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巨神降臨
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巨神降臨の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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展開はスピーディだし、わかり易い描写。面白いんですけどね。SFの三部作はどうしても途中でだれる。もっとシャープな展開にして知的好奇心をくすぐられるような流れを期待したい。主人公のひとりが言語学者設定な事を、もう少し活かして欲しいと思うのは欲張りすぎでしょうか。 トータルでは最後まで面白く読ませて頂きました。 | ||||
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正直、TVアニメ版のグレンダイザー程度だなと感じました。これで終わって良いのか…と。一応完結しているようですが、第二部までは面白かったのに、と思うと…残念でした。 | ||||
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前二作に比べて、いろいろと背景が明らかになっていき面白いですが、巨神は前作ほどストーリーに噛んできません。というか、SFでもなくなっていきます。映画にしたとき、この第三部をどう扱うかで、面白さが変わっていくように思います。 | ||||
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フランクリン博士は何だかんだですごいことやってる。 親子げんかも面白いが、アメリカとロシアの搭乗員二人がどうなったのか不明だ。 やっぱりもっていくのはミスター・バーンズだね。 まあ、ミスター・バーンズのおかげで世界は元に戻ったみたいだし、 彼らが地球に居ればこの先も何とかなりそうな気がする。 | ||||
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一作目の巨神計画を読んでいる時のようなワクワク感は無かった。だが巨神の母星の描写は濃く深い。この手の作品にありがちな尻すぼみ感を上手く逃れている。この作品を読んで著者はリーダビリティ重視の単純な面白SFを書きたいわけでは無いというのが分かった。 一つ不満なのは三期6冊で発売されたけど量的には三期3冊でおさまったはず。『巨神降臨』発売前のセールで前二作を買った人が羨ましい。 | ||||
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この三部作は短文を連ねてストーリが展開される珍しい手法で面白かった。 転送された先でどういう生活が待っているのかと思ったら、 異星人の政治、統治システムが異質っぽく描かれていて9年間放置された理由も納得。 何とか地球に戻ってきたらとんでもない状態だし、どうなる/するのかと思えば 多勢に無勢で貴重な人材だから簡単に殺されしないだろうがどうなるのだろう。 下巻が楽しみ。 | ||||
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“ONLY HUMAN”という原題を見た時、悪い予感がしていたのです。巨大ロボットものの最終巻なのに! 若干の危惧をいだきながら6冊目の最終巻を読み始めました。 ストーリーテリングは上手いのでどんどん読み進みます。 テーミスと主人公たちは上巻で地球に帰ってきましたが、下巻でも時制は行ったり来たり、異星での9年間と地球に帰ってきてからの事件が共に語られます。二つの社会の混乱。次第に高まっていく危機的状況。 物語は予想外の方向へ進んでいきます。異星では究極の民主主義社会の筈なのに拡大するテロと革命の予感、謀略と権力闘争?一方、異星人を追い払った筈の地球でも、侵略に対する恐怖から差別と対立が拡大しています。 そんな二つの惑星を舞台に延々と語られる父親と娘の対立と和解の物語。 そういえば「巨神計画」の解説に、本シリーズは、作者が息子のために作っていたおもちゃのロボットのためのバックグラウンド・ストーリーから発展したって書かれていたっけ。 作者が発想の元とした日本のロボットアニメも、長い歴史の中では、異星の革命話や親子、兄弟、姉妹の相克など様々な物語が描かれていましたが、それを現代的に、また英米風に(オタク成分を薄めて)語り直したらこういう物語になるということでしょうか? 処女作にしては良くできているし労作だとは思うけれど、読みたかったのはこういう話ではなかった感が強い。 巨神をタイトルにしたシリーズではありますが、結局、主役は人間だったということでしょうか。 エックト社会の倫理を無理やり悪用して、一時的な地球社会の安定を得ようとするローズ・フランクリン博士の現実主義的な解決策も、やむを得ないとはいえ違和感を覚えます。二つの星の交流が進めばすぐに真実が明らかにされるだろうに。オップト・エナタストも、それでいいんかい? 最終巻はちょっとがっかりだったけど、2年間楽しませてもらったので、評価は4にしておきます。 | ||||
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待ちに待ったシリーズの完結編。上巻を読み終えて思うのは、前巻の解説に書かれていた“予想や期待の斜め上をすっ飛ばす展開”。そうか、こういうことだったのか。と納得。さすがにプロはうまいことを言う。 安心してください。ストーリーは進みます。大きな謎に回答が与えられ、下巻のシリーズのクライマックスに向けて状況は動き続けます。しかし、こう来たか。この調子では、クライマックスは前巻までの展開とは大きく変わってきそうな感じです。間違っても大決戦にはなりそうにない。 あらすじの範囲で上巻のストーリーをばらすと、前巻の最後でいきなり宇宙に飛ばされたテーミスと主人公たちは巨神たちの故郷に飛ばされていました。侵略者とテーミスがいなくなった地球では、テーミスが倒した巨神をアメリカが独占して修復し、その力で世界を支配しようとしています。そんな時、9年の空白を経てテーミスと主人公たちがエストニアに出現します。ロシアは、アメリカの巨神に対抗するためにテーミスと主人公達を仲間にしようとします。 上巻の半分は巨神の故郷の話です。6千年前に地球を訪れ、3千年前に去っていった彼ら。そして、9年前、地球に大災厄をもたらした彼らは一体何者なのか?その答えが語られます。残りの半分は、ロシアと、主人公たちの話です。 言語を理解することによって意思の疎通はできるようになりますが、文化の違いは違和感を残し続けます。相互理解の困難さと共感の可否は、種族、人種、国籍、男女差ひいては個人毎にまったく異なるということでしょうか。 評者は本シリーズが映画化に向いているなどとはとても思えないのですが、一点だけその可能性を否定できないのは本シリーズの構成がハリウッドの大作特撮映画に酷似していることです。それは、全地球規模の危機的な状況の中で重視される家族関係です。日本の特撮ではあまり描かれることがありませんが、ハリウッドのマストアイテム。 本巻では、エヴァとクーチャーの親子関係が巨神の対決よりもよほど重視されています。巨神の地球侵略は家族の物語の背景に過ぎないようだと言ったら言い過ぎでしょうか?まるで、トム・クルーズの宇宙戦争みたい。 前巻の解説にあった“作者の素直でない性格と言うか、ストーリーテリングの巧みさ”が言葉どおりならば、下巻ではどんな着地点を見せてくれるのでしょうか。 | ||||
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