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兄の殺人者



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【この小説が収録されている参考書籍】
兄の殺人者 (現代教養文庫―ミステリ・ボックス)
兄の殺人者

兄の殺人者の評価: 4.20/5点 レビュー 10件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.20pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

処女作としては評価できるが・・

D・M・ディヴァインの処女作である『兄の殺人者=My Brother's Killer』(1961)を読んでみた。
 本書は、有名なクライム・クラブの版元であるコリンズ社が、大学の先生を対象とした探偵小説コンクールに著者が投稿した作品であり、その審査員であったアガサ・クリスティーが「最後まで読んで楽しめた、極めて面白い犯罪小説」と称賛した作品だったが、D・M・ディヴァインは、大学の事務職員であったため賞を受けることができなかった。
 評者の正直な感想を言わせてもらえば、アガサ・クリスティーが、この『兄の殺人者』を、称賛したのは、他の作品のレベルが酷かったからではないかと思ったのです。 
 本作品では、犯人探しをしてゆくのが被害者の弟であるから、プロの探偵や刑事が犯人探しで登場する事件ではないが、登場する一人一人のキャラクターを、筆者ならではの精緻な描写力で書き上げていることから、この作品を上質なものと捉えたアガサ・クリスティーが他の作品と比較して評価したのだと想像してしまったのです。
 確かに処女作として読めば秀作であろうが、この手の本の読み巧者なら読み始めてすぐ犯人像も観えくるだろうし、プロットにも新鮮さを感じない。
 評者が期待したほど楽しませてくれる作品ではなかったのが残念であつた。
兄の殺人者 (現代教養文庫―ミステリ・ボックス)Amazon書評・レビュー:兄の殺人者 (現代教養文庫―ミステリ・ボックス)より
4390130412
No.1:
(3pt)

処女作としては評価できるが・・・

D・M・ディヴァインの処女作である『兄の殺人者=My Brother's Killer』(1961)を読んでみた。
 本書は、有名なクライム・クラブの版元であるコリンズ社が、大学の先生を対象とした探偵小説コンクールに著者が投稿した作品であり、その審査員であったアガサ・クリスティーが「最後まで読んで楽しめた、極めて面白い犯罪小説」と称賛した作品だったが、D・M・ディヴァインは、大学の事務職員であったため賞を受けることができなかった。
 評者の正直な感想を言わせてもらえば、アガサ・クリスティーが、この『兄の殺人者』を、称賛したのは、他の作品のレベルが酷かったからではないかと思ったのです。 
 本作品では、犯人探しをしてゆくのが被害者の弟であるから、プロの探偵や刑事が犯人探しで登場する事件ではないが、登場する一人一人のキャラクターを、筆者ならではの精緻な描写力で書き上げていることから、この作品を上質なものと捉えたアガサ・クリスティーが他の作品と比較して評価したのだと想像してしまったのです。
 確かに処女作として読めば秀作であろうが、この手の本の読み巧者なら読み始めてすぐ犯人像も観えくるだろうし、プロットにも新鮮さを感じない。
 評者が期待したほど楽しませてくれる作品ではなかったのが残念であつた。
兄の殺人者 (現代教養文庫―ミステリ・ボックス)Amazon書評・レビュー:兄の殺人者 (現代教養文庫―ミステリ・ボックス)より
4390130412

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