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だから殺せなかった
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だから殺せなかったの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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おもしろかったが、犯人の動機に納得がいかなかった。 ワクチンの意味を犯人がまちがえているのも気になる。(感染者の体内のウイルスを減らすのは坑ウイルス薬や人間の免疫であって、ワクチンではない気が) 以下、ネタバレを含む… 犯人がワクチンの言葉を誤用していては、生物学者の某教授を偽の犯人にしたてるのはそもそも無理があるだろう。あるいはこの誤用も、某教授が犯人ではないという伏線の一つだったのだろうか? | ||||
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表紙の色合いが気に入って購入。 著者のペンネームが主人公の名前に据えられているのにまず興醒める。 序盤80ページは退屈の極み。半分の量でいい。 いざ殺人犯と主人公のやりとりが始まっても、序盤は「説得力のない人間同士が言葉遊びでじゃれあってる」という感じ。 殺人犯をIQの高い人間に見せたいなら「人間はウイルスで自分はワクチン」などという痛い中学生のような比喩を繰り返させるべきではない。 ウイルスが自己複製できない生物と非生物の間の存在だとか、ワクチンは弱毒化した病原体であるとか、そんなことは全く関係ないようで、どうやら殺人犯はこの比喩を「ばい菌と消毒液」程度の恥ずかしいほど浅い意味で使っている。 そうやって読者には殺人犯は「賢く見られたいだけの凡人」に映っているのに、作中では「犯人は知能が高い」とか分析されているのは滑稽でしかない。 犯人の主張のうちで心に残ったのは「暴力を批判するには血みどろの暴力現場をリアルに描写しなければならない。新聞ジャーナリズムにはそれができない」ということくらい。 また大学3年生のはずの江原陽一郎は中学生のように脳内が幼い。本書p.40のような事実を突然知ったとして、20歳ともなればそれなりに受け止められるものじゃないの?筆者の都合だけで感情の動きが決められている登場人物にリアリティは感じない。 あと、主人公が真犯人を突き止めるための最大のポイントである「犯人の勘違い」の原因が全く語られてないのだが、本当にどういうつもりなのか。 事件解明の最重要のきっかけがよくわからない謎のままにするとは、どれだけ心の広い読者を想定しているんだ? 正直p.272までは「読み終わったら破ってゴミ箱に捨ててやろう」と思いながら読んでいたが、ちゃんと最後の秘密が残されていてホッとした。 まあでも今後は東京創元社の本は立ち読み以外で読むつもりはない。 ☆5のレビューのいくつかは本書の帯の選考委員の書評に類似しており、サクラかと思われる。 まあ高評価しといて「重厚」とか「熱量がすごい」みたいな漠然とした言葉使ってるのは地雷なんだろうな。 本当に名作ならそんな適当な褒め文句使わないよね。 | ||||
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