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(短編集)
虚構推理短編集 岩永琴子の出現
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虚構推理短編集 岩永琴子の出現の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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見た目は可憐な少女でありながら、その裏に、異形の化け物たちから頼られる不穏な空気を秘めた岩永琴子(いわなが ことこ)。読むほどに、この小悪魔のような女性の魅力に惹かれ、目が離せなくなっていってます。 本書には、「ヌシの大蛇は聞いていた」「うなぎ屋の幸運日」「電撃のピノッキオ、あるいは星に願いを」「ギロチン三四郎」「幻の自販機」の五篇を収録しています。 このなかでは、岩永琴子が仕掛けた罠にハマった▼▼の動き、そのヴィジュアル感が印象に残る第三話「電撃のピノッキオ、あるいは星に願いを」、江戸川乱歩の名品「押絵と旅する男」の雰囲気に相通ずる列車内の描写にうっとりしてしまった第四話「ギロチン三四郎(さんしろう)」の二篇が良かったです。 | ||||
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良かった。 | ||||
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前作鋼人七瀬はファンタジーとミステリが見事に融合した傑作でしたが、本作の短編についてはそれらが分離してしまっているような気がしてなりません。 ヌシ、うなぎ屋、キノッピオの短編については超常存在との関わりがほぼ全てでミステリ要素が感じられず、ギロチンの話は逆にギロチンの付喪神が依頼者であるものの謎の解決に一切寄与していないため、ほぼファンタジー要素なしのミステリになっています。 ただ、うどん自販機の話は非常に秀逸で、「異空間に迷い込んだため通常到達できない距離を移動し、アリバイが成立してしまった」というファンタジーを、ミステリの虚構でうまく解決していてとても面白かったです。 | ||||
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楽しかったです。 | ||||
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幽霊が見えるというよくあるネタを面白そうだなと思わせて来るだけで昨今の出版状況では凄いと思う。 内容としては所々単調な流れがあるものの、そこは二人の登場人物の掛け合いでクスリと笑え、最後まで楽しむことが出来た。 | ||||
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マンガ化してから過去に出版された小説を読んだのですが、本当に面白い。嘘をついて解説する妖怪珍道中なんて面白すぎる。続編も楽しみです! | ||||
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漫画原作者としての方が有名になってしまった城平京。ですが、この作家さんは間違いなく、現代のミステリ作家の中でも天才の一人です。 真実を突き止める探偵ではなく、虚構の嘘を真実のように見せることで真実(現実)を変化させてしまう、というギミックは本作でも健在。城平京がつく、真っ赤な嘘は、どうしてこうも美しいのでしょうか。 どの短編も一筋縄ではいかないどんでん返しと、魅力的な会話・キャラクターが満載でした。 著者は『スパイラル』『絶園のテンペスト』と二作もアニメ化されていますが、本作も同様にアニメ化されることを祈ります。 そしてシリーズ続編を待ち望みます! | ||||
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