチャーミングになるのはターゲット、つまり彼らの欲求を満たしてくれる人々、を魅了するときだけだ。たとえばテッド・バンディは被害者を誘拐する際、とても魅力的になれた。本物の殺人鬼とは怪物には見えないのだ。
ハンニバル〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ハンニバル〈上〉 (新潮文庫)より
410216703X
No.51:
(1pt)

配送形態に問題あり

新品本が封筒で届く時に、文庫本のカバーが破れたり、雑誌の角が折れたりして、とても新品本とは言えないレベルの状態で届きます。
前回も同じことがありました。
何とかなりませんか。

今回、同時に別便で届いた本は箱入りでラップも巻かれていたので、きれいな状態で届きました。(新品を買いました)
ハンニバル〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ハンニバル〈下〉 (新潮文庫)より
4102167048
No.50:
(3pt)

問題は中途半端さ

賛否両論あって当然の作品、だが、賛否両論を巻き起こせることをまず評価しなければならない。
個人的には、映画は、大衆向け、経費、時間制限などがあるだろう中で、よくまとまっており、ひとつの完結をみていることで、私は好きである。
原作である小説の方であるが、
(以降 ネタバレを含む
 かなり明確なので知りたくない方は読まないで)
 

私的には、やはり、二人の関係がああなって終わってしまったことが何か残念に感じた。
まず、クラリスとレクター博士の
この世であの二人だけが築いたのではないかとすら思えた特別だった関係が、結局のところ肉欲を含む一般的な恋人関係になってしまったこと、、、、
そして、そこで話が終わってしまっているところに
これまでとの違和感が拭えないのである。

多くの読者がよく書いているのは、
クラリスの変貌へのショックや
その後を想像した際、二人ラブラブのままでと言う応援や、最終的には、レクター博士がクラリスを食べるのではないか と言う恐れである。
また、小説の最後を読む限り、作者すらも、クラリスとレクター博士のカップルを恐れ、これ以上は近づかないと言う内容で締めくくられている。
また、読者の中には、何故クラリスとレクター博士が惹かれあったのかを分析し、互いのコンプレックスを埋め合い、癒し合ったと説いている方もいるが、私はそれには賛同したい。
以上を踏まえて、自分なりにクラリスとレクター博士のその後を考えてみる。

読者も驚いたように、クラリスは自分の肉体をレクター博士のマザーコンプレックスを満たすために与えました。つまり性的行為を自ら許可したのです。彼女から誘ったとさえ、言えるかもしれません。そして多分、自らの心を満たすためにもレクター博士を彼女も欲し、やはり、愛したのだと思います。レクター博士もまた、彼女を愛している。だが、二人はまともじゃ無い。
その二人がいきつくところまでいく究極の愛は、おそらく、レクター博士のシスターコンプレックスを癒すために、クラリスは自らを食べさせる のだと思います。そして多分、彼はそれを受け入れる。
彼女が自分を愛しているから、そうしてくれていると分かっているから。そして、彼が彼女を愛しているから。
それをもって、彼が妹を食べてしまったことが
妹を愛しているからだと
いい訳が成り立つから。

レクター博士は、かつて自分の妹を殺し食べた人の皮を被った外道を憎み、そして、妹を食べさせられた自分をも自ら化け物にしている。
なぜなら、自分を許すことができないから。
妹も、自分を許さないだろうと恐れているから。
反面、おそらく彼は、食べて生き延びたことで
失った妹と共に生きている と
考えたいとも思っているのだろう。
だから彼は憎むべき外道を食し、好意を抱いたものを食べたいと思う。
いつか愛するクラリスが自ら
愛しているからあなたに食べてほしい
食べていいのよ と
言われたら
レクター博士にとってそれは
妹ミューシャが
お兄ちゃん私を食べて良かったのよ
愛してるから
という許しなのだ。
その時こそ彼は救われる。
そしてあの二人はとても頭がいいから、そして互いを理解し合っているから、どうすれば互いが真に救われるか見つけてしまうだろう。
彼は彼女を食べたい。
彼女は羊の鳴き声を止めたいのだ。

いつかクラリスは食べられてしまうでしょうが、襲われるわけではない。私がいきついた結末は、
そういうことです。
かなり老いたレクター博士が
とても幸せそうに心から美味しそうに
一人で 食事をしている晩餐シーン

全くもって異常な世界です。
でも、トマスハリスはそこまでちゃんと書くべきだったのです。中途半端な肉欲恋人状態で筆をおかず。あれでは本当に中途半端に性交で互いを満たし、中途半端に自らをいつわり、そして相手にも欺瞞を抱いている、まさに中途半端な愛と関係でした。あの二人 の関係に愛を含んだのなら、そこもやはり、突き抜けて、飛び抜けて、我々を置き去りにしてほしかったのに。

全くの自己満足ですが、上記の方が、
あの二人 の結末 として、納得できませんか?
ハンニバル〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ハンニバル〈下〉 (新潮文庫)より
4102167048



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