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だから殺せなかった



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【この小説が収録されている参考書籍】
だから殺せなかった
だから殺せなかった (創元推理文庫)

だから殺せなかったの評価: 4.13/5点 レビュー 24件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.12pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全24件 1~20 1/2ページ
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No.24:
(5pt)

新進気鋭の作家さん

新進気鋭の作家さんで筆力も有りとても面白かったです
だから殺せなかったAmazon書評・レビュー:だから殺せなかったより
4488027873
No.23:
(5pt)

良い

デビュー作とは思えない!
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No.22:
(5pt)

映像化!

ある有料化チャンネルで無料の1話を観て、面白そうなので購入。
まだ、読んでいませんが、面白そうな展開に期待しています。
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No.21:
(4pt)

細かいところはスルーして、ミステリーの構成を楽しむ

読みやすいのですが、細かいところが不自然に感じられて、ヒューマンドラマとしてはあまり没入できませんでした。
その一方で、ミステリーとしての作り込みは楽しむことができました。鮎川哲也賞の受賞にも納得しました。

また、ミステリー部分には直接影響がなくても、新聞記事が一面か三面か、二段か六段か、などをイメージできるほうが面白く読めると思うので、新聞紙がどんなものだったか忘れそうな人は、覚えているうちに読んでおくほうが良いと思います。
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No.20:
(2pt)

大手新聞社の内情

特ダネを拾うためには多少の人倫にもとる行為にも社会正義を言い訳に目をつぶる、そんな裏側がよく伝わってきました。反面、対話相手のシリアルキラーにはほとんどリアリティが感じられなかったです。
謎解きも動機も、そうなの?という他の主要登場人物と読者の当惑を残したまま主人公だけ悦にいって去っていったという読後感です。
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No.19:
(4pt)

昭和の「社会派推理小説」が蘇った想い

松本清張、三好徹、高木彬光、森村誠一といった面々が「推理小説のかたちでトリックを仕掛けて犯人探しをしながら社会正義を説く」作風で次々と小説(光文社のカッパノベルスが多かったです)を発表していた昭和時代を思い出しました。

安全圏に身を置きながら間接的な正義をはくマスメディアのありようと歪んだ正義感に侵食されてしまった犯人、ネット社会の不特定多数の匿名発言からあえて切り離したオールドメディアとしての新聞、希望に満ちた少年の未来など重厚な社会派小説に大満足、と思いきや驚愕のラストが待っていました。

社会正義を説きながら個人の醜い過去が独白により暴き出されるというラストまでイッキ読みでした。
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No.18:
(5pt)

新聞記者のお仕事小説としても楽しめます

作者は元新聞記者だったそうですが、「あー、いかにも新聞記者が書きそうな文章だわー」とメタ的にも楽しめます。たぶんそれも作者の狙ったところなのかな??作者と主人公の名前が同じということはそういうことなんじゃないかと。
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No.17:
(5pt)

面白い

ちょっと長い、冗長かなと思った部分にも伏線があり、大変楽しめた。
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No.16:
(2pt)

うわべだけの重苦しさに入り込めず

※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります

主人公の新聞記者と著者の名前が同じなことに,最後までその意図を掴みきれず,
彼の名前が出てくるたびに,著者の存在が浮かび,物語や人物に入っていけません.

この記者と犯人の新聞紙上での対論も,今さらという主張が繰り返される挙げ句,
通り一辺倒で薄っぺらく,ネット上の見苦しい言い争いを見させられている気分で,
熱量が込められているはずの双方の言い分は,目が滑り,ほとんど響いてはきません.

終盤での様々なタネ明かしも,犯人の自分語りがダラダラと長く,緊張感に欠け,
その後に用意された,いわゆるどんでん返しも,予想通りの最低ラインでしかなく,
途中での誘導もいささか露骨で,うわべだけの重苦しさに消化不良の感が残りました.
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No.15:
(5pt)

お勧めできる上質な社会派ミステリ

第27回鮎川哲也賞の「屍人荘の殺人」は楽しんで読むことができたが、
栄冠を争ったという本書は全くタイプの違うミステリであったが
大変味わい深い良書であった。

過去の辛い十字架を背負う新聞記者が、連続殺人犯からの挑戦を受け
紙面上での攻防を軸に物語は進められていく。

銀行勤務経験がある池井戸氏の作品のように
作者も新聞社勤務があるかと思えるようなリアリティがあった。

読後にあらためてタイトルの重み、切なさを感じた。

鮎川賞はあの「慟哭」が受賞を逃したと知ってから各書読んでいるが
本格ミステリではないかもしれない本書を優秀賞として世に出していただき、
読むことが出来たことを出版社に感謝したい。

派手さはないがこのような作品こそドラマ化してほしいと思った。
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No.14:
(5pt)

心が痛い

物語の終盤で「だから殺せなかった」のか、とわかるのだが
わかってしまうとなお心が痛い。
圧巻の筆力でぐいぐいと物語の世界に引き込まれた。
本を閉じた時に、自分が息を詰めて読んでいたことに気が付く、そんな本だった。
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No.13:
(1pt)

期待ほどではありませんでした

何とか人間ドラマにしようとしていますが、無理があり過ぎます。感動しませんでした。
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No.12:
(3pt)

タイトルが秀逸

おもしろかったが、犯人の動機に納得がいかなかった。
ワクチンの意味を犯人がまちがえているのも気になる。(感染者の体内のウイルスを減らすのは坑ウイルス薬や人間の免疫であって、ワクチンではない気が)
以下、ネタバレを含む…

犯人がワクチンの言葉を誤用していては、生物学者の某教授を偽の犯人にしたてるのはそもそも無理があるだろう。あるいはこの誤用も、某教授が犯人ではないという伏線の一つだったのだろうか?
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No.11:
(4pt)

もっと新聞を精読しようと思った

第27回鮎川哲也賞優秀賞受賞作。劇場型犯罪といえば、利用するメディアはテレビが王道かと思いますが、本作は大手新聞社の紙面が舞台。連続殺人犯と新聞記者が紙上で公開討論を展開する。

報道の使命と営業上の戦略に揺れる新聞記者たちの葛藤と矜持が圧倒的なディテールで描かれ、ミステリーよりも人間ドラマを読んでいるよう。
連続殺人事件の真相はやや強引でご都合主義的な面もあるかと感じましたが、予想外の仕掛けもラストに用意され、やっぱり鮎川哲也賞らしいと最後に思わされました。
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No.10:
(4pt)

タイトルの「だから殺せなかった」の意味が判明したときは驚愕だった

序盤は太陽新聞の一本木記者の実体験を元にした、「シリーズ犯罪報道・家族」においてスクープをとるか、恋人をとるかで悩み苦しみ葛藤する話が描かれていた。

それを布石として、無差別殺人事件を繰り広げる「ワクチン」と名乗る人物から、一本木記者との公開討論を要求。そこから物語は一気に加速していく。

ワクチンと一本木の新聞でのやりとりが冗長ぎみだったように感じられたが、最終章の真実の章の二転三転する展開は圧巻で最後まで目が離せなかった。

タイトルの「だから殺せなかった」の意味が判明したときは驚愕だった。
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No.9:
(5pt)

正義と愛のなかで。

ネット社会になり新聞購読者は減りつつある。
新聞の製作工程や新聞社経営実情が克明に描かれている。
その新聞を作っている激務にある記者のきもちが伝わってくる。
ひとつには新聞のだいご味を力説している。
マスメディアを利用した劇場型犯罪がテーマ。
そのなかで現社会の問題に一石を投じている。
子どもの虐待。
親子の関係。
血縁。
罪と罰。
いわゆる性善説と性悪説。
新聞紙上での犯人との公開討論は倫理から哲学へと。
記者が知り得る情報、記者の行動と行為にびっくりする。
あくまでもフィクションのなか。
ラストに切り返しが待っている。
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No.8:
(2pt)

見事に騙されました

屍人荘と僅差だったってのは大ウソでしょう。

とにかく人間が描けていないのが致命的。
そのため物語に説得力が無い。
共感もできない。

とにかく熱を感じない作品で、序盤から終盤まで盛り上がりが全くなかった。
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No.7:
(5pt)

いやあ、面白かった!!!

基本的に『如何にもな謎解きもの』を好む私だが、この本は面白かった。

前半は、多少まどろっこしく感じてしまうが、それを過ぎると俄然面白くなってゆく。

後半の数ページの結末には思わず驚きの声が出てしまった。

ミステリー、人間ドラマな好きな人には是非読んで欲しい。
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No.6:
(5pt)

新聞を使った劇場型犯罪。

太陽と朝日の類似、文中にクォリティペーパーの表記があることから、太陽新聞のモデルは、朝日新聞と思われる。
連続殺人犯と新聞記者が、新聞紙上でやり取りする。この作品の面白さは、このアイディア、設定に尽きると思う。
新聞社内の描写も臨場感があり、業界用語の解説も興味深い。
同じ作者の別の作品も読んでみたい。
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No.5:
(3pt)

他の販促レビューに騙された。ただの凡作

表紙の色合いが気に入って購入。
著者のペンネームが主人公の名前に据えられているのにまず興醒める。
序盤80ページは退屈の極み。半分の量でいい。

いざ殺人犯と主人公のやりとりが始まっても、序盤は「説得力のない人間同士が言葉遊びでじゃれあってる」という感じ。
殺人犯をIQの高い人間に見せたいなら「人間はウイルスで自分はワクチン」などという痛い中学生のような比喩を繰り返させるべきではない。
ウイルスが自己複製できない生物と非生物の間の存在だとか、ワクチンは弱毒化した病原体であるとか、そんなことは全く関係ないようで、どうやら殺人犯はこの比喩を「ばい菌と消毒液」程度の恥ずかしいほど浅い意味で使っている。
そうやって読者には殺人犯は「賢く見られたいだけの凡人」に映っているのに、作中では「犯人は知能が高い」とか分析されているのは滑稽でしかない。
犯人の主張のうちで心に残ったのは「暴力を批判するには血みどろの暴力現場をリアルに描写しなければならない。新聞ジャーナリズムにはそれができない」ということくらい。

また大学3年生のはずの江原陽一郎は中学生のように脳内が幼い。本書p.40のような事実を突然知ったとして、20歳ともなればそれなりに受け止められるものじゃないの?筆者の都合だけで感情の動きが決められている登場人物にリアリティは感じない。

あと、主人公が真犯人を突き止めるための最大のポイントである「犯人の勘違い」の原因が全く語られてないのだが、本当にどういうつもりなのか。
事件解明の最重要のきっかけがよくわからない謎のままにするとは、どれだけ心の広い読者を想定しているんだ?

正直p.272までは「読み終わったら破ってゴミ箱に捨ててやろう」と思いながら読んでいたが、ちゃんと最後の秘密が残されていてホッとした。

まあでも今後は東京創元社の本は立ち読み以外で読むつもりはない。
☆5のレビューのいくつかは本書の帯の選考委員の書評に類似しており、サクラかと思われる。
まあ高評価しといて「重厚」とか「熱量がすごい」みたいな漠然とした言葉使ってるのは地雷なんだろうな。
本当に名作ならそんな適当な褒め文句使わないよね。
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